ビートキッズ

川崎・チネチッタ4

今日は何にしようかなぁと思って調べてたら、「 オペレッタ狸御殿 」はどこでもすっかり終わってしまったようだ。残念。そんなわけで、終わる前 に気になっている「 ビートキッズ 」を。池袋と川崎でしかやってないので川崎。それに続けてレイトショー作品を 探すと・・・「 ミリオンダラー・ベイビー 」と行っておくか。

チネチッタ到着は開始30分前。今日はいつも以上にチケット売り場が混雑してい る。「 バットマン 」のせいか?

既に開場中。入る時にもぎりのところで紙袋を渡している。私ももらえた。なん だろうと思って席についてからみてみると、 Bioreさらさらパウダーシート でした。なんで今日はこれを渡しているのだろう?

後でテレビみていて気づきました。カンノ君役の相武紗希がBioreのCMをやって るのね。でも、それだけで入場者に配っちゃうの?

「ビートキッズ」。岸和田出身でだんじりの太鼓のリズムが体に染みついている エイジ。そんな彼を見込んで吹奏楽部の部長ナナオは大太鼓にスカウトする。し かし、ナナオは留学のためにアメリカへ行くことになり、エイジは彼女の紹介で ビートキッズというバンドのドラマーになる。

高校生が部活にかける青春映画、かと思っていると途中からはバンドにかける青 春映画になります。主人公はエイジなのですが、前半はどちらかというとナナオ が主人公。ナナオなしではエイジはうまれないのでそれはそれで必要なのですが、 前半と後半はまったく違う話かと思うくらい。まあ、それも青春ですか。

原作は二冊でてるのか。もしかして、ふたつの話をひとつに押し込めた?

予告では高校生がバンドを作る話かと思っていたので「 青春デンデケデケデケ 」みたいなのを想像していたのですが、そういう話とはちょっと違った。途中、 「 ドラムライン 」みたいな展開もあり。ギターではなくドラムが主人公というのもちょっと珍しい。

キャストは実際のバンド「 Hungry Days 」のメンバーということで演奏に吹替えはなし。他の面子も一応本人が演奏して いるように見えます。メンバーの好きなバンドが GOING STEADY ということで、なんとなくメロディラインにその影響が見えるような気がします。

本業ではないので演技の青さは置いておくとして、全体として十分楽しめました。

JBLのトレイラーが流れたのだけど、クレジットを見るとDTS STEREO。 ちゃんとDTS再生されてたのかな?ドルビーはトレイラーがでるけど、DTSのトレ イラーはあまり流してくれないのでよくわからない。

衣装デザインにKOSHINO JUNKOの名前。「学生服みたいな」のはいいとして、 バンドの衣装はまるで竹の子族。

ミリオンダラー・ベイビー
Million Dollar Baby

川崎・チネチッタ6

インターバルがあるので、Diceのあおい書店に行く。予定の一冊は購入。もう一 冊でているはずのものは見当たらないのでそれはまた今度。

「ミリオンダラー・ベイビー」。プロボクサーを目指すマギーは、プロとしてタ イトル戦に出ることを目指して名トレイナーであるフランキーのジムに入門する。 しかし、フランキーは女は指導しないといってつっぱねる。そんな時、彼が育てて 来たビッグ・ウィリーも彼のところを去ってしまう。落胆していた彼は、基本だ けという条件でマギーの指導を引き受けることにした。

クリント・イーストウッド監督で、今年のアカデミー4部門を受賞した話題作。 主演女優のヒラリー・スワンクは「 ボーイズ・ドント・クライ 」から二度目の受賞。

素人ボクサーと老いぼれトレイナーがタイトルマッチに挑戦するまでを描くサク セスストーリーではない。タイトル戦にでるまではあくまでも序章に過ぎない。 この映画が描きたかったのはその後から。

結末については賛否両論だと思う。それは当然。ジレンマってやつです。人とし てその行為は正しいのか、許されるのか。特にキリスト教の教えの中では重大な 問題となる。

私だったら、あの状況までなったら、希望をかなえてやることを考えるだろうけ ど、結局何もできないで終わってしまうだろう。

アカデミー賞は伊達じゃない。見て損はない作品。

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