今年初青物
平成14年12月14日。若潮。
浦丸船長から久し振りに良い天気になるから来んですかという連絡を受ける。
毎年の事だが12月になると時化が多く中々釣りに行けない。
折角だから青物狙いで日帰り釣行となった。
急遽であった為、松ちゃん,森井さんは都合がつかず1人となった。
青物狙いとあって、大型クーラーを購入して準備する。
これで大型ヒラスが来ても大丈夫の筈である。
今まで大物が釣れなかったのはクーラーが小さかったからだ。
餌はボイルを2角のみ。徹底的に青物を攻める事とする。
朝4時に名護屋港より出発する。
大半は寒クロ狙いの人である。
小ニ神からカラト,親ニ神の順に降ろしていく。まだうねりが残っている。
私は親二神の南風止まりに上礁する。
1人で来た者が3人で一緒に上礁した。
青物なら小ニ神が圧倒的に良いのであるが,意外と親ニ神でもとの思いがあった。
明るくなるのを待ってからつり始めたが、付け餌のボイルがなくならない。
何の反応もないまま2時間近く過ぎた。
徐々に浮き下を深くしていったが、竿1本半まで深くしたときいきなり竿引きの当たりがあった。
竿を大きく持って行かれるが、強引に引き寄せる。
足元まで引き寄せたら白く長い魚体が見えた。ヒラスだ。でかい!
もう少しと思った瞬間,プンと軽くなった。
痛恨のハリス切れである。甘く見すぎた。まさか本当にヒラスが来るとは思っていなかった。
どうせヤズ程度であろうと食いを重視してハリス5号にしていたのが敗因である。
反省して6号ハリスに替える。後悔先に立たず。
その後当たりが遠のいたので、他の2名と協議して瀬替わりする事にした。
クロ狙いの二人は親ニ神の灯台裏,私は小ニ神の西の離れに上げてもらう。
西の離れは小ニ神でもA級ポイントであるが、朝はうねりがあって上礁出来なかった所であった。
浮き下1ひろから始めたが付け餌が残ってくる。
1投毎に浮き下を深くしていって1本半にした所で浮きが沈んだ。
先ほどのヒラス程の強さではないようなので強引に引き寄せる。
西の離れは釣り座が高いので独りではタモも使いずらい。
波が高くなるのを待って岩場にぶり上げると2Kぐらいのヤズである。
よかった。!取りあえずボーズは免れた。1人で来た甲斐もあった。
先ほどと同じ場所に仕掛けを投げ込むと又しても同じ当たり。
今度も同サイズのヤズだ。2投連続でヒット!。
此処にはヤズがうじゃうじゃいるぞ!もうどうなっても知らんけんね!
と思ったが、そう甘くはない。後が続かない。
仕掛けを投げ込んで昼飯を食べ始めたらボコンと浮きが沈んだ。
慌てて弁当を置いてあわせると3匹目のヤズである。
ここで持って来たボイルが無くなったので終了とした。
初めてボイル2角を使いきってしまった。いつも半分以上あまるのに。
当たり前の話しであるが、釣れるときには餌さが足りない。
今日は青物狙いに徹してふかせ用こませは全く持って来なかった。
これが、勝因かも。青物しか狙えないので集中出来た。
帰港すると大体の人はクロであった。ヒラスは上がっていなかった。
クロはクーラー一杯とは言えない程度で、これからシーズンといった処である。
今度はクロ一本狙いで来んね!と船長から言われた。
クロは親ニ神の方が圧倒的に良いみたいである。
チヌ、スズキも上がっていた。
今回の教訓
どうした訳か竿1本半でしか当たりが無かった。
急に水温が低下したせいなのか。ヒラス籠仕掛けではボーズであった筈。
私は真鯛籠仕掛けで釣ったので浮き下を深く出来た。
青物は浅くという常識はあまり信じ込んでもいけない。
素直に付け餌がなくならない時は深く!という鉄則はふかせも籠も同じであった。