Best of 2008


The Best Movies in 2008
(映画館で観たもの対象)
1 ダークナイト
THE DARK KNIGHT
アーロン・エッカートの部分は次回作でじっくりと描いて欲しかった(次回に続くように終わらせて欲しかった)のですが評判どおりの完成度の高さで大満足です。
2 ミスト
THE MIST
とにかく昆虫系のクリーチャーがおぞましくて最高。出演者も地味ながら手堅いところもよかったです。
会社ではちょっとした「ミスト」旋風が巻き起こしました。2割くらいしかいいと言ってくれる人がいないところもいい思い出となりました。
3 ぐるりのこと。
リリー・フランキーってものすごく演技がダメだった気がしたのですがこの映画では本当に自然で木村多江との相性も抜群でした。
リリーさんはブルーリボン賞の新人賞、木村さんは主演女優賞を受賞してやっぱりね、という感じです。
4 ハプニング
THE HAPPENING
ほとんどの人がダメみたいなのですが、下手なホラーより突然起こる不可解な死、特に自殺のシーンはゾッとしましたしシャマランらしさが感じられて個人的には高評価。
5
(同率)
インビジブル・ターゲット
男兒本色
全然期待せずに観に行ったらものすごくよかったです。「インファナル・アフェア」シリーズより好きと言ったら言い過ぎでしょうか。悪役もカリスマ性があって3人がかりじゃないと太刀打ちできないというところもよかったです。
5
(同率)
エグザイル/絆
放・逐
前評判がものすごくよかったので見終わった直後は、普通によかった程度に思えたのですがじわじわとさらによくなってきました。こちらは中年が主役ですが、さすが中年は粘りが違うと思いました。
7 セックス・アンド・ザ・シティ
SEX AND THE CITY
2時間半近い大作ですが長く感じられなかったのはさすが。テレビシリーズに比べるとエグさがなかったのが残念です。
8 魔法にかけられて
ENCHANTED
ディズニーもここまで吹っ切れると楽しいです。最初誰だか分からなかった魔女のスーザン・サランドンとついにジェームズ・マーズデンにも春が来たところがよかったです。
9 私がクマにキレた理由(わけ)
THE NANNY DIARIES
スカーレット・ヨハンソンだけでなくローラ・リニーの偉そうにしているセレブにだったて悩みは色々あるというところもしっかり描かれていて共感できました。(セレブじゃないのですが・・・)
10 トロピック・サンダー/史上最低の作戦
TROPIC THUNDER
偽予告も凝っていたし、カメオ出演も豪華なんだかお祭り騒ぎで楽しかったのですがなんと言ってもロバート・ダウニー・Jrがよかったです。。


The Excellent Horror Movies in 2008
2008年はホラー映画が充実していたので特別に
(映画館で観たもの対象)
1 屋敷女
A L'INTERIEUR
最強最悪の女に扮したベアトリス・ダルが妊婦を襲うスプラッターものですが、家にやって来た警官もそうでない人も皆殺し。妊婦のパネッサ・パラディも血まみれでとにかく観ていて痛いです。
フレンチ・スプラッターが最近熱いです。
2
(同率)
クローバーフィールド/HAKAISHA
CLOVERFIELD
2008年流行ったP.O.V.ものをまとめて同率2位にしました。
P.O.V.の特徴としては本題に入るまでがかったるいのとカメラマンが軒並みイラッとするのですが話が進むとハラハラドキドキは当たり前といったところでしょうか。
見えそうで見えないクリーチャーもいいのですが、「ミスト」に出ているような昆虫系(といってもかなりの大きさ)のクリーチャーがゾッとしてよかったです。
2
(同率)
REC
[REC]
ゾンビものと思いきや後半、オカルトタッチになっておっかない。P.O.V.形式にしては珍しくカメラマンより撮られているレポーターの娘さんがイライラするところも特徴でした。
2
(同率)
ダイアリー・オブ・ザ・デッド
DIARY OF THE DEAD
ゾンビはやっぱりロメロです。という感じでゾンビがどれも素晴らしい。社会風刺を織り込んでいるところもよかったです。
5 スウィーニー・トッド フリート街の悪魔の理髪師
SWEENEY TODD: THE DEMON BARBER OF FLEET STREET
血の量は「屋敷女」に匹敵もしくはそれ以上あるんじゃないかという血みどろさが久しぶりにティム・バートンらしさを味わえてよかったです。大竹しのぶみたいなヘレナ・ボナム=カーターもよかったです。


