中五島 真鯛
ヨロブン アンニョンハセヨ! 皆さんお元気でしょうか!
実に釣行については半年振りの更新となってしまいました。
この半年、個人的に様々な事があったという事と毎週の台風で中々釣りに行く事ができませんでした。
個人的に55歳になったのを期にもう少し自分の気持ちに正直生きたいという事を思い長年勤めていた会社を早期退職しました。
すぐに新しい会社を立ち上げて活動を始めたのですが、以外に忙しくゆっくり釣りとはいかなかったのです。
情報処理のコンサル・受託会社として『有限会社 九州情報技研』を設立しました。
チャル プタッカンダ! よろしくお願いします。
3ヶ月も釣りに行かないと夢の中で『こませ』を混ぜたり
釣り道具を運んでいたり、目が覚めてかなり重症のストレスに掛かっているように感じ始めました。
そこで、多少波は残っていましたが、とうとう16日に五島に釣行することにしました。
16日の11時に呼子から御馴染みの瀬渡し船『海輝』で出発しました。
釣り客は全部で12名程度でいつもより少ないようです。
最初は釣りに行けるだけで幸せ・なーんも釣れんでもよかもん!と思って
はいるものの、いざ釣り場につくと、あれも釣りたい・これも釣りたいという思いが出てきます。
船長が中五島の瀬を順に見回っていくけど、いい所は皆人が上がって」います。
上礁したのは御馴染みのへぼ瀬の西側です。
ここなら、瀬の状況は熟知しているので釣れたも同然です。
朝からたいしたものは食ってないので、まず昼飯を食いつつ、こませを撒きます。
朝、自分でタッパに入れてきた弁当と、さんまの蒲焼を焚いて食べると旨いこと!
久しぶりの磯の上での弁当は涙がでるぐらい旨いものです。
会社を辞めていろいろあるけど、こうやって又五島の磯の上で釣りをしながら
飯が食えるかと思うとそれがよりうまく感じるものです。
釣りは釣っている事も面白いけど、こうして馬鹿な暇つぶしができる環境に
身を置けるというのが、しあわせ!って感じか。
ふかせ釣りはいつもの通りなーんも釣れない。
潮の流れが速いのと風が強いので竿があおられ、道糸が飛ばされて釣りにならない。
しかし、ここで瀬替わりするのは失敗である。
へぼ瀬は濁流のように潮が流れているが、上げに変わったとたん緩やかに右に流れる。
右の100Mぐらい流れてさらに緩やかに右ドッグレッグして潮ダマリにぶつかる
これが、私が密かに名付けている『へぼ瀬の真鯛潮』である。
本日の際干潮は16時であるから、1時間遅れの17時過ぎから上げの潮が動きだした。
日が暮れて篭つりに変えての3投目ぐらいに私に得意の出会い頭の一発真鯛がきた。
ネットの出会い系サイトはイケないけれど、魚との出会い系サイトは大歓迎である。
へぼ島ではクロは釣れないが真鯛が釣れなかったためしはない。
まだ、夕方7時だから今夜はどうなるかおじさん知らんよ!の調子が出てきた。
その後は潮の流れもよく雰囲気も良いが、松島さんにイサキが1枚来ただけであった。
夜中1時前に諦めて岩場のくぼみで寝てしまった。
朝、6時頃リールを巻く音で目が覚めた。
起きてみると松嶋さんが、真鯛をタモに入れている。
昨夜真鯛が来なかったので早めに起きて釣り始めたら3投目ぐらいに来たそうである。
ハングリーの精神がもたらした執念の1尾である。えらい!
これで一応真鯛が全員安打!である。よっしゃ!と二人で再び釣り始める。
私は竿3本の浮き下で真鯛、松嶋さんは竿2本で青物を狙う。
ところが、何と松嶋さんのほうに今回最大の真鯛が来てしまった。
日が上がってから竿2本の浮き下で真鯛が来るとは! 釣りは奥が深いのう。
合計真鯛3枚とは今回の釣行は大成功ではなかったでしょうか。
早速、携帯のカメラで写真を撮り,家に送った処、『真鯛は久しぶりね!』
という返事が返ってきた。
ほんと!久しぶり!二人とも真鯛は今年初めてじゃないかな。
やっと長年の借金を返した気分である。特に意味はないけどそういう気分。