ライヴレポ
2002年5月12日(日)、天王洲アートスフィア。自分にとっては2度目の、新居昭乃さんライヴ体験。多少は耐性(?)が付いたかと思いきや、最初っから最後までボロボロと泣き通しでした(^^;;;)。で、帰って来てからもしばらく昭乃さんの歌を(聴くと泣いちゃうから)聴けなくて、1週間以上が過ぎた今頃になってようやくレポート書いてます。ちなみにもう今は、昭乃さんの曲がメチャ聴きたくなってるのね。断食したよーなモノだから(笑)。前回のものよりもレポートらしい内容にしようと思います(汗)。曲順などは例の如く怪しい部分もありますが。
今回、席は前から7列目のやや左寄り。結構いい席だったと思う。いや、相当に、と言ってもいいのかな(^^;)。会場にはステージの背に3枚のスクリーンがあって、演奏曲に合わせて様々な映像が流れた(これもなかなかに素晴らしい出来。ほとんど昭乃さんに注目してたから時々しか観てないけど・汗)。
ライヴ会場で販売のグッズは、プログラム+手書きの譜面+手提げ袋、バッヂ、タオル、Tシャツ。その他、昭乃さんのものをはじめとして、いろいろなCDも売られてたりして。自分はライヴ開始前にグッズをオトナ買い(笑)したり、帰りに野口郁子さん関連のCDを3枚購入したり、とゆーカンジで、そこそこ散財しました(^^;;;)。
<演奏曲目>
01,チェコの夢
02,Trance Transister Table Radio
03,きれいな感情
04,Little Wing
05,叶えて
06,Orange Noel
07,空の青さ
08,白昼夢
09,覚醒都市
10,Welcome to Riskcaution Corporation
11,願い事
12,黄昏は未来で待つ
13,メロディ moonside ver.
--encore--
14,美しい星
15,昼の月
16,ポーリーヌ、ポーリーヌ
最初の曲はコンセプトアルバム「鉱石ラジオ」の最後に収録されている「チェコの夢〜Fall」より、冒頭部分のスキャット。この曲名の「〜」の解釈によって変わって来るのだが(笑)、多分このスキャット部分が「チェコの夢」で、それ以降のノイズミュージック的な部分が「Fall」なんだろうと個人的には思ってるので前半部だけの表記にした。前回同様に昭乃さんがステージに登場しただけで、じーんと来ていた自分なので(汗)、言うまでもなく、この「チェコの夢」を聴きながら最早だーだーに泣いてました(笑)。
続いて「TTTR」。これもやはり「鉱石ラジオ」より。「知らない猫と目が合う」っていう歌詞が大好きな曲なのさ(>_<)。ここからクーコさんこと野口郁子さんのコーラスが入る。これが絶品で、感心してしまった。同伴して貰った友人の席からはむしろ昭乃さんよりもクーコさんの方がよく見えてたらしく、注目していたとのことですが(笑)。この歌は曲の最初の方から「T,T,T,T,TR〜♪T,T,TR〜♪」というコーラスが度々入るのだが、そのパートは、ほぼ全面的にクーコさんが受け持っていた。え、自分?泣いてるに決まってるじゃないですか(^^;)。
3曲目に「きれいな感情」。今回はコレクションアルバム「RGB」の発売に伴うライヴだが、事前に「演奏曲目自体は『RGB』に収録したものにこだわらない」と聞いていた。で、1〜2曲目が「鉱石ラジオ」からの歌だったから何となく納得したりして。んで実は(とゆー程でもないが)「きれいな感情」は「鉱石ラジオ」にも「RGB」にも収録されてる歌だったりする。
この歌、最初に聴いたときはそこまでお気に入りって感じでもなかったんだが、聴くほどに好きになって来た感じ。いや、昭乃さんの曲って、最初に聴いた瞬間に泣くほどに感動して好きになるパターンと、後からじわじわと好きになるパターンがあって(そうして結局、全部が好きになるとゆー説が・・・・・・笑)、これは後者。そしてライヴで聴いてとどめってカンジでした(どんなやねん)。きれいな感情、というタイトルが付いているこの歌が、このように存在している奇跡的な自然さとゆーか(うぎゃ、意味不明〜)。え、自分?ボロボロ泣いてるに決まっ(以下略)。
