再び中五島  真鯛やイサキ,クロ,アジの舞踊り


今年も、もう少しで終わりが近つきましたが、皆さんお元気でしょうか!
松隈JRより連絡があり、五島に行きたいとの事。
若干風が強いが、船が出るなら行かなければなるまい。
11月27日の呼子から海輝で12時に出発したで、あるが、客は全部で7名と少ない。
客が多いといやだし、少ないと釣れていないようで不安となる。
船長に釣果を聞くと『夜のクロ,真鯛が結構釣れている。クーラー一杯。でも今日はわからん。』
と実に私の技量を見透かしたような返事であった。

3時間弱で中五島に着いてみると、めぼしい磯には先客が上がっている。
我々は名勝三瀬を正面に望む灯台から少しずれた磯に上がった。
ここなら足場も良いし寝場所もかなりある。水深がないのが気がかりであるが釣って見らんとわからん。
しばらくは、ふかせで足元のクロを狙っていたがミニグロばかりである。
風が強く竿があおられ、道糸がふけて中々釣りにならない。
それではと錘1号にして竿先を海中に入れて、仕掛けをクロの棚まで落とす高等戦術である。
浮きの消しこみはあるが、中々サイズが大きくならない。
もう今から入れ食いにならんと帳尻が合わんよ!
もしかしてと良くない予想が頭に浮かび、坊主だけにはなるまいと手の平サイズのクロを皆
にわからない様こっそりキープ。
この後、なーんも釣れんでも俺だけは坊主じゃないけんね。
松隈JRも足の裏サイズを数枚キープしているようである。

夕食をとった後、ようやく篭釣りに変更した。大潮であるが、潮の動きはそれほど早くない。
船長は竿1本半から2本といったが、大潮の満潮であるのでもう少し深く釣りたい。
皆が少しずつ深い棚でつり出すとイサキ、アジが掛かりだした。
アジは結構良い型でこれ1匹でアジ定食ができる程度。
アジが釣れた人を皆が羨ましがる状況である。これで良いのか?
9時頃になって釣り座左端で流していた森井さんに巨大な当たり。


大騒ぎで上げてみると4キロ近い真鯛であった。
やっぱり、浅くても真鯛は居るんじゃないのと言う事で皆一斉に真剣につり出す。
その後、私に真鯛らしき当たりがあったが、あわせると軽い。
難なく寄せてぶり揚げようとしたが、異常に重く上がらない。
なんじゃろか?と力一杯ぶり揚げると2キロ近い口太グロであった。
船長が言っていたのはこの事か。こりゃでかい。


その後、アジ、アジ、イサキ、アジ、アジ、アジ、クロ、アジの様な展開となった。
不思議なことに松隈JRにだけは浜笛吹きが掛かってくる。微妙に棚が違うのだろうか。
皆12時頃になると寝袋に入って寝だした。皆今日は寝らんと言っていたのに。
私はしぶとく1時頃まで頑張ったが、ますます風が強くなり、アジを追加しただけであった。