夏季の温湿度測定


平成15年度で最も蒸し暑くて不快指数が大きかった最悪ケースの日として、8月24日午前中から夕方までの温度「℃」、 湿度「%」及び含有水蒸気量「g/立方メートル」を測定しました。測定条件として、2階の寝室の掃き出し引き戸を1枚開けた状態、 地下のアトリエは閉じたままで蛍光灯の40Wx8本の照明を点灯して、1階では照明やTVを通常通り使用しながら2箇所のルーバー窓を開けて風通りを良くして、 各階の温湿度を測定したら次のようでした。
特に15年度は梅雨晴れが無く梅雨時期から秋雨前線に連続したので特に湿度が高かった年でした。
平成15年8月24日 7:30 8:30 9:30 10:30 11:30 12:30 13:30 14:30 15:30
2F寝室室温 30.0 30.0 30.0 30.0 31.0 32.0 32.5 33.0 34.0
2F寝室湿度 50.0 50.0 48.0 51.0 53.0 51.0 48.0 45.0 45.0
2F寝室含有水蒸気量 15.19 15.19 14.58 15.49 17.28 17.25 16.67 16.05 16.92
1FLDK室温 28.5 29.0 30.0 30.0 31.0 31.0 32.0 32.0 33.0
1FLDK湿度 62.0 62.0 63.0 65.0 69.0 70.0 68.0 66.0 64.0
1FLDK含有水蒸気量 17.36 17.36 19.14 19.75 22.49 22.82 23.00 22.32 22.82
BFアトリエ室温 26.0 26.0 26.0 26.0 26.0 26.0 26.0 26.0 26.0
BFアトリエ湿度 70.0 70.0 70.0 70.0 70.0 71.0 72.0 72.0 72.0
BFアトリエ含有水蒸気量 17.07 17.07 17.07 17.07 17.07 17.32 17.56 17.56 17.56

温湿度グラフ

この測定前の各部屋については一切調整していなくて、通常の生活の1日として測定しています。これより読み取れる事は”アトリエの湿度は高いがそれは室温が低い為であって空気中に含まれている含有水蒸気量は1階より少ないことを示している。
雨の日には室内でも湿度は約80%以上になりますので、常時湿度が70%を大きく超える様でしたら余り好ましくありません。その時は時々除湿した方が適切 でしょう。それ以外の場合(湿度70%以下)で人の出入りが少なく空気が移動しないで空気の澱みが出来る様でしたら空気を対流させるだけで十分の様です。

また、冬季には過ごしやすい地下室の温湿度条件から、空き部屋にして温湿度の無制御状態で窓ガラスへの結露を防ぐには一晩で12〜15度以上の室温低下を 防止する必要がある。これは含有水蒸気量が増加したのでは無く温度が下がった為に飽和水蒸気圧になり結露します。実際にはその時の室温、湿度及び温度低下 に関係します。詳細は実測後に求める。

秋季の温湿度測定

平成15年10月10日(曇) 6:30 7:30 8:30 9:30 10:30 11:30 12:30 13:30 14:30 15:30 16:30 17:30 18:30 19:30 20:30
2F:寝室室温 20 20 20 20 20 21 21 22 22 22 22 22 22 22 22
2F:寝室湿度 55 50 50 50 48 48 48 48 48 48 53 53 58 58 58
2F:寝室含有水蒸気量 9.5 8.7 8.7 8.7 8.3 8.7 9.3 9.3 9.3 9.3 10.3 10.3 11.3 11.3 11.3
1F:LDK室温 20 20 20 20 20 20 21 21 21 21 22 22 22 22 22
1F:LDK湿度 49 49 48 47 47 49 55 53 53 53 53 52 55 54 53
1F:LDK含有水蒸気量 8.5 8.5 8.3 8.1 8.1 8.5 10.1 9.7 9.7 9.6 10.2 10.1 10.7 10.5 10.3
BF:アトリエ室温 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20 20
BF:アトリエ湿度 48 46 47 47 47 47 48 48 48 48 49 49 49 50 50
BF:アトリエ含有水蒸気量 8.3 8.0 8.1 8.1 8.1 8.1 8.2 8.2 8.3 8.3 8.5 8.5 8.5 8.7 8.7

ChartObject Chart 6

測定の条件・設定
1):地下室はドライエリアのガラス引き戸を2週間もの間閉じたままで、時々、換気ファンを回し、室内では空気の澱みを無くする為 に時々扇風機を微風で1〜2時間回した。測定当日は同じくドライエリアのガラス引き戸を閉じてカーテンのみ開け、扇風機を微風で回し ていた。

