和歌山県の有田鉄道は2002年12月31日をもって廃止されました。
私も乗り残していた私鉄なので訪問しました。
紀州鉄道や思い出になった野上電鉄以来の紀州路です。
最後には平日午前のみ二往復運行というダイヤで、
既に鉄道としての使命は終えていました。
紀勢線の藤並駅を降り立つと、代替目的で購入されたと思われる最新の小型ノンステップバスが客待ちをしていました。
列車以外には17往復のバスが運行されているのです。
みかん畑の中を撮影地を探して歩き回っていたら、
列車の時間になってしまいました。
慌てて撮った写真がコレです。
田殿口にて。
田殿口のホームから写す。
乗り込むと車内は地元の人が前列に。
後ろは私と同じ様な目的の方がいるだけ。
線路は殆ど直線で集落とみかん畑の中を進みます。
写真を撮れそうな場所があまり無いようです。
速度は25km/hしか出せないようでした。
程なく終点の金屋口に到着です。
ホームが一面のみの行き止まり駅でした。
営業が終わってしまった駅は人影も無く。
駅前は商店も皆閉鎖されていて寂しい状態でした。
何処にでも有る「かつて鉄道が通っていた町」という感じでした。
このカットに見覚えのある方は多いと思いますが、
この鉄道の写真撮影はこのカット以外は確かに撮り辛いのです。
なる程これしか写真が無い訳です。

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有田鉄道訪問 2002.12.06