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長門本山にて
懐かしい車内
雀田にて |
終点の先は周防灘 |
子持御前踏切より
かつてここに駅が有った
浜河内〜長門本山 |
最後の旧型国電 クモハ42001
小野田線 山口県 2003.2.13〜16
その@
・・・とうとうこの時がやってきてしまいました。
国内で最後まで現役で活躍を続けていた、JR西日本小野田線のクモハ42001が3月に引退する事が決定してしまいました。
長らく小野田線の支線である、雀田〜長門本山間の専用車として2両だけが在籍・活躍しておりましたが、
一昨年には部品供給目的の為、42006が除籍され、本当に最後まで残った1両なのです。
「チョコレート色」などと呼ばれる「ぶどう色2号」に塗装された車体はほぼ原型を保っています。
戦前、電車はこの色が標準でありました。戦後の80系から湘南色、70系から横須賀色(スカ色)と始まっていくのです。
私は飯田線の旧国を見て育ったものですから、彼らに対する思い入れは一番です。
最新の車両よりも、毎日見る1両ごと異なる個性的なオールドタイマー、板張りニス塗りの暖かい車内、それが私の原点です。
車両の説明は省略しますが、関西地区の電化により昭和8年から制作された43系列は、急行列車として活躍、
戦後は横須賀線、伊東線などで活躍後、身延線や飯田線、宇部・小野田線に分れて行きました。
1983年まで飯田線で活躍していた方の車両を当時の私は見ていた訳です。
飯田線に居た車両たちも既に引退から20年以上、まさかこの時代までこちらでは活躍しているとは思いませんでしたが、
それでもいつまででも活躍してくれているような気がしていました。小野田線を訪問したのは92年の冬以来となります。
車両の年齢はちょうど70年、今や現役のJR電車としては最古のものです。(これ以降、最古参は南武支線の予備の101系)
「省線、国電、ゲタ電」と呼ばれ親しまれた車両もこれで本当に最後を迎える事になりました。
私としても大変淋しい事ですが、昨今の鉄道の置かれている現状では維持する事自体が難しくなってきています。
さて私は今回、小野田市主催の「クモハ42型メモリアルイベント」に参加してまいりました。
今回はどんな写真をお届けいたしましょうか。