今回は、日進月歩に変化するパソコンの世界。最近気になるMac周辺のキーワードを紹介しましょう。
スティーブ・ジョブス-----Macintosh生みの親。
他のメンバーとの折り合いの悪さから、NeXT社を設立した。昨年、Apple社のNeXT社買収により、Appleのリーダーに返り咲く。暫定CEOとして、組織の再編、Appleストアなどのマーケティング戦略を打ち出している。
Appleストア------最新のMacintoshがホームページから注文できる、Appleのオンラインショッピングセンター。用途にあったHDD(ハードディスク)、モニタなどを選択でき、自分好みのMacが注文できる(日本はまだ)。日本でも開始された。
エミュレーション------何かに似せて機能させること。
パソコンに於いては、本来備わっていない機能をまねして実行する。一般的なのは、異なるCPUのパソコン環境をそのまま再現してしまうソフト。エミュレーションソフトのMac用で主なものは、『ソフトウインドウズ』『バーチャルPC』など。ただし、高速なCPUでなければ、動作がぎこちなくなってしまう。
TCP/IP------MacOSをはじめ、Windows95、UNIXなど主要なOSがサポートする世界標準のネットワークプロトコル(通信をする際の言語というか約束事のようなもの)。
インターネットの基盤であるARPNETで使われていたプロトコルを基本に、多くの改良がされ、標準化された。('83年より実用化)
PowerPC G3------Apple、IBM、モトローラの3社連合によって開発された高性能なRISK(リスク)CPUシリーズの最新版。
第1世代PowerPC 601、第2世代のPowerPC 603&604に続く、第3世代のチップということでG3(ジェネレーション3)の名を持つ。
これは、Apple社独自の呼び方で、正式名称はPowerPC 705。
FireWire------Appleが提唱し、業界規格として普及が進みつつある高速シリアルバスの規格。正式名称は、IEEE(アイトリプルイー)1394。
電源をいれたまま脱着できるすごいもの。すでに民生用デジタルビデオのDV端子に採用され、同端子を持つMac用のサードパーティー製のビデオ取り込みボードも登場している。
最近では、New G3Macの周辺機器接続方式となっている。
SDRAM-----『シンクロナスDRAM』の略。PowerMac G3や最新鋭Windowsマシンが採用している高速メモリ仕様。メモリそのものの内部構成は通常のDRAM(ダイナミック・ランダムアクセスメモリ)と同じだが、パソコン本体のメモリスロットの速度と動作速度を同期している点が異なる。
ジャバ(JAVA)-----サンマイクロシステムズ社が開発した言語で、ハードウエアやOSの種類に関係なくソフトを開発できる。『ネットスケープナビゲーター』などのWebブラウザソフトがジャバ実行機能をつけたほか、MacOSでは『MacOSランタイム
for ジャバ』で、JAVAソフトを実行できる。
QuickTime-----アップル社が開発したマルチメディア基盤技術。動画、静止画、音声、楽曲、文字情報、立体空間、立体物などのありとあらゆる形態の情報の作成、編集、再生機能をOSに追加する。対応OSは、MacOSとWindows95/NT。最新版は3.0では、MPEG2にも対応し、デジタルビデオやDVDの編集、再生でも重要な役を担う。3.0の日本語ローカライズは、もう間もなく!
56Kモデム-----ISDN並みの高速アクセスをアナログ回線で実現するモデム。USロボスティックス社が提唱する「x2」という規格と、「k56flex」というロックウェル社が提唱する規格が存在した。それぞれの規格に対応するプロバイダの違いによっては56キロbpsで通信できない場合があった。
最近ようやく、両者の規格を折衷する形で規格が決まった。
NC-----『ネットワークコンピュータ』の略。必要な情報は、サーバーから持ち出してきて利用する形式のコンピュータ。ジャバで書かれたソフトをサーバーから呼び出してソフトを使う。これによりハードディスクなどが不要になり、安価なコンピュータとして使える。
NCは、普及するか?!
ピアフ通信-----「PHS Internet Access Forum Standard」の略。
端末間の伝送制御手順の標準方式で、移動体として初めて32キロbpsの通信速度を実現した手ごろなPHSの料金体系をそのまま利用できるので、モバイル生活に最適。離せなくなるかも!?
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