表1-1 CALS実施ガイド及びCALSシステム構築ガイドの位置付け
CALS実施ガイド CALSシステム構築ガイド
目的 プラント設備の計画, 調達, 設計, 製造, 運転, 保守の全ライフサイクルにわたる業務にCALSを適用する際の指針となるガイドの提供 CALSを適用し, 情報の電子化, 共有化を実現するシステムの構築に関し, 情報技術, インフラ, COTSを活用して, どのようにシステムを設計するかの指針となるガイドの提供
ガイドの対象者 主に, 業務へのCALS適用の推進に関わる全ての関係者 主に, CALSを適用するためのシステムを構築する立場の情報技術関係者及び要素技術としてのCOTS等の開発関係者
使用時期 主に, CALS適用の計画段階 主に, CALS適用の計画段階及びシステム設計の初期段階
記載内容 CALSというコンセプトの啓蒙の機能を持つこと, 及び, 製品の調達側, 供給側双方にとってCALSをメリット有らしめるものとするためには, 調達側, 供給側が何をなすべきかの指針となることという観点から, 以下を記載
  • CALSのビルディングブロックと適用の期待効果
  • CALSに関する情報資源
  • 情報共有化に関するガイド
  • 調達側に対するガイド
  • 供給側に対するガイド
  • 業務分析手法
  • 適用標準と参考規格
CALSを適用するためのシステムを構築する際に必要となる情報技術を適用した具体的な設計方法が理解できるよう, システム構築のための機能要件及び設計手法を記述するという観点から, 以下を記載
  • CALS適用のためのシステム要件, 機能要件
  • NCALS仕様, COTS等利用可能資源の活用法
  • アプリケーション設計法と連携法
  • デジタルデータ設計法
  • 分散ネットワーク環境の構築法
  • CALS構築に必要となる標準の適用法