この辺で昭乃さんからアルバム「RGB」のコンセプトと題名の意味についてお話があったりして。何かの作品の主題歌として作った歌と他アーティストに提供した楽曲を集めるという構想のもとに、光の三原色の性質をイメージしつつ、とゆー(って予備知識のない人が読んだら全く理解不能なのでわ・汗)。相変わらず昭乃さんのお喋りは可愛いです。
4曲目はアルバム「RGB」より「Little Wing」。声優の白鳥由里さんのアルバム「Tendance
d'eau」に収録されたもののセルフカヴァー。編曲の好みは個人次第だと思うけど(原曲はピアノ伴奏のみ)、ヴォーカルの出来の差は歴然たるもの。アルバム「RGB」でこの「Little
Wing」とその次に収録された「さかさまの虹」を聴いたときには、昭乃さんは楽曲提供とかしないで自分で全部歌うべきだと真剣に思ったモノです(笑)。今のところ、昭乃さんの提供した曲で本人が歌わなくても良かったと思えるものは種ともこさんの「LOVE
SONG」だけだったりして(いや、昭乃さんヴァージョンも聴きたいんだけど・^^;)。
さて、この「Little Wing」だが、アルバム「RGB」で聴いた時は、音の(魚さん的な)エキセントリックさが耳に付いたせいか、正直なところピンと来なかった。ところがライヴが終わってみると何かミョ〜にこの曲が(も)耳に残ってる自分に気付いちゃったりして(笑)。ライヴで聴いた曲は、強い説得力を持つなぁと思うのデス。その場で、今まで判らずにいたこと(歌詞の内容だったり曲全体の感覚だったりするけど)が、急に感じ取れてしまったりして。
続いて、原曲(最初はシングルとして出て、コレクションアルバム「RGB」に収録された)から最も離れたアレンジだったであろう「叶えて」。魚ワールド全開という感じで、昭乃さんがキーボードで「叶えて」らしいフレーズを弾いてなければ一箇所も「叶えて」じゃない演奏でした(笑)。実際、昭乃さんがキーボードで弾いてたのは他の錯綜しまくった音に惑わされないためなんじゃなかろーかと思っちゃったりして(^^;)。いや、でも面白い演奏でした。もっとシンプルなヴァージョンでも聴いてみたいですが。あとこの曲、声が重なってる部分があって(遠くへ〜のところね)、どう歌うんだろうと思っていたんだけど、クーコさんとの掛け合いで納得。声の重なりもよく判って何となく嬉しかったりして(^^;)。
昭乃さんの曲の中でも、痛々しいまでに純粋な想いを歌ったものとして間違いなく上位に入ると思われるこの歌(しかもライヴ!)は、ワリと普段ガードが固いハズの拙者の心にクリティカルヒットを連発しましたとさ。
6曲目「Orange Noel」は、2000年5月に出た3rdアルバム「降るプラチナ」より。この曲を聴きながらその場で、これが今回の(アルバム「RGB」のライヴとしての)コンセプトに合致していることに気付いてた人は僕の他にも結構いたんだろーか(いたんだろーなぁ・・・昭乃さんファンを侮っちゃいけませんな・^^;)。本当のおおもとは声優の三重野瞳さんのアルバム「23.4」に収録された「ビーシュ」という曲なので(歌詞が違うけど)。アルバム「降るプラチナ」は今でも自分内ランキングで上位を保ち続けているお気に入りな1枚なので、その収録曲を歌って貰えるのは嬉しい限り。恋の持つ切なくて優しい凶暴性みたいなモノを歌った曲のひとつだと思ってるけど(三重野さんの方よりかなり優しさが強調されてるかな・笑)。
ここで昭乃さんから「空の青さ」に関するコメント。もう逢えない恋人のことを想う歌、という発注で作ったが、後に、離れた友人を想う歌としても存在し得ることに気付いたとか。辛いときに力になってあげられなくても、心だけは傍にいるよ、という。
続いて、その「空の青さ」。ヤバい、この歌って(好きだけど)こんなに名曲だったか!?というくらい、心に突き刺さる突き刺さる。歌が終わった後で会場から「泣いちゃった」と声があがり、昭乃さんに「泣くんじゃない!」と励まして貰っていたが(笑)、自分は「泣いちゃった」と申告できないほどに泣いてました(^^;;;)。
