<2001.4.18> 引っ越しをした。東京に着いてから3度目の。 今日は、今まで住んでいたところでできた友だちや知り合いと一旦の区切りだった。 会おうと思えばいつだって会えるはずなのだけど、距離や時間は少しずつ何か変えてしまうだろう。 部屋に2枚の色紙。メッセージがぎっしり詰まったその色紙に、更に今日は3枚目をもらった。 1枚目。1996年5月、二度と来ることのないと思っていた東京に出て来て、会社の都合でわずが3週間しかいなかった船橋で出会った人たちが、出ていく時にエールを送ってくれた時のもの。 2枚目。1997年6月。突然の告知。翌月の誕生日が過ぎての7月28日、ようやく東京医科大学病院のベッドの空きがでて入る。一度退院したものの、再びの悪夢で9月15日再入院。その2度目の手術の直後にいただいたもの。 書かれたたくさんの“がんばれ”は、今私の血の中に詰まっているはず。 今日新たに3枚目。 2枚目の時の人たちが、元気になった私を今回送りだしてくれるために寄せ書きしてくれた。 心でしか感じることができない人の暖かさ。しみじみ。 明日が見えなくて、もうどうにもならないくらい真っ暗だったあの時間は今はもう、微塵もない。とても幸せなことなんだろうなって思う。 ------------ いただいた花束です ------------ 新しいこと、新しい所で、何かやるということはとても不安でしんどいけど、 頑張るという気持ちがあればそれは行動に出ると思います。 頑張ってください。また会いましょう。 ------------ すっごい綺麗です! ------------ 一体どれだけの人たちに支えられて、どれだけの思いをいただいて立ち直ってやってこれたのだろう。そしてこれからも、ひとりではきっと生きて行けない。 感謝、感謝、そしてまた感謝かな。 残りの人生で、あとどのくらいの人たちと出会うのだろう。ここに居残る時間も、そう長くはないかもしれないけれど。 |