Macを使っているうちに、外部記憶装置など、周辺機器が必要になって来たりしますね。今回はそれらの接続方式について。 MOや、Zip、CD-Rなどのデータを記憶する外部記憶装置の他、スキャナ、プリンター、MIDIなどなど、それらをMac本体と接続するためには、接続する端子、ケーブルが必要になります。 ●シリアルポート(Serial Port)
シリアル方式とは、単線をつかって1ビットづつデータを送信する方式です。現在のMacでは、230.4キロBPS(ビーピーエス=1秒間あたりに送れるデータの容量をあらわす単位。bit per secondの略)。そのスピードでデータのやり取りができます。Power Macintoshシリーズには、Geo Portと呼ばれる、Local Talkの約9倍の転送能力を持つシリアルポートがあります。 正確に云うと、ADBポートもシリアル接続にあたります。ADB(Apple Destop Bus)ポートもMac背面に接続ポートがあり、入力機器を接続するための規格です。キーボード、マウス、タブレットなど、最大3台までのADB機器をアイコンが示すように数珠つなぎ(デイジーチェーン)で接続できます。 ●SCSI(スカジー=Small Computer System Interface)
SCSI機器では、数珠つなぎ(デイジーチェーン)で最大8台までの接続ができます。各々のSCSI機器には、SCSI IDという0から7までの番号を、重複しないように設定します。Macではすでに内蔵ハードディスクが0、SD-ROMドライブが3、そしてMac本体には7が最初から使用されていますので、それ以外の番号の設定をしなければなりません。 最近では、Fast SCSI(ファストスカジー)と呼ばれる、転送速度を高速化したSCSI2の上位規格のものもあります。通常のSCSIの早さの10MB/sのスピードです。 ●USB(Universal Serial Bus)
最大127台までの周辺機器の接続が可能ですが、FireWire(IEEE1394)とは違い、パソコンなしでネットワークを構築することはできません。 Plug and Play(拡張カードなどのシステムの自動設定を行う規格)が可能。低コストです。 USBは将来的には、パソコン全体の標準規格として採用されるといわれています。 ●FireWire Appleが提唱し、業界規格として普及が進みつつある高速(400Mbps=Ethernetの転送速度の40倍もの速さに匹敵)シリアルバスの規格。正式名称は、IEEE(アイトリプルイー)1394。 ※このコーナーへのご意見、メールをお待ちしています。 |