次に、新曲・・・というには歴史を持った伝説(?)の一曲「白昼夢」。アルバム「RGB」の編曲だとバックの「びょんびょんびょんびょん・・・・・・(表記不能)」という魚さんな音(笑)が鋭角的に鼓膜に刺さってくるため昭乃さんの声に浸れない点が残念だったのだが、ライヴでは文句ナシ。これ、どうして1stアルバム「懐かしい未来」に入らなかったんだろ(・・・・・・そんなんゆーても)。うーん、多分、当時の昭乃さんに(レーベル側から)求められていたモノは「白昼夢」のような世界ではなかったというコトでしょうなぁ。
その後のMCは笑った!まずメンバー紹介で笑って(クーコさんいいなぁ・^^;)。んでMCの最後に次の曲の紹介で「なんで私の曲ってエンディングばっかりなの?」と昭乃さん。そりゃ、なんとゆーかアナタ(笑)。
で、現在(2002年5月)放映中のアニメ「東京アンダーグラウンド」のエンディングテーマ「覚醒都市」(シングル発売は22日)。アニメの方は1回観ただけだが、この曲だけは何度も聴いていて(笑)、今回も歌って貰えるのではと期待していたもののひとつだった。いや、この曲、なんか凄くカッコいいんです(ライヴ版は特にそう思った)。オープニングテーマにしてもいいんじゃないかってくらい(笑)。
「鉱石ラジオ」収録の「Welcome to Riskcaution
Corporation」は、実は一箇所だけ「machine」の発音が引っ掛かっちゃうんだけど昭乃さん故に許可(??)。演奏時、画面に昭乃さんによるラヴリーなお人形(CG)が映った。この曲を作るとき昭乃さんが「色っぽいおねえさんが『いらっしゃいませぇ!』って言ってくれてるみたいな感じ」を想定(?)したというのはファンの間では結構知られているが、昭乃さん的には、あーゆーおねーさんなのかな、とか(笑)。昭乃さんの声に誘われて現実と虚構が入り乱れる世界へ(>_<)。
この曲と前の「覚醒都市」はカッコ良さが全面に出て来た感じでした。ボコーダー(ってゆーのか?ボコだともっと声が変わっちゃうモノかも)でエフェクトかけた昭乃さんの声もやっぱし好きな自分。あのマイク(とゆーか機材一式)欲しい〜(<をい・^^;)。クーコさんのコーラスも非常に良い感じで、強く印象に残った。
「願い事」はアルバム「降るプラチナ」より。ピーターパンをこんな風に読む(?)ことが出来る感性っていいよなぁと思うのでした。危ういバランスで立つ心とゆーか。脆くて不安定そうで放っておけないんだけど、実は誰よりも強い想いを抱いている存在とゆーか。
ライヴの編曲、なかなかにノリノリでした。昭乃さんのは「ライヴ」というよりも「コンサート」なので、他の多くのアーティストのライヴとは随分とノリが異なってるんだけど(笑)、この曲の時は手拍子で会場全体が盛り上がった感じ。
続く「黄昏は未来で待つ」はシングル「覚醒都市」に収録予定の曲・・・・・・と紹介するハズだったんだけど、モタモタしてたんで発売になっちゃいました(^^;)。本来はライヴで聴いた記憶だけを頼りに感想を書くべきだったんだろうけどなぁ(汗)。
「覚醒都市」のジャケットの撮影で行った、閉鎖された天文台でイマジネーションが沸いた曲とのこと。何となく自分的に「花のかたち」と重なる曲だ(曲調とか違うけど。こっちは全体にマイナーコード主体?とゆーか短調全開の曲だし)。途中の「Twinkle,
twinkle little star〜」に新鮮な感動を覚えた。
一旦最後の曲。シングル「花のかたち」に収録された「メロディ
moonside ver.」。いや、これは間違いなく「moonside ver.」の方でしたよ?(笑)本当の原曲「メロディ」は「降るプラチナ」のトリだけど。
ともあれ、すごく優しい曲なのだよ(TT_TT)。前回のライヴの時にアンコールの最後だったなぁ、と思い出しつつ。
以下はアンコールになります。昭乃さんが出て来るまでずっと拍手。んで、ちょっとゆっくりめにしてるなー、と思ったら出て来た昭乃さんは何かハイテンションでした(<かわいい・^^)。「アンコールは私一人でやるから」と言ってあったそうなのだが、譜面が見つからなかったらしく、取りに行ってもらってたとか(^^;)。
