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平成２１年１１月７日秋晴れ
海は好きでも山には登らない信念の業師がどういう訳か宝満山に登る事になりました。
経緯を話すと長くなるので省略するが、取敢えず一度宝満山に登ってみようという事になったのです。
山登りの素人、上手でない人向けにその記録を残す事としました。
山登りは下手な人に非常に参考となる記録であります。
宝満山は福岡の一番有名な山で８３０メートルあり、市民が一番安全で登り易い山と言われています。
博多側からは大宰府の竈神社から登るルートが一番ポピュラーであり、一本道なので途中迷う事もありません。
と言うことで竈神社の左手の登山ルート入り口から出発しました。
一合目 一の鳥居
二合目 水のみ場
三合目 休堂跡
四合目 徳広の井
五合目 殺生禁断碑
六合目 吉田屋敷跡
七合目 西院谷 百段がんぎ
八合目 カマド山碑
九合目 行者堂跡 袖すり岩
一応上記を目標に登って行けばよろしい。なんちゃって。
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海と比べたら山なんぞナンボのもんじゃい！へのカッパじゃ！プップップップッー！と思いました。
すぐに後悔しましたが。
登山口で準備体操をしていよいよ山道に入ります。
山頂まで標準で１時間３０分だそうです。標準ちゃどげな人やろか？
山道は岩場ではあるがきちんと整備されており石の階段上になっています。
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登り始めてすぐに息が切れて仲間に置いていかれます。
気の遠くなるような階段が延々と続きます。鯵子一匹釣れもしないのにこの努力。
仲間に置いていかれ、後から来たリハビリ登山のじいさんと世間話をしながら登りますが、
とうとうじいさんにも遅れてしまいました。
うーん！木の香マラソンで犬に追い抜かれた事が思い出される。
四合目迄きた処で岩清水の休憩所があり、ここで顔を洗い汗を拭いて一休み。一休みばっかりする。
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半分ぐらい来た処で中宮という広場があり、ここでひと休み。
しかし、きついのう！
何の報酬もなくキツイばっかりである。
五島で岩場を這いずり回っている時はきつくないのに。
なまんだぶ。ハア！ ハア！ なまんだぶ。
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２時間１０分で山頂に到着しました。
市民の手軽な登山コースとなっているが、ご覧の通り私は『八甲田山死の強行軍』終了状態となった。
一般市民が手軽に登って来る処であろうか？
見渡すと小さい小学生も山頂で走り廻っている。なんちゅう事だ！。
山頂には竈神社の上宮が建っている。
竈神社は縁結びの神様であるが、登山口の本社で効能がない場合はこの山頂の上宮でお参りすれば
効くような気がする。
建てるの大変だったろう！！
ここで御神籤やお守りカップラーメン（お湯付）を売ればもうかるな。
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山頂には８２８メートルという標識があり、その横に大岩があります。
その岩に登れば８３０メートルらしく皆大岩に登っています。
ここまで来てまだ岩に登るか。といいつつやっぱり登ってみる。
大岩の途中で昼飯の場所を確保してやっと昼飯です。
竈神社に来る途中のコンビニで買ってきた弁当を食べる。
コンビニと言えば弁当を買った時、クジを引かされ当りですと言われた。
『アイスのガリガリ君が当りました。どうしますか？食べますか？』とおねいさんに言われ
食べます。と言って朝からガリガリ君を食べたのでした。
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多少霞んではいるものの博多市内が眼下に広がり『やっと天下をとったか！』という気になります。
はるか下の方から飛行機が登ってきます。
福岡ドーム、のこの島がはるかに霞んで見えますたい。
飯を食って定番の『グリコカフェオレ\100』を飲みます。実にうまい。『グリコカフェオレ\100』はうまい。
釣りの岩場でいつも飲むが、山の岩場でもうまい。安上がりの貧乏舌である。
帰りはキャンプ場を通って行者道で帰る事になった。
な、なんと！鎖を頼りに岩を下りなければならない。
人生を大切にする私にとってこういう苦労が何かの役にたつのか！！
行者はこれで何を修行しようというつもりなのか？
疑問は残りつつ手は必死に鎖を掴む。
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キャンプ場では大勢の人が思い思いに休んでいた。
多少紅葉の盛りには早いが、南向きのモミジは赤くなっていた。
一応ここで宝満山を征服記念の撮影。
左より今回の先達鉄人スーさん、へたれの業師、うっちゃん、船ちゃんの登山家４人。
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行者道途中に恋占いの場所がある。
大きな岩から再会の木迄まで目を閉じたまま歩ければ恋が叶うと書いてある。
一応ともちゃんが試してみたが、案の上、的外れの方に歩いていった。
こんなもんで叶う筈がない！。恋が叶った行者がいるのか！叶ったとすれば何の行者じゃ！
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行者道は半分くらい木の根道で残り半分はなだらかな山道でありそれほどきつくはなかった。
さて宝満山登山の総括。
@以外ときつい。でも体力のない人は登り２時間を目安に登れる。
A危険ではない。人も多いし標識も整備されているので道に迷う事はない。
B海とは違う筋肉を使う。体力が無い人は杖が必需品。