ゴールドコースト・マラソン参加記録
参加記録
2002年7月5日
かねてより念願であったゴールドコースト・マラソンにやっと参加できた。
半分は観光であるが、景色の綺麗な砂浜が延々と続くゴールドコーストを
走るのは夢であった。
ゴールドコーストはオーストラリアのクーンズランド州にある。
地図で言うとオーストラリアの右側の真中あたりでグレートバリヤーリーフの
やや下側と言えば解りやすいか。
季節は日本と丁度反対になるので7月は冬である。
冬と言ってもゴールドコーストは南緯20度ぐらいなので北緯でいうと香港と
同じぐらいで、日本人にしてみれば年中暖かいと言える。
毎年、7月の冬に開かれるマラソンと10月のインデイ500が2大イベン
トとなっている。
インデイ500は一般道を利用して開催するそうである。
成田から約8時間の長距離飛行でやっとブリスベンに到着した。
成田を夜10時に出発して到着したのが朝7時である。
では9時間掛かっているではないかと言われるかもしれないが
時差が1時間あるので合っているのである。
到着したら時計を丁度1時間進めないといけない。
ここからゴールドコースト迄はまだ80Kぐらいある。
Tシャツで出発したが、やはり寒い。空港の外に出てすぐ長袖を着込んだ。
取りあえず、途中のコアラ動物園に寄ることにした。
一応コアラとオージービーフはお約束なのでカバーしとかないといけない。
動物園には名産のコアラ,カンガルー,タスマニアンデビル,ウォンバット等
がいた。
コアラの本場だけあってユーカリにコアラが一杯成っているという感じである。
日本に初めて来た時には多摩動物公園で何時間も並んでやっと見られたが、
ここでは無造作に一杯コアラがぶら下がっている。
コアラの抱っこは写真付きで1名15ドル(1ドルは約70円)でやらしてくれる。
写真のおねーさんの注意に従って抱っこしなければいけない。
州によっては、もうコアラに触ることは出来ないようになっているそうである。
左側の写真は何やら犬のように見えるが、実はタスマニアン・デビルである。
これも夜行性なので本来は昼間はじっとしているのだが、何故かこの日はせわしなく
うろつき回っていた。
右はカンガルーに餌をやっている処のようだが、ワラビーかカンガルーかの区別
がついていない。
まあ、どっちでもいいが。
この日はこの後、お約束のオージービーフを食った。
本場のオージービーフはさすがにまずい。味がない。霜降りがない。
後で聞くと、皆自分でテーブルの調味料を掛けて食うのだそうである。
いよいよマラソン当日である。
ホテルからマラソンゲート迄は専用のシャトルバスが出ている。
マラソンのスタートゲートは町の中心地の港からで、南北に伸びるサーフサイド
を走る事になる。距離は5キロ,10キロラン,10キロウォーク,ハーフ,フル,車いす
であるが、10キロウォークとは海岸端をゆっくり歩くのではなく、競歩の意味
である。勘違いしてエントリーするととんでもない事になる。
これは走っている最中に気がついた。
折り返して帰ってくる途中で変なやつが反対側を一杯歩いてくるなーと思っていたら
競歩の歩き方だった。
表示はMOST-LONG,LONG,MIDIUM,SHORTとなっている。
世界中から約7000人が集まっていた。うち日本から約1000人来ているらしい。
スタートゲートの近くで記念撮影を。走った後はよれよれになっているので
その前に証拠写真を。
オーストラリアに来て先ず驚くのが空の青さである。
日本では見たこともない、雲一つない青空で正にスカイブルーである。
しかし、それだけに紫外線が極めて強い。日なたでは暑いし木陰では寒い。
今日は朝は最低気温5度で昼間最高気温20度であるが、それ以上に暑く
感じる。
スタートはサーフサイドのメインストリートである。
メインストリートの一般大通りを走り抜けるのは非常に気持ちいいものである。
デイスクジョッキー風の司会者が何やら英語でわめいている。
FIレースのスタートの様だ。現地のおね-さんは臍だしルックが多い。
フィニッシュするとTシャツとフィニシャーズ・メダルをもらえる。
メダルは家宝とする事にした。
ゴールドコーストの海岸にて。
マラソン終了後に海岸の砂浜に出てみた。後ろの高層ビルは全てリゾート・ホテル
でその右側がマラソンコースとなったメインストリートである。
ここは、リゾート地でサーフィンのメッカであるが、今はシーズンオフである。
シーズンオフではあるが世界の富豪達のクルーザーが係留されており、サーフィン、
パラセーリング、ジェットスキー等、マリンスポーツをしている。
右側の写真はゴールドコーストが誇る水陸両用観光バス(アクアバス)である。
海に入る為、座席位置は通常のバスよりかなり高い。
オーストラリアでも珍しいらしく、行き交う人は我々に手を振ってくる。
この観光バスは市内を駆けめぐった後、ヨットハーバーから海に入った。
海上ではスクリューで前進する。海上に出たら結構なスピードで遊覧船に早代わり。
これは日本でも流行るような気がする。
デイナークルーズにて。
最終日は昼間は観光、夜はデイナークルーズをした。目的は勿論シーフードである。
ロブスター(オプション)を追加したが、これが半端な量ではない。
多ければいい!これがオージーの感覚だ。
パイナップル、スイカ、メロンを下に敷いて、その上にロブスター、渡り蟹、マッドクラブ
、海老なんかを嫌と言うほど積んである。
足りなければバイキング形式だったので取ってくればいいが、食べきれなかった。
ロブスターを食べ残したのは生まれて初めてである。
人間いっぺんにはそんなに食えないものである。悲しい。
食事が終わると船内でタヒチアン・ショー及びラスベガス・ショーが始まった。
小錦そっくりの司会者を含め3人のオーストラリア芸人が入れ替わり立ち代り
ショーを行うのである。
一番太った芸人は俺はプレスリーだと言い、タヒチアンショーを踊ったおねいさん
は私はテナ・タナーと言っていた。
乗客も含め、皆怪しい人間ばっかりだった。
乗客には台湾人,中国人,オーストリア人,日本人,キングスランド?人が来ており、各国代表が
タヒチアン・ダンスを踊った。私も日本代表として踊り司会者と握手している処である。