@殺されるためだけに産まれてくる命を増やさないために、不妊・去勢手術をして下さい。手術により様々な病気や事故、ストレスを予防でき寿命も延びます。
A動物の健康管理に関する正しい知識を持ち、実践する。ワクチン、寄生虫予防、栄養バランスの良い食事、不妊・去勢手術などで、病気を予防しましょう。
B正しいしつけにより事故や問題行動を防止すると同時に、飼い主としてのマナーを守り動物嫌いの人を増やさない。無駄吠え、噛みつき、糞の放置、尿の臭いなどの問題は全て、飼い主のしつけとマナーの問題です。
C犬は必ず登録して首輪に鑑札・迷子札をつけ、戸外ではリードを外さない。狂犬病予防法により犬の登録・狂犬病予防接種は飼い主に義務づけられています。
D猫は室内で飼い、迷子札をつける。外での放し飼いは、交通事故・伝染病・虐待など猫にとって危険だらけ。糞尿問題など、他人の迷惑にもなります。
E野良猫にエサを与えるなら、その子の保護者である自覚をもつ。エサ場の清掃、糞尿の処理、不妊去勢手術による繁殖制限などは、保護者としての責任です。
F犬猫が行方不明になったら即日、保健所や警察など関係機関に届け出る。保健所に捕獲・収容された場合3日以内に飼い主が現れない場合は殺処分されます。
G飼い始めたからには、どんな理由があろうとも決して捨てない。家族の一員として迎え入れたら、その子が天寿を全うするまで終生、面倒をみてください。
H動物たちを虐待から守る。「動物の愛護及び管理に関する法律」により、動物虐待者、遺棄者には罰金・懲役刑が科せられます。それらを見かけたら警察に通報を。
I飼い始めるのなら、捨て犬・捨て猫の里親になり、ひとつでも多くの命を救って下さい。もしもこれから犬や猫と暮らし始めるのなら、行政(保健所など)や動物愛護団体などに収容されている犬猫の「新しい家族」になってください。
J捨て犬や捨て猫を見つけたら保護し、自分で飼えなければ里親を探す。その際、里親を装って犬猫を入手し、業者に売買する「里親詐欺」に注意し、厳正な審査や面接を行って、愛情と責任あふれる里親を探して下さい。
K日本の犬猫たちの置かれている現実や、小さな命を守るために必要な知識・情報・メッセージを周りの人たちに伝える。口コミ、パネル展、マスコミへの投書など、あなたにできる方法で、言葉を持たない動物の代弁をしてください。
※写真集「どうぶつたちへのレクイエム」
(児玉小枝著・日本出版社刊)巻末より一部抜粋