壱岐 波止で鯵子釣り
作戦
もう、そろそろイサキが来るバイ。
壱岐に夜釣りをかければイサキはもちろん真鯛も間違いなか。
釣り飽きたらイカもよかバイ。
そんな訳で久々に壱岐への釣行を計画した。壱岐は久し振りである。
と言いつつ内心、そう甘くはいかないかもしれない。
かもしれない場合の言い訳として、今回はアウトドアーレジャーの定番
であるバーベキューも二次的な目的とする事にした。
唐津のスーパーで和牛カルビー980円を2パック。1パックは脂身
の多いやつ。もう1パックは赤身のものと協議の結果決定した。
野菜もほしいよね。ピーマン1パック4個入りで98円。
椎茸1パック。ウインナ-1袋。チクワ1袋。以上を購入した。
イカに心引かれたが、これは釣って食べればいい。
呼子港より壱岐行きのフェリーに乗り込む。
壱岐の印通寺の港に海虎(シータイガー)の車が待機しているので
それに乗り陸路で郷ノ浦迄いく。そこからやっと船に乗り込む。
フェリーで週二回来ているという爺さん達と一緒になる。
爺さんの話では波止で割といい型の鯵が釣れているので波止がよかばいとの事。
でも我々は今回は特別希望で名礁沖の黒瀬を希望している。
爺さん達を降ろしてから待望の沖の黒瀬に上礁する。
恐らく夕まずめから、休む間もないくらい入れ食いになるだろうからと
早いうちにバーベーキューを開始する。
磯の上でのバーベキュー(特に脂身カルビー)は全くの贅沢でこんなにうまい
ものはないと思う。
もっとも我々の装備はアウトドア-と言うよりホームレスに近い。
悲惨
黒瀬での釣果は悲惨を極めた。
夕まずめはキロ級のクロの筈が、ミニクロの入れ食いであった。
分け入っても分け入ってもミニクロ(山頭火)。たまに大きなイスズミ。
早々と夜釣りの籠釣りに切り替えるものの、なーんも釣れない。
黒瀬先端より右流れの潮に乗せれば、100Mぐらいで緩やかに右
にカーブする筈である。これを俗に真鯛潮と呼ぶ。
なのに今日は左に流れて根掛りばかりする。これって坊主潮!
夜中2時くらいまで頑張ったもののなーんも釣れん。
あきらめて岩場にシュラフを敷いて寝るが、風も強くなり、時折
顔に潮しぶきが掛かってくる。
おまけに空気枕に穴が開いており、すぐにしぼんでしまう。
夜が明けてみるとかなりの時化となっていた。
船長に電話して、郷ノ浦の波止に瀬替わりをお願いする。
波止では結構型の良い鯵子が釣れているそうなので鯵子釣り
に切り替える。男はさびきで鯵子釣じゃい!!
波止はご覧のように外海と違い全く穏やかで平和である。
さびき釣りで鯵子と言っても15センチ程度の鯵の中学生
が入食いになる。
スーパーで買うと1匹100円するのじゃないの。
100匹釣れば元とるかもね。
我々の上空にはトンビがホバリングしており、釣った鯵
を瞬間に舞い降りて持っていく。
とんびにしても魚釣りをしているようなものであろう。
輪廻じゃ。
三人で並んで釣っていると必ず右から順に釣れてくる。
壱岐の鯵は右回りじゃと思いつつ、やっとお土産が出来た。