10.7月28日(火)天気:晴

 いよいよ10日目。このアルプス紀行の中でもベスト3に入る印象的な一日であった。まず、モンブラン・トンネルをバスで越えイタリアのアントレーヴ(Entreves)に行く。そこからロープウェイを乗り継ぎエギーユ・デュ・ミディ(Aiguille Du Midi)で展望を楽しみ、プラン・ド・レギーユ(Plan de l'Aiguille)からモンタンヴェール(Montenvers)へハイキング。登山電車でシャモニへ戻る。

右は、ラ・パリュ(la Pallud)からエルブロネル(Helbronner)へのロープウェイの切符。


 シャモニ駅からバスで国境を越え、イタリアのアントレーヴに到着。広大な駐車場からはモンブランやグランドジョラスを南側から眺めることが出来る。特にモンブランは意外に鋭く厳しい山に見える。

写真左がモンブラン、右がグランドジョラス。だと思う。(^^;


 イタリア語が中心の観光客に混じって切符を買い、ロープウェイの旅が始まる。

 ラ・パリュやエルブロネルで乗り換え、再びフランス領に戻る。検問も無く、国境を越えることが出来るなんて不思議だった。

 ここからは4人乗りのゴンドラ3台一組が連なって走り、乗降のタイミングで時々止まるが、この時がシャッターチャンスだ。同じ車両に乗り合わせたのは初老の夫婦(フランス人?)と大きな犬だった。(^_^)

 左右の写真はロープウェイからの風景。


エギーユ・デュ・ミディからの展望

 ロープウェイは最高地点のエギーユ・デュ・ミディが終点。標高は3842mである。富士山よりも高い地点へ歩かずに行けるなんて凄い。以前(1983年)ハネムーンでのコースとしてシャモニーからエギーユ・デュ・ミディへ登ることになっていたのだが雨と強風のため中止になった苦い経験があるので、今回は最高の天気と展望に恵まれ倍の感動が得られた。\(^o^)/
右の写真は、スイス方面の山々。マッターホルンも見えていた。
左の写真は、お馴染みのモンブラン(4807m)。連なって登って行く登山者の姿が見える。

 目を転じると、グランドジョラスが厳しい表情を見せている。眼下の大雪原では雪山登山に向かう人の列が豆粒のように見える。私も機会があったら歩いて見たい。(^_^)

 さて、今度はシャモニー方面へ向かって巨大なロープウェイで下り、途中駅のプラン・ド・レギーユで降りる。眼下にシャモニーの谷、対岸には昨日歩いたブレヴァン〜フレジェールを見ながらハイキングの開始だ。モンタンヴェール手前の丘からはドリューが聳え立ち、メールドグラス氷河の先にはグランドジョラスが鎮座している。

左の写真はドリュー。右の写真はメールドグラス氷河とグランドジョラス。


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