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私は猫だニョ 「おいしいコーヒーのいれ方」 狩野雅明 Up:2002.11.15 Fri |
勝利は自分が幻を見ているのではないかと思いました。 そんな様子の勝利を見るかれんはその瞳に涙を溜めています。 「な、なぁ、かれん。頭に付いているそれは何?」 かれんの頭の上でピコピコ動く『それ』を指差して言います。 しかし、かれんは何も応えません。 「俺には猫耳に見えるんだが…」 そのひと言でかれんの瞳の堤防が決壊してしまいました。 「ショ〜リィィィィ私ぃぃ猫になっちゃたぁぁぁ〜〜」 これは蝉時雨降りしきる盛夏のとある日のお話です。 私は猫だニョ (仮題) 「おいしいコーヒーのいれ方」より 「痩せ薬持ってませんかっ」 かれんは由里子に詰め寄ります。 「と、唐突ね…」 風見鶏の最も人目につかない席で由里子はかれんの『相談』を受けていました。 「由里子さぁぁぁ〜ん…」 かれんは『助けてドラ○もぉ〜ん』と吹き出しが入りそうな表情で由里子に縋ります。 「と…とりあえず落ち着いて、ね。詳しいことを教えてくれる?」 「実は…」 かれんの話しを総合するとこうなります。 ある日、勝利からプールへの誘いがありました。 新聞屋がプールの招待券を置いていったのだというのです。 そこで、勝利の部活の夏合宿が終わったら一緒に行こうと約束しました。 そんなこともあり、新しい水着を買ってきたのです。試着もせずに。しかも去年と同じサイズの物を。 試しにと自室で着替えてみると着られないのです。 ワンピースのウェストが通らないのです。 今更水着を取替えに行くのも恥ずかしく、またダイエットをしている時間もありません。 そうして、最後の頼みと由里子に泣きついてきたのでした。 「薬って…最近問題になったじゃない。それにあなた、十分細いわよ。ビキニでも問題ないでしょ」 「ビ…ビキニですか」 「そう、そう。勝利君も喜ぶわよ。しかもハイレグのなんてどう?」 由里子はクスクス笑いながら「こぉ〜んなの」と鋭角な二等辺三角形を手で描きます。 「え、遠慮します…それに、太っちゃったんですからなおさらですよぉ〜」 「そう?もったいない。それで勝利君との約束の日はいつ?」 「明日…です」 「明日か…」 「はい…」 『う〜ん』と由里子は考え込んでしまいました。 しばらくすると溜め息を吐いて「しょうがない」と呟きながらかれんに向き直ります。 「わかったわ。薬をあげる」 「ほんとうですかっありがとうございます!!」 「貿易商をやっている昔の知り合いがサンプルだって送ってくれたのがあるわ。それをあげる」 そう言うとトートバックの中をガサガサと探り始め、1本の小瓶を取り出しかれんに渡します。 「わ〜ありがとうございます」 「寝る前に飲んで翌朝に効果が出るって言っていたわ」 「分かりました。でも、何故こんな物を今持っているんですか?」 「ん〜本当はそれ、ヒロアキさんに飲ませようと思っていたのよ」 「え?マスターにですか?…でもマスターはそんな太っているように見えないけど…」 「そう見えるでしょ…」 ちらりとカウンターの方に目をやります。 マスターは澄ました顔で洗い物をしていますが耳ダンボです。 「かれんさん、耳貸して」 「実はこの前ね…」と耳打ちします。 その内容にかれんが驚きの反応をし、それにまた由里子が耳打ちをする。 そんなことを繰り返しながら風見鶏の時間は過ぎていきました。 「その結果がこれ、というわけか」 泣きじゃくるかれんを宥め透かしてようやく聞き出した事情に勝利は溜め息を吐きます。 「うん…朝起きたら…尻尾が生えてて、鏡を見たら耳が生えてて……」 「何?