The Best Movie Actors in 2008
1 ジェイソン・ベイトマン テレビでは有名ですが去年あたりから映画の世界で目立ち始めました。
今年は「マゴリアムおじさんの不思議なおもちゃ屋」「JUNO」「ハンコック」で準主役級。ちょっとした出演で「トロピック・サンダー」「寝取られ男のラブ♂バカンス」ともしかしたら今年一番映画館で見たかもしれない、実は売れっ子だったりするのです。とにかく今後も目が離せません。
2 ティム・ロス ものすごくよかったという作品はないのですが、「インクレディブル・ハルク」「コッポラの胡蝶の夢」「ファニーゲーム U.S.A.」と大作からミニシアター系まで沢山公開されて役柄も幅広く90年代の活躍を彷彿させてくれました。
3 テレンス・ハワード 「グリッター」の悪役が嘘のような活躍っぷりで「奇跡のシンフォニー」「ハンティング・パーティ」「アイアンマン」と作品選びも間違いなく本当は2008年の1位にしようと思ったのですが「アイアンマン」の続編出演にあたってギャラに難癖つけて降板してしまったという話を聞いたので残念ですが3位に降格。
4 ジェームズ・マカヴォイ 「ペネロピ」も「つぐない」で優男というキャラを確立しかけたと思っていたら「ウォンテッド」でアンジェリーナ・ジョリーとまさかの斬新なアクション映画で共演。優男キャラが次第に肉体派キャラになっていくところもある意味地で行っているようで「ウォンテッド」内での成長っぷりは説得力がありました。
もうタムナスさんとは呼ばせない。
5 ジェイソン・ステイサム 毎年ランクイン必須のステイサム作品。2008年は公開されないのかと思いきや最後に「デス・レース」と「バンク・ジョブ」が立て続けに公開されて一安心。「バンク・ジョブ」は実録もので映画としても面白かったです。


The Best Movie Actresses in 2008
1 ローラ・リニー 「アメリカを売った男」「私がクマにキレた理由(わけ)」とどちらも面白く、ローラ・リニーの作品選びは間違いなし。
「アメリカを売った男」でやったようなエリート役と普通の役はいけるのは知っていたのですが「私がクマにキレた理由(わけ)」でセレブで横暴な奥様という役どころで新境地開拓して今後もますます楽しみです。
2 ベアトリス・ダル ベアトリス・ダルと言えば「ベティ・ブルー」というイメージがあるのですが観たことがありません。唯一観たことのある作品は「ナイト・オン・ザ・プラネット」くらいなのですが2008年はベアトリス・ダルの出演作品を2本も観ました。
「裏切りの闇で眠れ」はマフィアのボスの女というか奥さんで貫禄たっぷりで怖いし、「屋敷女」では臨月の派熱砂・パラディの妹を襲いまくるスプラッターキャラは怖すぎます。ベアトリス・ダルはトラウマ女優になりました。
3 ジェニファー・コネリー 2008年も不幸指数が高かったです。「帰らない日々」では事故で子供を亡くしてしまうし、「地球が静止する日」ではすでに夫と死別していて、早く幸せな役が来るといいなぁと本気で心配になるのですが、不幸指数が高いほどジェニファー・コネリーの魅力は増すんですよね。
4 ナオミ・ワッツ 「イースタン・プロミス」ではヴィゴ・モーテンセンがすご過ぎて珍しく影が薄かったのですが、製作総指揮もした「ファニーゲーム U.S.A.」では十八番の体当たり演技でやっぱりナオミはすごいと思わせてくれました。
5 ミシェル・モナハン デビューは2000年代と割と最近なのですがここ数年活躍が目覚しいです。ルックスもそれほど美人ではないし、声もどちらかと言うとスカーレット・ヨハンソン系なのに「近距離恋愛」みたいな恋愛ものから大作「イーグル・アイ」までなぜか幅広く活躍。きっと性格がいいんだろうなと思います。
ビデオスルーした「ゴーン・ベイビー・ゴーン」もよかったです。


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