五島 へぼ島の真鯛,クロ
平成19年4月14日
長い間更新をしていませんでした。
大阪長期出張の為、釣にいけませんでしたが、福岡に戻り再開です。
今回はあまり釣れないと思いデジカメを持っていきませんでした。
自分の携帯の写真で勘弁してください。
まーこういう時にこそ釣れるというものです。これからはデジカメは故意に忘れた方がいいのでは。
朝の10時に呼子港から海輝で出発。客は9名で多少不安になる。『釣れとらんのやなかろか?』
天気が良かったので五島の西側をめざしたが、以外に波が高く瀬上がりは西側に変更となった。
西側なら灯台かへぼ島に上がろうよと船中で松嶋さんと相談。
へぼ島の西角が空いていたので希望の場所に瀬上がりできた。
ここで釣って真鯛が釣れなかった事はほとんどない。その代わり流れが速くて釣れる時間
は非常に少ない。
午後1時に上がったが最干潮夜8時ぐらいが満潮であった。
しばらくあれやこれやと試していたが、案の上何も釣れない。
途中、松嶋さんが足の裏サイズのクロを釣り上げたが後が続かない。
へぼ島は昼間は何か釣れた試しがない。
そのうち下げの潮がいつも通り濁流のように流れ始めて釣にならない。
『ダメばい』
『釣れん!』
『瀬代わりしようか?』
いつもの愚痴を二人で言い合う。
満潮の夜8時までは辛抱して釣っていたが、時折イサキが掛かるのみ。
夜の再干潮が2時だからそれまで寝ようと言う事になったが、蚊の猛攻で中々眠れない。
時折、流れが止まったように見えるので遠投してみると、急激な流れが続いている。
やっと夜中2時になったので起き出して釣の準備にかかる。
二人で海を見ながら潮が変わるのを待ち続ける。
『ほんとに変わるとやろか?』と自然現象まで疑い始める。
2時30分に嘘みたいに潮が上げに変わりだし、急流が止まった。
沖の澱みを狙うとイサキが気持ち良くケミホタルを消し込む。
イヤー!久しぶりの快感!
そのうち、松嶋さんが『来たー!真鯛みたいです!』。丁寧に寄せてみると2K強の大型真鯛だ。
私がイサキをこつこつ釣ってリードしていたのに一発逆転されてしまった。
『真鯛は二匹いる』と私もさっき真鯛が釣れた辺りに意地汚く投げ込むが中々続かない。
『松嶋さん。小ぶりで良いからもう一匹釣って!』と諦めかけた明け方4時頃『ズン!』と重い手応えがあった。
『真鯛が来たー!』と叫んで慎重に手繰り寄せる。
松嶋さんに掬ってもらった真鯛は55センチ3K強の大型。
『へぼ島で真鯛が釣れなかった事はない』という神話は今回も継続。
二人とも真鯛が釣れたので余裕を取り戻し瀬際のクロ狙いに変更した。
足元を2ひろのふかせでしぶとく狙っていたら、5時頃竿をひったくる当りがあった。
大型イスズミかと思っていたら、巨大口太であった。45センチ2K強だ。
五島で釣ったクロでは自己最高の大きさである。
道糸6号、ハリス5号、針は尾長9号なので強引に手繰り寄せる。
終わってみれば久しぶりの大釣果である。
寄港後の品評会ではクロが評価され船長の奥さんに写真を撮ってもらった。
今回はデジカメの写真はないが、内容はゴールデンウイークの『釣ニュース』に掲載されました。
へぼ島の釣の極意
@へぼ島では潮止まりを狙え。下げの潮の早い時間は何もするな。
A真鯛は澱みにもいる。
B真鯛イサキは潮の大きい時は竿3本、小さい時は竿2本。
C夜は瀬際のクロもいる。タナは2ひろの大仕掛けで狙え。
D夜上げ潮に変わったからが狙い時。安易に瀬変わりするな。