スパリゾート・ハワイアンズ レポート

2003年3月28日
椰子の木が続く道路にでっかいゲートどこにいってもスイミングキャップ。親は探すの楽です。

ハワイに行った気になるらしい・・・・常磐ハワイアンセンター。
平成2年から「スパリゾート・ハワイアンズ」という名前になったらしい。

「田舎のハワイ」「ごーじゃすなプールと温泉の複合施設」。
ん〜こりゃ、死ぬまでに一度は行かなあかんわ・・・

で、いってまいりましたっ。
これぞ高度成長時代を支えてきた日本娯楽の殿堂ですわ。

最近発売されたホテルハワイアンズの「るるぶ」で勉強して
事前準備も万全で行ってまいりました〜っ!


あ〜あぁ〜憧れぇ〜のハワイ道路ぉ〜

サティアンではありませんスパリゾート・ハワイアンズは昭和41年に当時本業の炭鉱業がジリ貧になった、常磐炭礦(現在の常磐興産)が次の事業の柱にすべく当時世の中の人がハワイ旅行なんかあんまり行ったことの無い時代に、「日本にハワイを作ってしまおう」ってノリで常磐ハワイアンセンターを立ち上げたことから始まったとのこと。

それから35年以上。時代ごとに色んな温泉施設や宿泊施設が追加増築されながら拡大を繰り返してきたため、そのひとつひとつがその時代を如実に反映していて、それが混在された実に面白いところでした。

常磐自動車道のいわき湯元ICを降りてしばらく進むと小高い丘に巨大な施設が、どーん。
「まさかあそこ? どっかの会社の工場か研究所?」と思ってたら、そこやった。

ホテルハワイアンズは下図のように5つのテーマパークに分かれています。
じゃパークごとに独断と偏見レポートです。

スパリゾートハワイアン全体図



ウォーターパーク
ウォーターパーク

最も古くメインの部分です。ハワイアンダンスもここで行われます。

いくつものプール施設に長い滑り台。よくある大型プール施設なんですがここの凄いとこは、
それらが温水プールってことと、ショーがいろいろやってるってとこでしょーか。

実際はもう少し大きいのかなと思ってましたが、
遊べるところはウォーターパークだけじゃないので充分でした。
ウォータースライダー ここのウォータースライダーは3種類。

・ワンダーホルン・・・一般的な長距離ウォータースライダー
・ワンダーブラック・・・暗闇のトンネルを浮き輪で滑るウォータースライダー
・ワンダーリバー(写真)・・・浮き輪で緩やかで幅の広い川下りって感じのスライダー

これどれもお金いるんですよ。1回200円。
共通回数券が6回で1000円(複数人で共有可能)。
全スライダー1日乗り放題が2200円です(共有不可)。

ワンダーリバーは手で漕がないと進みませんワンダーホルンは大型のプール施設だったらどこにでもあるようなやつなんで、わざわざ並んで金払って乗らなくても・・・って感じのスライダーなんですが、他の2つは身長120cm未満はNGなんでうちの次男の大地(6歳)はこれに乗りました。

おすすめは「ワンダーブラック」。私(えだまめ)も乗りましたが、かなりの迫力です。いちばん並んでます。

ワンダーリバーは、勇気が乗ったのですが手で一生懸命漕がないと全然進まないそーです。一回乗ったらもういいって感じでしょーか。

回数券は6回分も買えば充分です。乗り放題は必要ないでしょう。だって他に遊ぶとこいっぱいあるからね〜。ワンダーブラック順番待ちしてるだけで1日終わっちゃうともったいないもんね、
休憩所(A) 上にある地図のウィルポートに隣接しているようにみえる壁際部分は4階建てになっていて2階から4回が休憩所になっています(一部、日焼けサロンと貸切休憩所ですが)。

ここの休憩所を見て腰ぬかしました。
なんと、ほとんどが畳敷き!しかも日帰り温泉ランドとかによくある、おばあちゃんとかおじいちゃんがたむろしてるあの休憩所みたいなのがそのまんまあります。置いてある低い長机も一緒。でもって、太ったおばちゃんがノースリーブ着て寝っころがって場所を占領したり、持ち込み禁止のはずなのに手製弁当を広げたりしてるんですわ。

そこは眼下にステージで行われるフラダンスショーやパラダイス号の前で行われるディズニーランドばりのショーを特等席で見ることができる場所で、現代の感覚だと有料の喫茶店テラスかなんかにしてしまうとこなんですが、そこは老若男女すべてを満足させる常磐ハワイアンセンター・・・じゃなかったスパリゾートハワイアンズ。オバタリアンのニーズを良くわかっていらっしゃる。さすがです・・・

ここは屋内施設なんで熱気が上のほうにあがるから、3,4階あたりにいくと冬でもかなり暖かいです。ってゆーかボーっとするくらい。冬場は先ずこの場所をキープするってのは必須って感じでした。
流れるプール(B) 日本でいちばん最初にできた流れるプールらしい。

