なぜ冬に土のリフレッシュをするの?
土は生きています。腐葉土や堆肥などの有機物や石灰を入れて軟らかくした土も、1年の間に粒が細かくなり、硬くなってしまうので、再びふかふかの土にするためにリフレッシュする必要があるのです。
このために一般には「天地返し」といって、土を掘り起こして有機物などを入れる作業を行います。
天地返しには次のような効能があります。
●掘り起こすために表面の土と中の土を入れ替えることができ、その結果、肥料の偏りなどを改善することができる。 ●同様に掘り起こすことで、土がふくらんで軟らかくなる。また、土を寒さにさらすため、風化作用でさらに軟らかくなる(冬の間に2〜3回繰り返すとさらに効果的)。 ●土の中で越冬している害虫のさなぎや卵、病原菌などを寒さに当てて、殺すことができる。 ●細かくなった土に有機物を入れることで、通気性が増し、排水を良好にすることができる。 苗を植えてしまった花壇はどうする?
しかし、土を掘り起こすといっても、「もう花壇にはパンジーの苗や春咲き球根などを植えつけてしまった」という方も多いのではないでしょうか。
もちろん、そのような花壇でも、年に1回の土のリフレッシュは不可欠です。そこでおすすめなのが、腐葉土と土のリサイクル剤、苦土石灰を入れる、「インスタントリフレッシュ法」です。
これは、株と株の間のわずかなスペースでも部分的にリフレッシュできる方法で、簡単に通気性や排水性を高めることができます。また、天地返しに比べると浅いとはいえ、表面の土と中の土を入れ替えることができますし、有機質である腐葉土を混合することで土を軟らかくして、根が張りやすくなるようにできるのもポイントです。
苗の植えつけ時に元肥を入れ忘れてしまったという場合は、この機会に入れることもできて、植えたままになっている宿根草などにも効果的な方法です。
1.使う改良資材は腐葉土と苦土石灰と市販の土のリサイクル剤。腐葉土1リットル当たり苦土石灰3g、リサイクル剤一握りを混ぜておく。 2.表土には雑草のタネなどが混ざっているので、株が植えられていない部分の土をスコップやレーキなどでかき、厚さ2cmほど取り除く。 3.株の部分はそのままにして、深さ10〜15cmほどの溝を掘る。 4.準備した改良資材を溝に入れる。量の目安は5〜6cm程度。 5.溝のまわりの土と改良資材をよく混ぜる。 6.掘り上げた3.の土を戻して軽く混ぜ、たっぷりと水を与える。葉についた土などは水で流しておく。
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