2):LDKは昼食も夕食も作り通常の生活をしていた。室外には1階のルーバーを2箇所だけ開いた状態です。

3):2階は全てのカーテンを開けて寝室への出入り口のみ開けた状態ですが、外気とは遮断されていて廊下とつながっているだけです。 また、夕方にはクロゼットを開けて衣替えをしたのでその影響がでました。

4):全ての測定位置は床から1200mm位で、人の出入りが少ない状態です。

以上より、過ごしやすい気温20℃、外気湿度50%と室内がバランスしている状態では、2階も1階も地下室もほぼ同じ環境であるが、 1階の室温、湿度は2階に影響し易く、地下室には伝わり難い。多分、地下室から2階まで続いている階段のためでしょう。 依って、地下室は変動が少ないことになり、意識的に換気をして新鮮な空気を取り入れる(ガラス引き戸を閉じたので当然であるが)のが良いようである。


冬季の温湿度測定

平成16年の冬は暖冬らしくなかなか寒くならなかったがようやく寒くなり、雪が降りそうななので冬季での床暖効果を測定した。

今回は外気気温も同時に測定しました。また、床暖の制御状況は4:00〜8:00と16:00〜20:00の朝夕のそれぞれ4時間は設定温度を 50℃に設定し、それ以外の時間は35℃の保温温度として運転しています。でも、部屋が暖房されるか否かは各部屋に該当する循環用バルブが開閉されて いる状況に依存しています。
次表に示す薄く塗りつぶされている時間は35℃に、濃い赤で太字で示されている時間帯は50℃に暖房されています。塗りつぶされていない時間帯 は床暖房されていない事を示します。
測定の前提条件
1)すべての測定高さは約120cm位です。
2)地下室は60号の下塗りをしたのでドライエリアへの換気扇を連続で回していた。
3)通常の生活をしながらの測定。

平成13年1月17日 (曇りのち雪)
21:00 24:00 3:00 6:00 9:00 12:00 15:00 18:00 21:00
外気気温 ℃ 4.0 3.0 3.0 2.0 3.0 3.0 3.0 2.0 2.0
2F:寝室室温 ℃ 14.0 13.0 12.0 13.0 12.0 12.0 11.0 11.0 12.0
2F:寝室湿度 % 27.0 26.0 28.0 31.0 30.0 28.0 28.5 28.5 29.0
2F:寝室含有水蒸気量 3.5 3.0 3.0 3.5 3.2 3.0 2.9 2.9 3.1
1F:LDK室温 ℃ 17.0 16.0 14.0 13.0 15.0 14.0 14.5 15.0 14.0
1F:LDK湿度 % 28.0 24.0 25.0 26.0 22.0 26.0 30.0 30.0 31.0
1F:LDK含有水蒸気量 4.1 3.3 3.2 3.0 2.8 3.3 3.7 3.9 4.0
BF:アトリエ室温 ℃ 14.0 14.0 14.0 13.0 13.0 13.0 13.0 13.0 13.0
BF:アトリエ湿度 % 25.0 25.0 24.0 24.0 25.0 27.0 29.0 32.0 32.0
BF:アトリエ含有水蒸気量 3.2 3.2 3.1 2.7 2.8 3.1 3.3 3.6 3.6
算出参考データ:
上記の飽和水蒸気量「g/立方メートル」
2F:寝室 12.80 11.36 10.68 11.36 10.68 10.68 10.30 10.30 10.68
1F:LDK 14.50 13.65 12.80 11.36 12.85 12.80 12.46 12.85 12.80
BF:アトリエ 12.80 12.85 12.80 11.36 11.36 11.36 11.36 11.36 11.36

冬季の温湿度測定表


以上より冬季の床暖効果を考察すると、室温の最高温度と最低温度の差は、2階では3℃、人の移動と床暖房のON/OFFが激しい1階は4℃、 人の出入りが少ない地下室は僅か1℃の温度変動でした。この事は夜間の気温低下による窓ガラスや壁等への結露はまず心配無用のようです。
消費している灯油代はまだ10,000円/月以下なので暖かさの様子を見ながら保温温度を上げても良さそうです。
また、1階のLDKの床暖を睡眠中には停止しているが連続の場合との比較がまだ出来ていません。もっと寒くなった場合は起きた時の為に連続 運転にする予定です。今までは、少しの時間エアーコンに頼っています。