尻尾も生えているのか?」 「うん。ほら」 穿いているロングスカートの裾を膝丈まで持ち上げると猫の尻尾がピョコンと顔をだします。 「本物か…これ…」 勝利はスカートの裾をさらに上げようとしました。 「あっダメ!」 かれんは慌てて裾を押さえます。 「あ、ごめん…本当に生えているのか確かめたかっただけなんだ」 「で、でも…だめ!」 「なんでさ」 「だ…だって……穿いてないんだもん……」 「え?」 「だ、だからっ下、穿いてないの!!」 真っ赤な顔をしてかれんが叫びます。 「穿いてないないって……え、え、え、穿いてないの…下…」 うん、うんと首を縦に振ります。 「だって…尻尾が邪魔で…それに穴を空けるのも嫌だったし…本当はスカートも窮屈な感じがして…嫌なんだけど…ミニは…その…見えちゃうし…」 かれんはゴニョゴニョと言い訳をしていましたが、その時の勝利は『若い健康な男子』回路がオーバークロックで動作していて何も聞こえてはいませんでした。 「と、とりあえずさ、上がれよ。由里子さんに連絡して善後策を考えよう」 「…というわけです」 勝利からの連絡を受けてやってきた由里子に今までのことを説明しました。 「なるほどね…確かに見事な猫耳ね…神経も通っているみたいだし」 触ると反射的に猫耳が動きます。 「感心している場合ですか。何とかしてくださいよっ」 「私、このままなんですか?」 「あ〜はいはい。2人とも落ち着いて。ごめんなさいね。こんなことになるとは私も思わなかったのよ…ちょっと待ってね。今、元凶に問いただすから。勝利君、電話借りるわよ」 そう言うと由里子は受話器を取り上げます。 ちらりと時計の時間を確認すると「微妙な時間ね…繋がるかしら…」と呟きながらダイアルをプッシュします。 「…… Hello …… Yes This is Yuriko Speaking …… Yes yes …… I'm fine and you? …Oh take care… by the way please change your boss …thank you…」 そこまで話すと、由里子はかれんと勝利に向かってOKサインを出します。 「Hello… ええ、私。ちょっとあんた、何てものを送ってくるのよ!え?そう、この前私の所に送ってきたアレよ…その中であなたが痩せ薬だって言っていたアレ、飲んだら猫耳と尻尾が生えてきたわよ。どういうこと?…え?瓶のラベル?」 由里子はかれんから小瓶を受け取るとラベルに猫の絵が描いてあることを告げます。 「うん、うん、そうなの?…や、それは確かに彼が積極的になってくれないって愚痴ったけど…だからって…うん、で、いつまで続くの?…………そう、分かったわ…とりあえず切るけど、後でたっぷりと説明してもらうからね。覚悟してなさい。じゃ、また今度…」 由里子は通話を切ると勝利とかれんの期待と不安に満ちた視線に気づきます。 そんな2人に由里子は説明を始めます。 あの小瓶の液体は南米の秘境の地に住む民族の秘薬で『高貴なる獣を器に神の意志が宿る』という伝承を元に御神託を受ける巫女が身も心も獣に近づけることを目的として造られた薬だったのです。 効果は一昼夜。身体はこれ以上獣化することはないが言動が動物に近くなる。とのこと。 「とりあえず、明日になれば元に戻れるんだ…よかったな、かれん」 「うん。良かったにゃ」 かれんの言葉に勝利と由里子はかれんを凝視します。 「…にゃ?」 「え、え、何?私…にゃ〜何なのにゃ〜」 「言葉の獣化…なのか?」 「…そう…みたいね」 「ふにゃ〜ん」 『どうしよう』という顔のかれんの肩を由里子はポンと叩きます。 「これからもっと色々な現象が起こると思うけど、それは全部薬の所為よ。