5.イライラに悩まされるときには・・・

なんとなくイライラする、憂うつになる、怒りっぽい・・・こうした気分は、精神的なストレスによるものとは限りません。ストレスは体や心に、なんらかの刺激を受けたひずみによって起こるのです。
ストレスをすぐに取り除く食べ物はありませんが、心と体は深くつながっていますから、食事の面からの改善も可能です。反対に、特に理由が思い当たらないのに体調が悪いときは、心にストレスがないか振り返ってみる必要があります。
心のストレスは、情緒不安定になったり、身体的な疾患につながる場合もあります。好きなことに打ちこむ、気分転換をはかる、運動をして体を動かすなど、ひどくならないうちに解消するようにしましょう。

積極的に使いたいのはこんな栄養素が含まれるこんな食材

人間でも動物でも、空腹になるとイライラするものです。こんなときは脳の栄養素であるブドウ糖も不足しているので、集中力がなくなってきます。まずは、自分の好きなものを適量食べて、気持ちを安定させるのもひとつの方法です。

牛乳やヨーグルトやチーズなどの乳製品、ごま、ちりめんじゃこ、小松菜、チンゲン菜など
これらに多く含まれるカルシウムがイライラ解消に役立ちます。血液中のカルシウム量が減ると、神経がうまく働かず、精神や感情がうまくコントロールできなくなるのです。

※ カルシウムの吸収を良くするビタミンDとの食べ合わせにも注目です。天日で干したビタミンDの豊富なしいたけと、干しえびの中華風スープなら相乗効果が期待できます。

キウイフルーツ、いちご、みかん、ブロッコリー、ほうれん草、パセリなど
これらにはビタミンCが多く含まれています。ビタミンCは、体がストレスと闘うために分泌する副腎皮質ホルモンの、体内合成の原料になるものです。ところが、このビタミンCをむやみに消費するものとして、ストレスがあります。また、たばこもビタミンCを破壊するので、たばこを吸う方は特に多めに摂取しなければなりません。

※ グレープフルーツやレモンなどは、ビタミンCもたっぷりなうえ、その皮に含まれる精油成分リモネンには、落ち込んだ気分を明るくする作用があります。実を食べて皮の香りをかげば、薬効が倍増するというわけです。

豚肉、枝豆、胚芽米、うなぎなど
これらに多く含まれているビタミンBも神経の高ぶりやイライラを防止する働きがあります。

※ 甘いお菓子は、ビタミンBを消費させてしまうので、間食はチーズトースト、フルーツヨーグルトなどに。甘いものが欲しいときは、すりごまとハチミツのトーストなどがおすすめです。

セロリ
セロリの独特のにおいはアピインという成分によりますが、このアピインにはイライラや頭痛をやわらげる効果があります。温かいスープにセロリの葉を加え、香りを立たせて、いただきましょう。

ゆり根
ゆり根も、昔からヒステリーやイライラを鎮め、精神を安定させる効果があるとされています。旬は冬。手に入ったら、煮たり蒸したりして、ほくほくとした食間を楽しみましょう。

ストレス解消に効果的な調理法

カルシウムの、1日の必要消費量は600r。比較的摂取しやすい牛乳でも、1杯200mlで200rなのですから、3度の食事や間食の中で、かなり意識してとることが必要です。
ちりめんじゃこ、桜えび、ごまなどを炒り、細かく刻んで作ったふりかけなどを常備しておくと便利です。これならご飯やうどん、サラダ、おひたしなどにパラパラふりかけて、手軽に食べられます。
Home