業師ソウルを行く
平成15年8月26日
今年は日本全国天候不順で、ここ数ヶ月釣りに行っていない。
年のせいか、雨でも辛いし、天気が良すぎて暑くてもつらい。
もう少し涼しくなってから釣行を再開しよう。
という訳で、夏季休暇を利用して家族でソウル旅行となった。
韓国は、眼鏡が安いという事なので釣り用の近視用サングラス
を作りたいという気持ちがあった。
1名\29,000という格安パックを利用して家族3人で2泊3日の
予定でお買い物ツアーを実行。
【第1日目】
福岡空港から9:00発の日航で出発。
50分で仁川国際空港に到着する。金浦空港は現在国内線のみ発着
し、国際空港は仁川となっている。
空港に現地のガイドが待っており、マイクロバスでソウル市内まで
約1時間半移動する。
我々は格安ツアーという事もあり、ホテルはソウルから程遠い踏十里
にある古いビジネスホテルであった。
お決まりの古い土産物屋を案内されたあげくホテルについたのは14時
過ぎであった。
休むまもなく地下鉄で再びソウル市内の明洞(ミヨンドン)まで出て遅い
昼飯を食べることにした。
取りあえず明洞の食堂が密集する裏通りでカルビ,テジカルビ,ビビンパプ
を食べる。
既に下味が付けてあるから非常にうまい。
本場の焼肉は日本よりかなりうまい。
注文した焼肉の他に様々なキムチ(無料)が付いてくるのも嬉しい。
日本なら一皿300円は取られそうなキムチが6,7種類ついてくる。
明洞は日本の銀座みたいな処でソウルでも一番賑やかな処である。
ここから歩いて程近い処に南大門市場(ナンデンモンシジャン)がある。
ここに商店,露天商がずらりと並んでおり、まさに戦後の闇市状態
である。
店先には有名ブランドのコピー商品がズラリ並んでいる。
店頭にあるのはいかにも偽物とわかるもので販売用ではなく、
看板みたいなもので興味を示したら店の奥に連れて行かれ
チョットやばいコピー商品を交渉する仕組みになっている。
ランクはS,A,B,Cと分かれておりSは本物と見分けが付かない。
店頭のC級商品を眺めるだけでも楽しい。
【第2日目】
朝から生憎雨であった。
名所を回るのはやめて一旦明洞に出て朝食にソルロンタンを食った。
豚骨スープにご飯を入れて食べるもので、博多ラーメンのオジヤ風
な食べ物である。
今日は東大門市場(ドンデンモンシジャン)の斗山タワーとミリオレショッピング
センターを中心にお買い物とした。
今回のお買い物の目的である、度付きサングラスをミリオレで作った。
先ずサングラスのフレームを選んでそれに度付きサングラスを入れてもらう。
全部で\5,000である。安い!!日本なら\25,000は取られる。
注文して30分後に又きてくれと言われその間にビジネスバッグを見ていたら
店の大将が出てきて
大将『貴方はこれをいくらで買いたいですか?』
私 『私は6,000円で買いたいです』
大将『とんでもない。これは鹿皮の上等なもので本当は20,000だけど私に
12,000円ください。1万以下ならこちらの牛皮であります。』
私 『いいや。この鹿皮しか買う気がない。』
大将『では7,000円ください。』
私 『さっきから言ってるように6,000円しか予算をもってない。
6,000円ならほら!今すぐかうよ!』
大将『クー!,6,000円で売ります。カムサハムニダ!!』
安い!。実に安い!日本で買えば25,0000円はする。
夕方になったので貞洞劇場まで移動して韓国ミュージカルの『ナンタ』
を観た。
ナンタは日本に来た事があるミユージカルで乱打の意味で厨房で様々な
ものを叩いてリズムを取るパワフルなエンターテイメントであった。
これは見て損はないものだ。
劇場を出て屋台風の店でテジカルビを食ったが、ここは日本語が全く
通じずテジカルビ3人前を注文するのに店員総出で10分ぐらい掛かった。
でも同席のお客が携帯で日本語がわかる人を探してくれたり、韓国の人は
総じて外国の人、特に日本人には非常に親切にしてくれる。
翌朝、ホテルの下の民家の屋根に干してある唐辛子である。
ともかく唐辛子の消費量は世界一ではないか。
家族一同『面白かった!また行きたい。今度は明洞に泊ってもっと買い物したい。』