そして、それは明日になれば治るの。良い?もう腹を括って楽しんじゃいなさい」 その言葉にかれんは肯きます。 「それから、勝利君。かれんさんのこと頼むわね。今のかれんさんはあなただけが頼りなんだから」 「わかりました」 「それに…」と勝利の耳元に口を寄せます。 「猫耳のかれんさんて、『萌える』でしょ?」 「なっ…ゆ、由里子さん!」 「ふふふふ…じゃ、私は帰るわね。何かあったらまた連絡をちょうだい」 由里子を見送った2人は疲れきったように腰を下ろして深々と溜め息を吐きます。 「猫になる薬ね…これじゃあプールには行けないな」 「ごめんにゃさい…ショーリ…折角プール券貰ったのに…」 「ま、良いさ。俺はかれんと一緒にいたかっただけだから」 「ありがとうにゃ…」 「アイスコーヒーさ、冷やしてあるから淹れるよ。さっきのゴタゴタで喉乾いたろ?」 「うん……もらう…」 かれんは勝利の言葉に応えながらも頻りに下半身をモゾモゾさせています。 「かれん、どうした?」 「ん…尻尾がね…収まり悪くて…気持ち悪いの…」 「スカートに穴を空けて尻尾を出したらどうだ?」 「でも…」 「今度さ、バイト代が入ったら新しいのを買ってやるからさ」 「にゃ、でも…」 「いいから、いいから。たまには彼氏らしいことさせてくれよ」 「うん。わかったにゃ」 勝利はかれんにハサミを渡し、支度ができたら呼ぶように言ってキッチンに向かいました。 「さて、これからどうするか…だな…」 手馴れた手つきでアイスコーヒーを淹れながら勝利はこれからのことを考えます。 「猫だもんな…猫じゃらしでも買ってきて遊んでみるか?」 「あ、そういえばあの着ているサマーセーターは自分で染めたのかな?」 などと考えているとかれんが用意できたことを告げます。 「どう…かな…」 スカートの尾てい骨のあたりに入れられた切込みから飛び出した尻尾が足のまわりに巻き付いています。 かれんは不安色の瞳で勝利の反応を覗います。 「尻尾も耳と同じで、髪の毛のと同じ色なんだな…うん、良い感じだよ」 「ほんと?」 勝利は微笑みながらウンウンと頷きます。 それを見てほっとしたように尾が足から離れ緩やかなカーブをつけて垂れ下がりました。 「さ、座って。お茶にしよう」 「ね、ショーリ…もし、私がずっとこのままでも一緒にいてくれる?」 2杯目のアイスコーヒーを飲み終えたかれんが勝利に聞きます。 「明日には治るって、由里子さんが言ったろ」 「でも…でもね…」 勝利はかれんの前にひざまずきゆっくりと上体を前に傾け、お互いの息が届きそうなほどの距離まで顔を近づけます。 由里子さんが言ったように、かれんが今頼れるのは自分しかいない。そして、こうして頼ってくれる。そのことが勝利には誇らしく思え、そしてかれんに対する愛しさを深めます。 勝利は瞼を閉じることなく、じっとかれんの瞳を覗き、言いました。 「俺は、絶対に、かれんを、捨てない。絶対にだ。例え、どんな姿になっても、一生、俺は、かれんと、一緒にいる。約束する」 ひと言、ひと言かみ締めるように、幼子に言葉を教えるように勝利はかれんに言いました。 そして、ゆっくりといち度だけ瞬きをしてかれんの応えを待ちました。 「ありがとう」 そう言うとかれんはゆっくりと瞼と閉じ、力が抜けたかのように身体を傾けお互いの鼻を、そして頬を撫でるように摩り付けます。 柔らかな頬の感触と、ほのかなコロンの甘い香り。 勝利の腕が自然にかれんを抱き寄せ、身体の全てでかれんを包みます。 静かに、沁みこむように。こんなに彼女を感じたのはいつ以来だろう。 優しく髪を梳く勝利の愛撫にかれんはゴロゴロと喉を鳴らすかのように勝利に擦り寄り、尾は秒針のように静かに床を連打していました。 