1.ご ま〈セサミン〉

体に必要な栄養素が小さな粒にギューッと詰まっていて、中国では「食べる丸薬」と言われるごま。植物性食品のなかではその栄養価はトップレベルなのです。

ごまの主な効用
 
  • 動脈硬化の予防
  • 高血圧の改善
  • 貧血改善
  • 便秘・整腸
  • 肌や髪の美容
  • 骨や歯の強化
  • 疲労回復・夏バテ
  • 血行促進・冷え性改善
  • 老化予防
  • 抗ストレス作用

必須アミノ酸のそろった高たんぱく食品

ごまのたんぱく質には必須アミノ酸(人間の体内で作りだすことができないアミノ酸)がバランスよく含まれており、しなやかな血管を保つように働きます。年をとると血管が堅くもろくなって、生活習慣病を引き起こす原因にもなりますから、ごまは若さを保つにはもってこいの食材です。

カルシウム、鉄などミネラルやビタミンB1・B2もたっぷり

カルシウム、鉄をはじめとして、リン、マグネシウム、亜鉛などミネラルもたっぷり含まれ、肌につやを与え、白髪の予防にも大活躍。ビタミンB1は疲労回復に、B2は疲れ目などに効果があり、一日中パソコンなどで目を使っている人にもおすすめです。

活性酸素を撃退する抗酸化物質

他のほとんどの抗酸化物質は、食物として口に入ったその時から、すぐにそのパワーを発揮し、食物中の活性酸素と戦います。そして、消化・吸収されて肝臓に運ばれる途中でも、血液中の活性酸素と戦い続け、肝臓にたどり着くまでに相当の戦いをするのですが、さらに肝臓には強靱(きょうじん)で多量の活性酸素が待っています。抗酸化物質は、肝臓での戦いに勝利して生き残り、再び、肝臓から血液にのって、体のそれぞれの戦場に転戦していくという工程をたどります。ところが、ごまに含まれる“セサミン”の戦いぶりは他の抗酸化物質と大きく異なります。セサミンは腸で体内に吸収され、血液にのって肝臓まで運ばれますが、肝臓に行き着くまでまったく活性を持たないのです。不戦・無傷で肝臓に到達してはじめて、強力なパワーを発揮します。しかもこれは、セサミンだけのワザでして、「肝臓での活性酸素撃退はセサミンにお任せを。肝機能アップに一役かいます!」なのです。

※ 肝臓が弱ると、疲れやすくなり、動脈硬化や心筋梗塞などの生活習慣病など、いろいろな病気にかかりやすくなります。重要だという意味の「肝心」という言葉が示すように、心臓と同じくらい肝心な臓器といえます。

調理のポイント

ごまは外皮が固く、そのままではからだの中を素通りしていくだけで、栄養も効能もうまく生かせません。すりつぶすなど、消化しやすい形にして利用しましょう。すった黒ごまをご飯や和え物などにかけて常食するのも、手軽で効果的な方法です。
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