山荘日記 (2002.12.11〜13)

真冬並みの寒波襲来。水道管凍結。

1日目:平成14年12月11日(水)晴

 
山荘の雪景色(モノクロ写真に変換) 雪に埋まる井戸ポンプと畑

新車購入
8年半愛用した「カリブ 4WD」だったが厳冬期を迎える前に買い換えることにした。山荘へ入る度にチェーンを巻くのが面倒なのでスタッドレスタイヤに換えたかったのだ。今度も4WDを考えたが予算の関係で小型の「アレックス FF」にした。12月3日に納車され、7日にオートバックスでスタッドレスタイヤを購入した。

 今回は8日から訪荘する予定だったが天気が悪く、9日には東京でも積雪するという状態だったし、白州の知人にメールで問い合わせた所、20pの積雪だと言うので11日まで延期した。

 新車だと言うのに、早速、大失敗。9日の夕方、自宅の灯油をGSで買ったのだが、運搬中に車内で倒れ何故か2gも漏れてしまった。慌てて大量の新聞紙に吸わせたが完璧には取り除けなくて車内が臭くてたまらない。(^^;

スタッドレスタイヤ効果
早朝の到着は凍結が心配なので10時前に出発。八王子のGSで給油。中央高速は相模湖付近で事故渋滞。しかし新車はオートマチック車にしたので渋滞時の運転は楽だ。なお、私は初めてオートマチック車を買ったのだ。

 しかし車内が暖まってくると漏れた灯油が蒸発して来て気持ち悪くなってきた。談合坂SAで休憩し体内と車内の空気を入れ替える。(^^; 

 甲府昭和ICで降り甲州街道を西走する。甲府付近の積雪は自宅付近の積雪よりも少なかったが、白州に入ると残雪が増え、我が山荘の手前からは完全な雪道となる。しかし、スタッドレスタイヤのおかげで坂道も無難に越えられた。(^o^)

 上記写真のように山荘の庭には10p以上の雪が積もっていた。(到着時刻12:30頃)

水道管凍結
入荘時の室温は−1度だった。パイプの凍結防止ヒーターは11月上旬から点けてあるし、前回の離荘時には蛇口の水抜きをしてあるので水道管破裂の心配はしていなかったが、井戸ポンプへ呼び水をしても水が出ないのだ。昨年の2月に一度だけ経験したが、厳冬期でもないのに水道管が凍結してしまったようだ。これでは春が来るまで水道が使えない生活を送らなければならないかも知れない。大ショックだ。(-_-;)

買物・焚火・温泉
日が暮れる前に買物と温泉へ行く事にした。

 道の駅で20g+10gのポリタンと2gのペットボトルに水を詰め、隣接のスーパーで2日分の食料を仕入れる。
 昼間に山梨放送が白州豆腐を紹介していた。東京の豆腐屋が全国を回って豆腐に合う水を探していたら白州の水に出会い生産を始めたとのことだ。白州の水は全国に自慢できる美味しい水だと聞いて嬉しくなった。鍋や湯豆腐にも絹豆腐が美味しいと言うので試しに買ってみた。いつもは「もめん」を買っていたのだ。

 帰荘したが、予定していた落葉集めなどの畑仕事は雪に埋まってしまい何も出来なくなった。暇つぶしに枯れ枝を使って焚火を始めた。前回、枯れ枝を集め、ビニールシートで雨避けをして置いたのが効を奏した。いつもの焚火場も雪が積もっているので久しぶりに焼却炉を使った。体は温かくなるのだが雪の上だったので足裏が冷たくなった。

 4時に「武川の湯」へ行く。平日なのに意外と客が多い。中高年ハイカーの団体が来ていたのだ。

天体観察
夜食のメニューは暖かい鍋だ。やはり絹豆腐は美味しかった。(^o^)

 食後、外は寒かったが満天の星だったので、久しぶりに天体望遠鏡を庭に運び出した。今回は土星の輪がハッキリ見えた。星座は未だ、オリオン座、カシオペア座、ふたご座、スバル以外が分からない。(^^;

 既に風呂へも入ったので早めに寝ることにする。野ネズミが天井裏で走り回るが夜半は大人しくなってくれた。(^o^)

2日目:平成14年12月12日(木)晴

鳳凰三山
鳳凰三山

甲斐駒ケ岳とアサヨ峰
甲斐駒ケ岳とアサヨ峰

散歩
6時20分に起床し厳冬期登山並みの服装で散歩に出掛ける。準備に手間取り出発が遅れたため甲斐駒がモルゲンロート(7時ジャスト)に燃えるタイミングを逃してしまった。上記の写真は7時半頃だった。八ヶ岳は山頂付近に雲が掛かり冴えなかった。なお、デジカメの予備電池を忘れてしまい、この写真以降は撮れなくなってしまった。(反省)

 帰路は周辺の建築中ログハウスを見て周った。来年早々には本格的にログハウス計画を決めなくてはならないのだ。

パソコン用プリンタ設置
先日、義妹から譲ってもらったパソコン用インクジェットプリンタの掃除を行い綺麗に磨いたが、そうすると本体も綺麗にしたくなる。掃除を終え、ドライバのインストールやテストプリントを行うが綺麗に印刷されない。何回もセルフクリーニングを行い、なんとか印刷可能となった。

薪割り、焚火、焼き芋
午後は庭に出て薪割りを始める。薪ストーブは無いのだが焚火用に積んである丸太は燃え難いので割ることにしたのだ。大量にあるので汗をかいた。なお、干して置いた丸太の中に大量の虫が巣食っていたのには驚いた。割る度に白い幼虫が落ちてきて気持ち悪かった。(^^;

 休憩後、焚火を始める。今日は雪の上で敢行した。車内のシートに着いている石油を吸い取る為に詰めておいた新聞紙を使い、乾いた枯枝を集めて燃したので意外と勢い良く燃えてくれた。早速、先程割った薪の一部を使い、炭が出来た所でサツマイモを入れる。(^o^)

ログハウス検討
相変わらず水道が使えないので風呂には入れない。温泉に行く気にもなりかけたが節約して農業用水を鍋に汲み石油ストーブで沸かして体を拭くだけにする。(^^;

 ログハウスのカタログを見ながら夫婦で真剣に検討をして見る。カタログに気に入ったプランがあったので、来年早々にも業者を呼んで相談してみようと思う。そして、パソコンを使った簡易CADを勉強してみようかなと思った。

3日目:平成14年12月13日(金)晴

午前中の離荘
この朝も天気が良かったので散歩に出掛けたが、甲斐駒には雲がかかっていたので近所を一回りして止めた。なお、7時過ぎの外気温は−5℃であり、庭に置いておいたバケツの水は完全に凍っていた。

 これほどの寒さなので水道管の凍ってしまった水は出そうも無いし、庭仕事も出来ないので早めに帰ることにした。次回の訪荘時には水を大量に持って来ようと思う。

 朝食後、3日連続で焚火を行い、整理整頓して10時過ぎに離荘。道の駅で30gの水を汲み御土産とする。(^o^)

 途中のR20竜王付近で、妻が一度は食べてみたいと言う吉野家へ寄る。

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