時を刻む音さえ無粋な柔らかな時間が流れます。 そう、『時計がカチリと鳴った』とはかれんが後に語った言葉です。 かれんはゆらりと勝利から身体を離すとじっと勝利を見つめます。 「ねぇ…ショーリ…私のこと、好き?」 「好きだよ」 「本当に?」 「本当に」 「じゃぁ…私とこんなこと、したい?」 かれんは勝利の手を取り、自分の胸に当てます。 ゴム茉莉のような、それでいてまったく違う甘美な感触に勝利はギョッとします。 「か…かれん?」 「なぁ〜に…ショーリ…」 その時、勝利はかれんの声が妙に艶っぽいことや何時も以上に瞳が潤んでいることに気づきます。 20年近く健全な男の子をしてきた勝利です。この状態が何を意味しているのか直感的に理解します。 「え、えっと…なんだ、その…」 「私みたいな年増じゃ…ダメ?やっぱり星野さんみたいな若い娘の方が良い?」 「そ、そんなことないぞ!俺はかれんの方が良いぞっ」 「うれしい…ショーリ…大好きっ」 かれんは勝利に覆い被さり押し倒すと、馬乗りになります。 かれんは「うふふふふ…」と妖しい笑みを浮かべ、尾は直立しユラユラと揺れてきます。 普段とかけ離れた言動をする彼女を上に見ながら勝利はどうしたら良いのか分からず何もできません。 「ねぇ…この部屋、暑いね」 「そ、そうか?」 「うん。服、脱いじゃおっと」 そう言うと着ていたサマーセーターを脱いでしまいます。 「かれん!?」 成熟した女の実りを包むレースの布地を目にして勝利は声を裏返します。 「さ、ショーリも…ね☆」 かれんの指が勝利のシャツのボタンをひとつふたつと外していきます。 しかし、勝利はその手を掴み、言いました。 「かれん。そこまでだ」 「どうして?」 勝利は窓の方に指を向けると… 「宇宙人が見てる!」 と叫びます。 叫んだものの『我ながら馬鹿なことを…』と勝利は思います。 「え、ウソ?どこ?どこどこ?」 しかし、かれんは勝利の言葉につられて窓の当たりをキョロキョロと見まわします。 かれんの単純さに勝利は心のなかでコケてしまいましたが身体の拘束が緩くなったのを見逃さず馬乗りの状態から抜け出します。 「あ、ショーリ、騙したのねっ」 「しょうがないだろっ」 「うぅぅ…ショーリ、本当は私のことなんかキライなんだ…」 かれんは俯いて肩を振るわせてしまいます。 「あ、いや、そんなことないってば…俺はかれんのこと好きだよ」 勝利はかれんに近づいてそう言います。 「本当に?」 「ホント、ホント」 「じゃ…」 「じゃ?」 「さっきの続きをしましょっ」 かれんは勝利に飛びつこうとしますが寸前のところでかわされてしまいます。 「ちっ」 「『ちっ』って…お前、ウソ泣きかよっ」 「ダメよ…逃げちゃ…おとなしくつかまりなさ〜いっ」 「それは嫌だっ」 「大丈夫っ痛いのは最初だけだからぁ〜」 なんともお約束な台詞を吐きながら2人の追いかけっこが始まります。 『猫だ…あの時のかれんの目は獲物を追いかける猫の目だった』とは後に勝利が語った言葉です。 かれんは尻尾をユラユラと揺らしながら飛びかかったり走り寄ったり勝利を捕まえようとします。 勝利はそれを避け、かわし、自分の貞操を守るべく奮闘します。 勝利とてかれんとあ〜んなことやこ〜んなことをすることを望んでいないと言ったら閻魔様に舌を抜かれることが確定です。 しかし、しかしっこんな状態でヤってしまう…いやヤられてしまってはことは男の沽券に関わると勝利も必死に逃げるのです。 一進一退の攻防戦は千日戦争へ突入かと思われたその時、勝利の携帯の着信音が鳴ります。 勝利は舌打ちをしつつも携帯に出ました。もちろんかれんを牽制しながら。 「はい。和泉です」 『もしもし、勝利君?由里子です』 「なんですか?