雪の白州町
平成13年1月20日(土)〜21日(日)
『雪に埋もれる別荘のポンプ小屋(翌朝の景色)』
今年は暖冬という予想に反し、久しぶりに寒い冬になっていますね。このWebを書いている27日も東京地方でさえ大雪警報が出ています。 午後3時現在、私の住んでいる西立川でも12センチ積もっています。なんと1月になって3度目の積雪です。
前回別荘に行ったのは、1回目の雪が降った1月7日でした。その後は山梨県でも寒波が襲い、各地で水道管破裂という騒ぎが起っていました。 私は井戸ポンプの電源を切らずに帰って来たのです。水道管ヒーターのスイッチも入れたままなので大丈夫だとは思うのですが、家の中の水道の蛇口は保温をしていません。 もし台所や風呂場の蛇口が凍って破裂していたら別荘の中が水浸しになっているのでは・・・・!
という不安が高まり、1月20日、韮崎で工務店を経営しているKさんに水道管の点検と水抜き方法を教えてもらうため、別荘へ来てもらう約束をしましたが、 当日は午後から雪になるという天気予報でしたので不安でした。
午後1時に自宅を出発し、中央高速の甲府昭和ICから甲州街道を西に向かいました。この日は天気が悪く、甲斐駒など南アルプスの山は見えませんでした。 そして2時半頃、韮崎からは雪が舞い始め、車窓の両側に見える畑には、7日に降った雪も残っていて心配になりました。 武川村牧原交差点を左折すると細い道になりますが舗装道路の雪は融けているので問題なく走れました。横手からは農道に入りましたが別荘に近づくと雪が残っていました。 私の車は四駆なのですがノーマルタイヤなのでチェーンを着けずに別荘まで入れるか不安になりましたが、何とかなりました。午後3時前でした。 なお別荘の庭は、5センチ程の真っ白な残雪に埋もれていました。
さて、心配していた別荘の中ですが無事でした。\(^o^)/ 但し、蛇口をひねっても水が出ません。やはり凍っているのです。 ヤカンや20リットル入りのポリタンクに貯めておいた水も凍っています。しかたなく、ガスの火でヤカンの氷を溶かしてお湯を作り、蛇口に掛けたり、 電気ストーブで暖めたりして氷を溶かす事にしました。なお、排水溝も凍っていて水が流れ出ません。
雪が激しくなった4時頃、韮崎からKさんが到着。ヒーターの配線などを点検してもらいましたが、特に問題ないことが分かりました。 その後、台所の水や洗面所の水が出るようになりましたが、風呂場の水はまだ出ません。しばらくKさんとコタツで薪ストーブの相談などをしていました。 5時頃、Kさんが帰ろうとしていた時、ハプニングが発生したのです!
突然、風呂場で爆発音がしたのです。ビックリです。蛇口の頭が吹き飛んで熱湯が吹き出しているではありませんか! どうしたらいいんだ・・・! Kさんが外に飛び出し給湯器の元栓を閉めに行ったのです。混合栓がお湯の位置になっていたので、給湯器の元栓を止めれば熱湯が吹き出るのを止めることが出来たのです。 もし蛇口の混合栓が水の位置になっていたらポンプの電源を切るしか方法がなかったようです。やはり、凍結で蛇口にヒビが入っていたようです。 Kさんが帰った後だったら気転が利かなくオロオロしていたことでしょう。そして、こんなことが2週間も留守にしている間に起っていたらと思うとゾッ〜とします。
さらに運が良く、Kさんの知り合いの水道屋さんから電話が入りました。武川村に向かっているとのことです。無理を言って来てもらいました。 すると、またまた偶然で、中古の蛇口を持っていてネジ穴もピッタリ合いました。(^o^) 後日新品に交換をしてもらう依頼をし、今後は水道ポンプの電源を切って離荘するようにと言われました。
次のハプニングは、激しく降る雪の中をKさんが帰ろうとして車を発車しましたがスリップして動かなくなりました。 私も車を押したりしてみましたが、ますますスリップして動きません。すると、先に帰った水道屋さんのトラックが戻ってきました。 『この先で待っていたんだが、Kちゃんの車が来ないので、こんなことだろうと思って戻ってきたよ!』 そして、牽引して出発して行った。 もし、蛇口の破裂という事が無かったらKさんは雪道を帰れただろうか。本当に運の良いハプニングでした。(^o^)
雪は午後9時頃小雪に変わりましたが、翌朝起きて見ると積雪は30センチ以上でした。 朝7時半頃から長靴を履いて雪見の散歩に出かけましたが坪足で一歩一歩づつしか進めません。時にはラッセルになります。 今年初めてのスノートレッキングが出来ました。(^o^) 但し、朝食前だったのでお腹が空いて来て短時間で止めました。スノートレッキングは『朝飯前』とはいかないようです。(^^;
食後も庭の雪掻きをしたり、車道の雪を履いたりして車が出られるようにしました。しかし、この時の雪は粉雪だったので助かりました。 次第に風が強く吹き出してきて、木々の枝に積もった雪が飛ばされ、太陽の光で雪がキラキラと輝きながら舞っています。真っ青な空と純白の雪景色は本当に綺麗です。
(左の写真は、雪掻き後の庭です。)
但し、残念だったのは焚き火が出来なくなったことです。 焼き芋用のサツマイモを持ってきたのに!枯れ枝や落ち葉が全て雪の下に埋まってしまい、これでは雪解けの春までお預けかな。 部屋に薪ストーブを設置しようと計画していましたが、薪は秋に準備しておかないとダメなんだということも知りました。(#^_^#)
雪も融け出した午後2時頃、タイヤにチェーンを巻いて離荘しましたが、林に囲まれた別荘地帯を抜け農道に出ると除雪されていてチェーンをはずして走れました。 甲州街道も空いていて勝沼まで一般道をスイスイ走れましたし、中央高速も全く渋滞が無く順調に帰宅出来ました。