で、譜面が見つからなかった曲(笑)は、あの「美しい星」。夢のようなピアノ弾き語りヴァージョン・・・・・・の前に、昭乃さんによる譜面訂正(^^)。「音楽は譜面じゃありません」とゆー正しい(けどちょっと言い訳っぽい・^^)発言に笑う。「一応、ここに置いてあるけど、見てませんから」とかね。「弾けるのかなぁ」と冗談めかして結構マジに心配そうな昭乃さん(^^)。
さて、「美しい星」は、多くの昭乃さんファンにとって特別な思い入れのある一曲であろう歌。これをライヴで聴けるなんて幸せだと本気で思いました。
自分、あちこちで公言してるように(って程のユウメイ人じゃないですが・笑)、あんまし直接的なメッセージソングの類い(「〜しよう!」とか「〜はいけない!」みたいな)が苦手なのでありんす。大体の場合、メッセージの内容に異存があるのではなく、そういうことを言葉のままいうのは小恥ずかしいというか無粋というか、もうちょっと別の言い方で表現して欲しいな、と思うわけでやんす。そんな自分だから、言うまでもなく「あぁ美しい星
あぁ誰が壊してもいけない あぁ安らかに眠る子供たちに伝えてゆくために」などという歌詞は、すんごく苦手。にもかかわらず、この曲を聴いてボロボロ泣いてる自分もいるわけで(笑)。
多分この曲、昭乃さん以外の人が歌ってたら、僕はこんなに好きになれなかったと思うのデス。でも昭乃さんが歌っているこの曲は、苦手なはずの歌詞も含めてやっぱり大好きなのさ(フクザツな奴だ)。
「美しい星 21c」とかゆータイトルで(ってタイトルは別にどうでもいいけど・^^;)、ピアノ弾き語り版をリリースしてくれないかなぁ(いやマジで)。
アンコール2曲目は「昼の月」。アルバム「RGB」に伴うライヴってことで聴けるのを期待してた曲のひとつ。もともとシングルで出たのを持っていて、「こんな名曲がシングルだけの収録なんてもったいない」と思っていたお気に入り曲のひとつだ(自分で恣意的昭乃さんベストを編集する時にも相当の高確率で収録される)。なので大喜びだったさ(>_<)。
これもピアノ弾き語りアレンジ。アンコールに来て、2曲続けてクリティカルヒットでした。今になって思い返しても夢のようだ(TT_TT)。
昭乃さん、これの譜面もください!(笑)
ピアノから離れた昭乃さんは、「なんちゃって」と少し照れたように言いながら、ギターを手にする(昭乃さん「ギターなんか持っちゃって」)。ライヴ最後の曲はギターでの弾き語りで、シングル「覚醒都市」に収録された「ポーリーヌ・ポーリーヌ」。昭乃さんの服を仕立てた方の名前が「ポーリーヌ」というのだと知って、そんな可愛い名前を付けられちゃうのだというところに(?)感動したという昭乃さん。そして出来た曲もやっぱし可愛くていとおしいものでした(>_<)。
わりと最近になって始められたギター。少したどたどしい感じだが、奏でられる音は魅力的だった。弾く人の心が楽器の音に反映される、というのは本当のことなのだ。
「ポーリーヌ、ポーリーヌ」と歌う昭乃さんの声はとても優しくて、ポーリーヌさんが羨ましかったデス(笑)。
・・・・・・そして昭乃さんは笑顔で手を振り、とててて〜、っと舞台の上手に退場して行かれました(^^)。
素晴らしいライヴでした・・・・・・って、自分のような無条件ファンの評価はアテになりませんが、素直な感想ってコトで(笑)。あとは・・・・・・言い出したらキリがないんだけど(^^;)、「RGB」からは「花のかたち」とか「ばらの茂み」が聴きたかったかな〜。
次のライヴも来られるといいなぁ。それと、いつか、自分の周辺の昭乃さんファン数人で連れ立ってライヴに参加できたら面白いかもな〜、と思ったりします(現状では、昭乃さんファンであることと拙者の友人であること以外に特には接点がなかったりするけど・笑)。基本的には自分、少人数での行動の方が向いてるんだケドね(^^;)。
<2002年5月23日(木)>