ちょっと今手が離せないんで、急ぎじゃなかったら後でお願いします」 『取り込み中にごめんなさい。あの薬のことなの』 「薬のことで何かわかったんですか」 『ええ。まずコーヒーとお酒は飲ませてはダメ。カフェインやアルコールが催淫作用を急加速させるから』 「それ、もっと早く教えてくださいよ…」 『飲ませちゃったの?』 「はい、コーヒーをっっと」 勝利は飛びかかってきたかれんを避けます。 『それで取り込み中?』 「ええ、貞操の危機ってやつです」 『あらあら、それは大変ね。それから薬の解毒方法が分かったわ』 「本当ですか!」 『ええ』 「それでっどうすれば…どわ!!」 由里子の携帯からは何か重量物が転がりぶつかる音とひどい雑音が聞こえました。 『もしもし?勝利君?勝利君、どうしたの?凄い音がしたけど?もしもし?もしも〜し』 勝利は由里子の問いかけに応えられませんでした。 何故なら、勝利の見せた一瞬の隙をついてかれんが飛びかかったのです。 さらに、不意を突かれた勝利はかれんの勢いを支えきれず2人とも壁に頭を打ち付け意識を飛ばしてしまったのでした。 「つつつ……おいっかれんっ大丈夫かっ」 先に気がついた勝利がかれんの身体を揺すります。 そして、見ました。 かれんの頭に乗っていた猫耳が消えていくのを。 その様をSF風に表現すると、猫耳を形成していた物質の分子間力が消滅し物質としての形を保てなくなり崩壊しいった、といった感じです。 気がついたかれんが身じろぎしたことで尻尾も無くなっていることにも気づきます。 「薬の効果が終わった…ってことか……?」 こうして、猫耳事件は幕を下ろしたのでした。 「ごめんなさいね。変な薬を飲ませちゃって」 猫耳事件の数日後、かれんと由里子は風見鶏にいました。 「ちょっと大変な目にあっちゃいましたね」 「勝利君は災難だったのかな?」 「さぁ?本人はどう思っているんでしょうね…それで結局、解毒方法はどんな方法ですか?」 「それはね、その人を満足させることなの」 「満足…ですか?」 「そう。あなたの耳が消えたのは勝利君とじゃれあってスキンシップがとれたからじゃないかしら?」 かれんは由里子の言葉にきょとんとしています。 「寂しかったんでしょ?勝利君とイチャつけなくて」 「そ、そんなこと…」 顔を赤らめながら手を振り由里子の指摘を否定しますが、今ひとつ説得力に欠けるのでした。 事実、勝利に優しくしてもらったのは久しぶりだったのですから。 猫耳が消えたことを告げられて嬉しかった反面、ちょっと残念でもありました。 「あの…由里子さん。ひとつ、お願いがあるんですが…」 「何かしら」 「あのですね…」 勝利は自分が幻を見ているのではないかと思いました。 そんな様子の勝利を見るかれんは照れくさそうです。 「な、なぁ、かれん。頭に付いているそれは何?」 かれんの頭の上でピコピコ動く『それ』を指差して言います。 しかし、かれんは何も応えません。 「俺には犬耳に見えるんだが…」 「ショーリ、私、犬になっちゃった☆」 <私は猫だニョ(仮題)終> *** あとがき *** ごめんなさい。これが今の精一杯です。 由里子から薬をもらってひと騒動といのは18禁用に用意していたネタだったりします。 「おいコー」で由里子はドラえもん的キャラとして使えるなかなか便利なキャラですね。 最後は犬かれんでオチをつけたんですが…「やっぱり、この後は雌犬調教っすか?」と思った方、います? いずれBパート(裏版)としてアップしたいなぁと思っているのでお楽しみに。 < 2002/11/14 初稿UP > |
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