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6/11(木)記

去年は長期入院していたので、ずいぶん体力がなくなってしまった。
今日も定期的な検診があり病院へ行くと、採血が6本もあり、くらくら。おまけに支払いで4000円近くかかった。いつも高いなあ…と思う。

しかし病気になるときって、貧乏な時が比較的多いのは何故か?
風邪をひいて、ちょっと油断して重くなってしまったときのこと。今年は年明けからずっとそういう感じで、GWまで大変だった。

お給料日前、あ、、財布も軽い。。。
そういうときに限って、熱が上がる一方だったりする。病院に行くお金は、あるだろうか。。
でも、病院に行ったら、仕方がないと思って請求された額を払うしかないのだ。
だいたい、食事をするときだって、そのお店の雰囲気なり種類なりで予算は判るし、中に入ればメニューがある訳だから、お財布にあわせて店を決めればいいのだ。間違っても「時価」なんて書かれたメニューを選んだりはしない。
でも病院は常に「時価」ではないか?

支払うと、大きな病院なんかは「基本料」「検査料」「投薬料」「画像診断料」などと書いてある「診療費及び領収書」というのをくれるが、結局これは最初からわかるものではない。
窓口で「○○円です」と云われるまで、一体いくらかかるのかずっとドキドキすることになる。
これでは、貧乏人は病気をしてはいけないという感じだ。

4月の時も、風邪がなかなか治らないので医者に文句を云って、あちこち調べて貰ったら、何と検査料で6000円ちょっともかかった。
最近は投薬も院外処方せんの薬局へ行かされることが多いが、その日もご多分にもれず処方せんだったので、それを手に、ふらふらとようやく歩いて薬局へ行った。渡された山のような薬もすごいが、請求された額が4000円弱。(病院に来るときに乗ったタクシー代を入れると12000円以上!)
ありったけの力を振り絞って、「え〜。そんなに高いんですか?前回の風邪時の薬はもっと安かったのに。」と云うと、「ずいぶんいい薬がでてるようですから」とのこと。
元気があったら、今まで飲んでいた薬のメーカーと名前をはっきりと云いたかったくらいだった。
薬も同じ成分で同系統のものでも、メーカーが違うと価格は当然違う。こちらからすると、それは「言い値」にとれる。

とは云っても、もし、治療メニューに「松竹梅」というのがあったら恐ろしい。
私なら「ディスカウント歯科」なんて、行く気にならないだろう。

誰かが、「医者にも競争意識を持たせないと、いつまで経っても医療費は安くはならない」というようなことを云っていたけれど、これは突き詰めれば医者というより政治の問題か?と思う。
その日は、ふらふらのまま電車で帰った。
お財布には既にタクシー代がなかったのだ。

7月の参院選には絶対いくつもりだ。
風邪ひとつでこんなことでは、いつまでたってもたまんない。