11.摘心&切り戻しの役割と仕方
草花にたくさんの花を付けさせるためには、先端の芽を摘む摘心と開花期間の切り戻しが欠かせません。適期にこの作業を行い、こんもりとお花を咲かせましょう。
また、「摘心」での2枚目の画像のように、曇りや雨の日が多くて 徒長してしまった茎にも有効的です。再度締まった株を作り直すことができます。
摘 心 ・・・側枝をふやし、コンパクトに仕立てる
多くの草花は、根元近くからたくさんの茎を伸ばして、こんもりとした姿に育ったほうが、花数も多くなって、見栄えがよくなります。ところが、植物の多くは「頂芽優勢<ちょうがゆうせい>」といって、茎の先端部分(心<しん>という)ほど勢いよく伸び、株の下のほうから芽が出にくい性質をもっています。放っておくと、その茎だけがひょろひょろと伸びて、その先端にしか花を咲かせないといったことになってしまいます。そこで、若い苗のうちに「摘心」を行なってあげます。
苗から育てて、左の画像の状態になったころ(草花によっては葉が7〜8枚)、摘心を行います。先端の芽を摘み取ります。
←この画像は、この株の一番最初の摘心になります。真ん中の心(しん)を摘んであるのが分かりますよね (^^)/

→こちらの画像は、摘心を何度か繰り返した状態です。摘心は、伸びた茎(枝)ごと 順次行っていきます(一斉に全部の茎で行う必要はありません)。だいぶ、茎数が増えてきていますよね。
ここでは、曇りがちの天気のために徒長した茎が目立ってきたので、仕立て直しをかねて、摘心をしたいと思います。


そのため、←左の画像のように、本来の摘む位置より一節分 下で摘心します。
【注】ハサミは、伝染病をうつす可能性があるので、キレイな状態にしたものでなければ、手で摘んだほうが無難です。


→右は、今の段階で必要な摘心が終わった状態です。この繰り返しでこんもりとしてきますので、自分が納得いく茎(枝)数になるまで、摘心を続けます。
(でも、ほどほどにしましょう。花が いつまでも見られなくなります (^_^;


切 り 戻 し ・・・伸び過ぎた茎や枝を切り詰め、株を再生する
株が成長すると、姿が乱れるだけでなく、下葉が枯れ、株の内部では日当たり、通風が悪くなって枯れこんでしまいます。そこで、こうした株は、花つきが悪くなったり、伸び過ぎて草姿が見苦しくなってきたら、いったん茎や枝を、短く切り戻します。
また、ほとんどの草花では、猛暑の時期(8月)には、弱りがちです。そんな時期には、たくさん花芽をつけている状態でも、あえて切り戻すことで、株への負担が減り、その後勢いを取り戻すことで、元気な新芽を伸ばし、秋には再び整った姿でよい花を咲かせてくれるようにもなります。
また ←左の画像のようにペチュニア類では、とくに頂芽優勢の性質が強いので、適宜 切り戻しをして、茎数を増やすようにします。
←この株を見ると、決まった茎しか伸びてきていないのが分かりますよね。これでは、このまま伸ばしても寂しい草姿になってきてしまうので、切り戻しをしてあげたいと思います。

できるだけ、充実したわき芽が出ている上 5mmぐらいのところを切り戻します。右の画像→は、切り戻しが終わったところです。だいたい草丈の1/2ぐらいの高さにします。これで、上の画像より茎数が、1.5倍ほどになり、こんもりと咲くようになります。「ある程度花を観賞し、花つきが悪くなったら切り戻し」というのを繰り返します。そうすると、草姿がひょろひょろと伸びて、その先端だけに花が付くというのを防ぐことができるのです。


摘心でも切り戻しでもそうですが、作業を終えたあと数日(2〜3日)したら、薄めの液体肥料などをあげて、わき芽の生育を促進させてあげましょう (@^o^@)/

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