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5/13(木)記

私の勤め先のあるビルには、外資系である私の職場よりも、他のフロアで外国人をよくみかける。リゲ○ンを地でいくビジネスマンも多いようだ。

私の帰社時間には、エレベータの中で英会話も耳にするのだが、先日帰りに某社のビジネスマンが「ごまをするっていうのは、英単語でどう表現するのがいいだろう」という話しが聞こえてきた。 「ブラウン・ノーズ(brown-nose)が話し言葉では一般的かな」と、横にいた同僚らしい人が答えた。
私は、前に何かの本で読んでちょっと興味をそそられたことがあったのを思い出し、最初に辞書をひいてみると、「彼は上司にゴマをすった(He flatterd his boss.)」。
flatter、「お世辞を言う」というこれは正攻法?の表現を載せていた。
「たしかもっと違う言葉でおもしろい表現があったのだが」と、思い出せずにいたところ、家に帰って本棚から思いがけずそのことが書かれたものを発見したのである。
「apple-polisher」
---- apple(りんご)とpolisher(みがく人)であるが、これは「アメリカの児童が先生にぴかぴかに光る林檎を持ってくる風習があったことから」ということらしい。
日本でそんな子どもはいないだろう。

言葉というのは、文化だ。どれだけ単語を覚えても、実際の生活習慣にしみついた言葉を身につけなければ、生きた言葉を使うことはできない。
だから、私などには、今から関西弁を覚えよ!と言われたところで、もしかしたら外国語をひとつを習得するのと同じくらいということも考えられるかも。(オーバーか?)
それくらい生活感の違うところで成長してきたと思うから。あらためて、言葉について考えさせられた。