かなり流れが速くて流れに身を任せていると結構楽しくて、うちもウォーターパークのなかではここが一番長くいたんじゃないでしょーか。

ただ、潜って水の中見ないほうが良いです。視界は1mもありません。
ハワイアンショー(C) これ見ないで帰る人はいないでしょーけど、やっぱり見ごたえあり。
1日2回公演ですが、1泊2日で行ったうちは、初日の昼、夜。翌日の昼と3回も見ました。
ハワイアンズは専門の舞踊学校を持っていて踊りも統率がとれててそりゃ凄いです。
「福島の宝塚」、はたまた「歓び組」かって感じで見てるものを惹きつけます。

途中で観客もステージに出て踊れるんですが、大地(次男)と楓(末娘)は3回とも前に出て踊ってました。楓にはムームーまで買って最終日に備えてたくらいですから <親バカ(笑)

ファイアーダンスも凄くて、勇気(長男)と大地はこっちに夢中でした。

あっ、そーそー、始まる前の話なんやけどモラルの無いバスタオルの場所とりの異常に多いこと・・・
こーゆーのは、TDLのように、きちっと取り締まって欲しいもんです。
艶やかです3回目は慣れたもの
お風呂(D) お風呂くらい暖かいお湯が入っているミニプールが一ヶ所だけもあります。小さいですが・・・
冬場は結構寒いので、ここは激コミでした。
おくさん初公開!
脱衣所兼ロッカー室(E) ホテル側から繋がる入口の近くに脱衣所兼コインロッカー室があります。
ホテルの案内によると、ここを使ってくださいと教えてもらったので初日は素直に使ったのですが、着替えを置いておくにはちょっと場所が悪い・・・。

プールに入ったあとって着替える前にお風呂は入りたいよね、夏以外は寒いし・・・
ここのまともなお風呂って下にでてくるスプリングパークにあるんですが(Gの場所)遠くて、体冷えちゃいます。

ホテル泊の人はホテルの温泉にはいれば良いじゃないと思うけれど、お土産やとロビーを通んなきゃいけなくてこっちはもっと遠い。

おまけにここのコインロッカー室は、ボロい市民プールのロッカー室レベルです。
せめて改装してシャワーくらいつけてね〜。
食事 はっきり言わなくては・・・。高くてまずいです。
ここ持ち込み不可ですから地獄です。


スプリングパーク
スプリングパーク

ウォーターパークが子供向けの屋内温水プールなら
スプリングパークは大人向けの屋内プールです。
スパ施設(F) 結構空いています。他にも色んな施設がありますからね・・・雨が降った日にはいいかも。
イチャつきたいカップルには良い場所なんではないでしょーか、ただ屋外スパ施設のスパガーデンパレオに行く人は結構ここを通りますので人の往来は激しい。
温泉(G) 日帰り利用の場合は裸で入れて体が洗える温泉施設はココだけ。
檜風呂あり、露天風呂あり、なかなかイケてます。

ここの脱衣所にはにコインロッカーもあります。
日帰りの人だけでなく、ホテルの人も、ここを拠点にすれば良いですよ。最後にお風呂に入ったあとに着替えられるしね。

温泉大浴場パレス




スパガーデンパレオ
赤い洞窟の奥にバーがあります円い屋根の建物はサウナです

屋外型のスパ。つまり温水プールです。
平成13年オープンの最も新しいパークで、スプリングパークと繋がっています。
行ったのは3月下旬でかなり天気も良かったのですが、そこは福島県。激寒でした。
手品 ここのちょっとした広場で、手品ショーをやってました。
プールに入りながらこの手品を目の前でみることができます。

といっても凄腕のマジシャンとかではなくて、どうみてもここのフツーの従業員。
マジックをやってるというよりは市販の手品セットを使って懸命のパフォーマンス・・・見ている子供にコケにされながらそのやりとりで遊んでるって感じでした・・・お疲れさまでした。
でも、楽しいサービスだよね。

「それ違うよー」というヤジが・・・
ミニ温泉(H) 直径5mくらいの円形のミニ温泉が5ヶ所ほどあって、ここは温水プールではなくて温泉(源泉)。
水着こそ着てますが家族で貸切温泉気分を楽しめます。オススメ。
ドリンクバー(I) プールから続く洞窟の中にはドリンクバーがあります。
冬場でオープンしてなかったけど、夏にきてここでビール飲めたら良いでしょうね〜。


江戸情話 与一
雨が降ってもこの屋根の下で・・・

ハダカで入れる大露天風呂。
平成9年にオープンしたそうです。
場所が離れてる 与一は江戸情緒満点の結構大きな露天風呂です。

ここは体を洗う場所が無く、石鹸やシャンプーも持ち込み禁止です。
だから、ゆっくり温泉に漬かりたいって人向きですね。

難点は、体が洗えないうえにロッカーがないから着替えを置いておけないわりには場所が遠い。スプリングパークからも、ウォーターパークからもかなり歩く。
で、ここにくる人は、水着あり、普段着あり、ムームー/アロハあり履いてるのも靴あり、サンダルあり、裸足ありで、わけのわかんない状態。他の施設に通じる通路の空調も誰に合わせてるのやら、とにかく寒かった(3月下旬)。

