山荘日記 (2002.11.6〜8)
親孝行ドライブ&紅葉見物(富士五湖〜白鳳渓谷〜清里〜尾白渓谷)
今回は86歳になる父親が行きたがっていた白鳳渓谷への親孝行旅行でした。白鳳渓谷とは南アルプス白根三山である農鳥岳からの下山地として有名な奈良田付近の渓谷です。奈良田から広河原へ早川沿いに向かうと対岸に夜叉神峠から先の南アルプススーパー林道が走っています。
旅行記には必須の写真ですが、何と旅行中にデジカメを紛失してしまったのです。(涙) |
1日目:平成14年11月6日(水)晴
早朝の中央高速を大月から富士吉田への道に入ると七合目から上を白く化粧した富士山が大きく見えている。天気は上々だ。河口湖ICで降り河口湖大橋(\200)を渡り大石公園で朝食休憩する。ここにはラベンダーのお花畑がありシーズン中は賑わう観光地のようだ。この時期は富士山撮影のカメラマンがいるだけだ。 西湖に向かうが紅葉のシーズンなのでモミジが染まっている場所ではどこでもカメラマンが多い。文化洞トンネルを過ぎ西湖の南岸道路を走る。数年前に登った十二ケ岳や鬼ケ岳を横目に見ながら運転をする。富岳風穴方面へ向かい「紅葉台」への荒れた未舗装路を登って行く。紅葉台に駐車し三湖台への軽いハイキングをする。霜柱を父親が懐かしがっていた。三湖台に着くと360度の大展望が待っていた。特に雪を纏った荒川三山などの南アルプスが綺麗だった。\(^o^)/ 次は本栖湖を一周する道路を走る。ここも紅葉が綺麗だった。五千円札の裏に描かれている富士山の展望台で記念撮影。ここは昨年竜ヶ岳に登った帰りにも寄って富士山を撮った。 富士五湖に別れを告げR300(本栖みち)のヘアピンカーブを下部へ向けて下る。途中、「道の駅しもべ」で休憩。この日は定休日だったが幼稚園児が遠足に来ていて賑やかだった。次は身延へ向けて走り富士川を渡る。上沢でR52(富士川街道)を見送り、早川沿いの県道37(南アルプス公園線)に入る。 ここからは道路が狭いのだがダンプカーが猛烈な勢いで走っている。早川町の南アルプスプラザで紅葉情報や白鳳渓谷の道路状況確認、そしてパンフレットを貰う予定だったのだが定休日だった。 途中から雨畑ダムへ向かう道に入る。このダムには吊橋が架かっていて観光客も渡れるが揺れて恐い。母は数メートル進んだだけで引き返した。私は中間点まで行ったが揺れて写真が撮りにくかった。紅葉は綺麗だったがダムに流木やゴミが多く浮かんでいて景観を損なっていた。正午近くなり空腹になったので少し戻った湖畔で昼食にした。昼食後、腹ごなしに湖畔を歩きながら山荘の飾りにする為の流木を拾った。 南アルプス公園線に戻り奈良田へ向かって走る。早川沿いの山々の紅葉が綺麗だ。今夜の宿泊地である「西山温泉」に到着。豪華な慶雲館は早川沿い、歴史的な蓬莱館は山側に建っている。私達家族は蓬莱館に予約しておいたのだ。 そして、紅葉観光の目玉であった白鳳渓谷へ向かう。奈良田の西山ダムも綺麗だったが町の中なので深山の雰囲気は無い。さて、ここから先は冬季通行止め(11月5日から?)という情報を得ていたので歩く決心をしていたのだが先へ進む車が見えたので『行ける所まで言ってみよう!』ということになった。 農鳥岳の登山口(トンネル手前)で監視員に聞いてみると『3時にゲートを閉める』そうだ。ヤッター! 未だ充分時間がある。但し、ここから先は手掘りトンネルや擦れ違いに難儀しそうな狭い道が続く。景色を眺めながら徐行する。旅館の人から『既に紅葉の盛りは過ぎていますよ。』と聞いていたが、未だ充分に色とりどりの黄紅葉を満喫出来た。対岸の高い地点に見える「南アルプススーパー林道」も凄い場所に作ったものだと感心する。 広河原までの距離にして半分以上進んだが、黄葉を充分満喫したので引き返すことにした。なお、ここまでは全て舗装されていた。奈良田へ戻り「早川町民俗資料館」で休憩し西山温泉蓬莱館へ向かう。「白籏史郎記念館」は休館日だったようだ。 旅館に入り早速、温泉へ入りに行く。ぬるい湯なので長い時間浸かりたいのだが、混浴なので落ち着けない。(#^_^#) 夕食後に部屋で寛いでいたが誤ってワインオープナーで右手親指を刺してしまった。その後、化膿してしまい一ヶ月経過した時点でも完治していない。(^^; |
2日目:平成14年11月7日(木)晴
旅館を出発し早川沿いの空き地に車を停め記念写真を撮ったりして過ごした。そして一路、清里へ向かって車を走らせた。南アルプス公園線を離れ富士川街道(国道52号)を北上する。白根町から新しい高速道路を走り双葉から中央高速に合流し須玉ICで降りる。
親がフィルムを買いたいというので須玉のホームセンターへ寄る。その後、清里へ到着し「萌木の村」の駐車場で私のデジカメが無いことに気付く。早川沿いの空き地か須玉のホームセンターのどちらかで置き忘れたようだ。後日、電話で探したが発見されなかった。(涙) 次は昼食を取りに小海線の清里駅と野辺山駅の中間にある「日本鉄道最高地点」(標高1,375m)へ行き蕎麦を食べる。そして八ヶ岳高原ラインを走り、川俣東沢渓谷をまたがる東沢大橋、「山梨県立まきば公園」に寄る。 観光を終え白州の山荘へ向かう。道の駅で買物をし、山荘で一服後、「武川(むかわ)の湯」で疲れを癒す。 |
3目:平成14年11月8日(金)小雨→曇り
天気予報は雨だったので朝の散歩は中止。朝食後、小雨になったので雨具を着けて畑の手入れをする。大根は大きく育っていた苗を全て収穫した。細い苗10数本を残したが次回の訪荘時に野猿に荒されていたので、この時に全て持ち帰れば良かった。 雨が止んだので尾白川渓谷へ行く。両親には無理と思っていた渓谷沿いのコースだったが最初の滝である千ヶ渕までは行けた。渓谷から山荘に戻り近所の林を散歩し、椎茸ほだ場の廃園で椎茸を拾う。 |