画像 昆虫

小さな頃、四方八方家もなく自然一杯の 家に住んでいた。
小学校に入った頃から蝶やトンボを追いかけていたら 親父が名前を教えてくれるようになった。
今思うと親父も良く知っていたものだ。


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蝶で何と言っても多かったのは、モンシロチョウとモンキチョウ。 ありふれていたので、最初はアゲハ蝶類を集めた。 キアゲハ、ナミアゲハ、クロアゲハ、カラスアゲハ、ミヤマカラスアゲハ・・・等 次に集めたのはタテハ蝶類。 アカタテハ、キタテハ、クジャク蝶、オオムラサキ、コムラサキ、ギフ蝶、 ヒメギフチョウ、ルリタテハ・・・。 最後には、シジミ蝶類に熱心だった。山は近かったが更に高山蝶が取りたくて 親父にせがんで高い山に行ったこともある。 悔しかったのは、一生懸命蝶を取って標本(テンシ)し、夏休みの宿題として 学校に持って行ったら周りから親にやって貰ったに違いないと言われた時。 先生までが疑っている様子であった。

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「赤とんぼ」と言う童謡は有名であり、大好きな歌の一つである。 赤トンボと言えば昔、秋には無数に飛んでいた。赤いトンボの総称だが、 代表的なのはナツアカネとアキアカネである。 ナツアカネが先に出て、アキアカネは少し遅れるらしいが、私には殆ど 時期的な区別は感じられなかった。その違いは腹のところの模様がほんの 一部違うだけ。知らなければわからない。 赤とんぼと言っても最初から赤くなく段々赤くなるようである。またメスは 赤くならない場合もある。 それ以外にミヤマアカネなんかも赤トンボの一種であるがあまり赤くならない。 信州で見かける大きなトンボはヤンマ類、オニヤンマ、ギンヤンマが代表的。 トンボには通る道がある。一度見かけたら同じ場所にまた来る可能性がある。 よく辛抱強く待ったものだ。