各施設間は迷路のようなところがあり初日はまったく要領がつかめずに、水着を着たままで、パーク内を行ったり来たり、裸足でペタペタ廊下を歩き回りました。
薬草風呂(J) どうも薬草サウナ(薬草蒸し風呂)ってのがあるらしい。
当日は工事中で入れなかった。残念・・・
影芝居(K) 小さな小屋があって、夜になると、そこの閉まった障子の灯り越しに影芝居をやるらしい。
風呂に入ったまま見られるのですが、うちはその時間帯は、夕食のバイキングと、夜のハワイアンショーに燃えてましたので来れませんでした・・・




ウィルポート
無縁です・・・

女性のための美容と健康のパークらしい。。。別料金がかかるので行きませんでした


ホテルハワイアンズ
うぉぉぉー到着〜って瞬間

ウィルポートにも宿泊施設がありますが
ここはオープン当初からある年季の入ったホテルです
ほとんど和室! ここのホテルの部屋は特別室を除いてほとんど全室が和室です。それも一昔前の。
いや〜、落ち着きます(笑)

そーいえば和室って晩飯食ってる間に布団ひいてくれるんやな〜。
このホテル内で唯一感じた従業員のサービスです。
風呂付と風呂なし 風呂付の部屋と風呂なしの部屋があって、もちろん風呂なしの方が安い。
ですが、風呂なしの方が実は少し広いのです。

うちは風呂なし部屋が満室だったんで風呂付部屋にしたんですが、温泉浴場まで歩いて10秒。
もちろん部屋風呂は使いませんでした・・・(涙)
アロハ&ムームー 宿泊者にはアロハ(男性)とムームー(女性)が用意されています。
滞在中は着替えが少なくて良のですが、アロハはともかく、ムームーは若い女の人が着るには相当抵抗がありそうなデザインです。
女性くらいは幾つかのデザインのなかから選ばせてもらえるといいのにね。

楓が着てるカーディガンみたいなやつも貸してくれます
サービス ん〜、びっくりするくらいサービス悪い。
全ての従業員に徹底されているから実に気持ちがいい(笑)
バイキング 夜のバイキングはなかなか良いです。
パーク内の食事がひどかったからもしかして・・・と思いましたが、かなりイケます。

肉あり、寿司あり、蟹あり、刺身あり、天ぷらあり、その他大人や子供が好きなものが色々取りほーだいの食いほーだい!
肉はちょっと堅かったですが、ホタテの貝柱のオイル焼きは旨かった〜
えだまめは2つ。勇気と大地はそれぞれ4つづつ食ってました。
ちなみに楓はソフトクリーム3つ。

バイキングのプランがあれば迷わず選びましょう!
天ぷら、ステーキ、刺身、蟹ホタテ

ガイドブックには書いていない楽しみ方


色々書きましたが、楽しいとこでした。
和のテイストが多いところやサービスがイマイチなところも気取ることなく自然体で楽しめて、また良しかな。
今度はもう少しあたたかい時に来てみたいですね〜。

さて、私、えだまめが感じたスパリゾート・ハワイアンズの楽しみ方をまとめてみました。
よろしければご参考にしてください。

1)荷物はまず、スプリングパークの脱衣所のロッカーへ 
一番うえの地図で「G]のところにあるお風呂のコインロッカーです。
平面図で見るとそうは見えないんですが、ここの脱衣所って色んなところに行くのに結構アクセスが良いです。
宿泊者の人もここを拠点に動き回ると最後に暖かいお風呂に入れてGOODですよ〜。
2)でもって、畳の休憩施設へ直行!
地図の「A」のところにある休憩所ですね。
たとえばおじいちゃんやおばあちゃんと一緒にきたらここでゆっくりしてもらえて良いです。兼荷物番(笑)
荷物だけの場所とりはやめよーね。

3)こどもは巻きバスタオルを

移動が結構大変で夏場以外は館内の普通の廊下みたいなところを裸足でペタペタ歩かなきゃなんないので寒いです。

子供さんには巻きバスタオル(マントみたいに留められるやつ)がいいです。
少しは暖かいし荷物になんないし。

おとなは濡れてもいいTシャツ程度があると良いでしょう。

4)ホテルは早めに予約。風呂付部屋はいらない。(宿泊者)
一日プールやスパや温泉に入って、部屋風呂ってあんまり使わないですよね〜
特別な理由がない限り風呂なしを選ぶべきでしょーね。

風呂なし部屋から予約はいっぱいになるみたいですので計画は早めにね。

5)夕食はバイキングに(宿泊者)

なかなかイケてます。
パーク内お昼の食事が高くてまずいので、少なく抑えるか、お菓子類で我慢して、夜は豪華にいきましょう!

延々と好き勝手書きましたが、ここまで読んでいただきまして有難うございます。
一個人の意見ですので参考程度にしてください。

本ページの画像にスパリゾート・ハワイアンズ・オリジナルサイトのものを
数枚借用していますが、心の広い常磐興産さんの許可を得ております。
(・・・許可ありがとうございました>ご担当Kさま)

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