乱歩地獄

渋谷・シネセゾン渋谷

本日は、珍しく午前中から動き出して、秩父宮ラグビー場まで行ってきました。 釜石シーウェイブス は残念ながら負けてしまいました。後半は持ち直したのですが、これで入替戦は もう無理ですね。

帰りは神宮外苑のあたりを歩いてみる。神宮球場の脇をかすめ、国立競技場をぐ るっと回って、大江戸線-銀座線という経路で渋谷にでる。歩けない距離じゃな いのだが・・・。

渋谷着。「 Live8 」のDVDを買うのが目的なので、お買物の方をメインにして、時間に余裕のある ところで「 乱歩地獄 」。もともと見たいと思っていたのと、意外と上映劇場がすくないので見れる時 に見ておかないの逃しそう。先にチケットを買っておくと17番。一時間半前とは 言え、まだ二週目だからもっと混んでるかと思ったのに。

終了時刻を考えながら、次の作品も考えておく。移動も考えると「 真夜中のピアニスト 」が無難かな。よし、 TOWER RECORDS に行った後に先にこっちもチケットを買っておこう。

そしたら、 アミューズCQN に行ってる時間がなくなった。急いでシネセゾンまでもどる。ちょうど隣の「 私の頭の中の消しゴム 」が始まる時間と同じらしく、エレベータが激混み。二回分送ってやっと乗る。

劇場についたらこちらもかなり混んでる。ついたらちょうど入場が始まったとこ ろで、番号どおりに入れました。最終的に120番ぐらいまで呼んでたかな。いい 席はほとんど埋まってしまいました。

「乱歩地獄」。江戸川乱歩の作品から、「火星の運河」「鏡地獄」「芋虫」「蟲」 の4編を映画化。エログロ怪奇の乱歩ワールドへようこそ。

「火星の運河」。気がつくと、周りを見渡しても何もない男は荒野にいた。歩いて いると沼があった。覗きこむと、以前の彼女との記憶がよみがえって来た。

冒頭から無音部分が続く、まるで実験映画のような超短篇。見ている方も息を飲 んでしまう緊張感。

「鏡地獄」。怪奇な変死事件が続いていた。共通していたのは、被害者が和鏡を 手にしていたこと。実はその鏡は「影取りの鏡」と呼ばれる特殊な鏡だった。 明智小五郎がこの事件の謎に迫る。

姑獲鳥の夏 」の実相寺昭雄が監督なので、昭和初期の怪しげな雰囲気が存分に伝わってきま す。難点は浅野忠信の明智小五郎が、私のイメージとはかけはなれているところ か。

「芋虫」。戦争で負傷し、両手両足を失って帰った来た夫を献身的に看病する妻。 芋虫のようにのたばるしかない彼を、彼女はとてもいとおしく思っていた。 しかし、母屋に住み込んでいる書生が彼女の秘密に気づいてしまう。

平井太郎という人物がでてきます。原作でもでてきましたっけ?「 パノラマ島奇譚 」につながる演出から始まります。

「蟲」。精神的要因に伴うと思われる疾患に悩まされる男。彼はある女優の運転 手をしており、彼女に想いをよせていた。彼女を自分のものにしたいと考えた彼 は、ある手段にでる。

4つの中では、一番浅野忠信のキャラを生かしていたと、私は思っています。 乱歩作品の幻想の部分を一手に引き受けた極彩色な画が印象的。

最近の乱歩作品はエロでも綺麗だったりするので、エログロさ加減でいうと、昔 の作品の方がインパクトがありますね。「 恐怖奇形人間 」とか。小学生くらいの時にTVで初めてみた「 黒蜥蜴 」はなんだか分からないが凄い衝撃だったのを覚えています。美輪明宏のやつ。

乱歩作品だけに、好嫌いは大きくでるでしょう。

真夜中のピアニスト
The Beat that My Heart Skipped
De Battre Mon Cœur S'est Arrêté

渋谷・アミューズCQN3

マクドナルド、book1st、パルコをかすめながら picasso347 ビルへ。

チケット購入。まだ14番でした。まもなく開場です。初めての「3」番劇場。ひ とつ下の階に降ります。

「2」で上映中の「 モンドヴィーノ 」が開場中。こちらはロビーで待つように言われる。まもなく開場したのだけど、 10番までの番号の人が半分くらいしかいなかった。そんなわけで、結構まともな 席をとれた。

ここの劇場は60席しかないのでスクリーンも小さい。で、例によってスクリーン の幅を外れて席が配置されている。台形のような形。スクリーンは「 仙台東宝2 」を思わせる大きさだ。かなり小さめ。台形の短い辺のほうにスクリーンがあるため。 「新宿東映3」がこのくらいだったかな。「新宿ピカデリー4」よりは大きいです。 ちゃんと座席後方に映写室があります。スクリーン意外の設備はまともなので、 劇場のサイズに対してサラウンドスピーカが結構大きい。

「真夜中のピアニスト」。不動産ブローカーをしているトムの母親は元ピアニス ト。彼もその才能を期待されていたが、母の死後は本格的には練習をせず、父親 と同じ世界の、この職業についた。ある日、母のエージェントをしていた恩師に 出会う。トムのためにオーディションをしてくれると言われ、彼は本気で練習を はじめた。しかし、父との関係は悪くなり、仕事でもミスをしてしまう。

何度か予告は見ていて気になっていた作品だったのですが、タイトルからうける イメージと内容があわないんですよね。私が「 真夏の夜のジャズ 」をイメージしてしまうからかもしれませんが、なんとなくジャズピアニストの ドキュメンタリーかハードボイルド香りを漂わせたイメージで。原題がフランス 語で、意味が分かんなかったのも余計にそうさせたのかも知れませんが。

そんなわけで、フランス語の原題の意味を調べてみたところ、 こちら によると、「心臓を打つのが止まる」ということになるのだそうです。 英語の雰囲気だと、「打たれなかった鼓動」ということになりますかね。 鼓動が抜け落ちてしまったと考えると「心にできた穴」みたいにも取れますし、 それとも、打つことができなかったということは、心臓を打つのも忘れるほ どの何かが起きたと考えるのか。いずれにせよ、父親との話になるのかな。

しかし、不動産ブローカーってそんなに儲かるものなんですかね?よく、ほかの 映画でも不動産やってたりしますよね。覚えてるところだと、「 ハリウッド的殺人事件 」でハリソン・フォードが副業にしていたり。この作品でもグランドピアノ置い て夜中に弾けるような家に住んでるわけで。

あんまり内容を知らずに、どちらかというと音楽ものということで見に行ったの ですが、思ったよりもいい作品でした。

マッド・フィンガーズ 」という作品のリメイクだったらしい。

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