〜7月のパレット奮闘録〜
7月1日(木)「売れるイラストについて考えてみよう」
今回はブルース・インターアクションズ編集者の
荒木重光さんが講師としてイラストコースに登場です。
「ブルース・・・」はレコード会社と出版社を併せた会社だそうで
音楽好きな人達の血が騒いでおりました。(恐らく)
授業前半は課題が出ていたので、それに対する作品説明を
一人一人前に出てマイクを使って簡単にスピーチしました。
課題のテーマは「私の好きな物」。しかし課題も回を重ねる毎に
みんな面白さとこだわりが増してきて、腕をメキメキ上げてます。
いやはやオオアリクイが好きだと言って描く人、褌(ふんどし)に
はまっているからと、本物の褌に絵を描いてきた人(注:女性です)
そしてもちろん音楽をテーマに描いた人・・・みんな面白すぎます。
無精な私は、居並ぶみんなの新作を見てつくづく感心するのでした。
荒木さんは各自のスピーチを、楽しそうに温かく見守っていました。でも
作品に対するコメントは少し不思議。例えば「この作品を好きだと思う人は
手を挙げて」とか、逆質問してきたり。私の場合は説明が終わると
「心洗われるトークでしたね。トークを聞いてから作品を見ると、一層心洗われる
感じがするね」とか。作品コメントとしては???なのですが、これには深い意味が
あったことが最後に判明しました。
「一人一人の話を聞くと、初めはそれ程でもない作品も好きになりそうでしょ?」と。
つまり自分込みで作品を見てもらうと、(気持ちの)伝わり方が全然違うから
なるべく丁寧に話を聞いてくれる出版社に行って、営業活動しなさい・・・
との教えでした。更に「好きな物をテーマにしたのは、自分が好きじゃないと
作品を語れないし、人にも想いが伝わらないでしょう」と。なるほどなぁ。
後半は「編集者から見た売れるイラストについて」を熱く語って下さいました。
かなり実利的な話を聞くことが出来ましたが、とりわけ印象深かったのは
「最初に自分を出し切る事。いいネタは後で取っておこうと出し惜しみしない事」
自分を出し切らないと自分の限界を超えられないし、全身全霊を込めないと
自分の世界(作品)を人々に認めて貰うことは出来ない・・・とも。
頭では理解できても、実践するには結構難しい課題です。
更に「イラストでダメなら、他の道を歩む事も考えて下さい」と。これまた
ビックリするような発言だけど「だってここにいる全員が、イラストレーターに
なれるわけじゃないでしょう?」との言葉には思わず納得。厳しい現実だけど、確かに
みんながみんなポイポイっとイラストレーターになれたら、逆に努力のしがいがなくて
つまらないもんなぁ(笑)これまた頭では理解していても、いざという時
実践できるかどうかは疑問ですけどね。斬新だけど確信に満ちた教えでした。
時間を延長した熱心な授業にも関わらず、終わった後も何人もの人が帰らずに
持参した作品ファイルを見てもらっていました。「あぁそうか、今日はいつもと違って
出版社の人が講師=仕事に直結する人なんだよなぁ」と、ようやく気がつく
呑気な私。周囲の人達の売り込もう、頑張ろう・・・と言う態度に、刺激を受けて
ばかりの一日でした。いかんいかん、人の3倍ぐらい気をつけて頑張らないと
チャンスは掴めないのかもしれないですよね。・・・なんか他人事っぽいけどなぁ(笑)
7月7日(水)「良いデザインとは何だろう」
今日の講師は、電通アートディレクターの藤原英之さん。
てっきりスーツを着た、サラリーマン風の方がいらっしゃるのかと思ったら
皆の予想を大きく覆し、登場したのは筋肉粒々のマッチョな方。
みんなその厚い胸板や、立派な二の腕から目が離せません・・・。
それはさておき、授業内容はお仕事で扱ったポスターやテレビCMなどを
沢山見せてもらいながらの講義でした。さすがは電通「あ、これ知ってる」と
いう作品ばかり。制作裏舞台なども聞くことが出来て参考になりました。
今日はデザインコースで初めて課題が出た日。テーマは
「自分のイニシャルを入れて、タイポグラフィーを作る」でした。
20名ほどの人の作品が展示されて、それについての講評も
行われたのですが、やはり同じ課題作成にしても
イラストコースの作品とは随分違って面白かったです。
当たり前ですが「まさにデザイン」という感じの作品ばかり。イラストとデザインって
似ているみたいだけど、やっぱり使う脳みその部分が全然違うんだなぁって
実感しました。藤原さん曰く「いいデザインとは自分が作っている物が、きちんと
相手に伝わる物」だとか。やっぱりデザインってコミュニケーションなんですね。
7月8日(木)「攻めの姿勢で学ばなくちゃ!」
本日の講師は、イラストレーターの山下勇三さん。
永六輔さんと組んでの「浅田飴」の広告や
キューピーマヨネーズの広告などで有名な
ユーモアのあるイラストを描く方です。
お仕事で手がけた作品を沢山(約80点ほど)
PCで見せてくれながら「文章と絵のコラボレーション
について」、色々なノウハウを教えて下さいました。
例えば広告コピーなど、文章がある作品に絵をつける時は
文をそのまま絵に描いてもつまらないから、行間を
読み解く力が必要だ・・・など、参考になるお話が沢山。
明るく豪快で、でも優しい口調が印象的な先生でした。
講義はスムーズに進み、あんまりスムーズすぎて
残り時間40分以上余ってしまった山下さん。急に
「今日作品を持ってきた人がいたら見てあげるよ」と・・・。
「えー今日は特に課題も持ち物も指示がなかったし、
外の気温は35度もあって暑いし、重いファイルなんて持ってきてないよぉ」という
私の言い訳(心の中の)をよそに、ちゃんとファイルを持ってきた人が何名かいました。
その人達の作品をすごく丁寧に見ながら、沢山アドバイスをしたり
褒めちぎったりする山下さん。
この光景を見ながら、ようやく自分のバカさ加減に気がつく私。
これはすごいチャンスなのに、みすみす逃してしまった・・・それも先週
同じ事をして「頑張らなくちゃね」と思ったばかりなのに、全く教訓を得ず
口先だけだったことにも愕然。同じ失敗を二度したらバカって言うけど、まさに
今日の私はおバカの見本。
この日一番誉めちぎられた人は、それを仕事へのチャンスにしようと
先生に熱心に支持を受けていました。何処にチャンスが転がっているかわからないのに
何が悲しくて、指くわえて人の作品眺めていなくちゃいけないんだろう。しかも2度も。
ここに通って3ヶ月目、雰囲気にも慣れて親しく話せる人も増えて
「何だか楽しいねぇ。有名な人もいっぱい来るし」って、いつのまにか
通うことだけに満足して、すっかり受け身になっていたんじゃないか・・・と
猛烈に反省。「こうしちゃいられない、こうなったらもう倒れるまで
沢山沢山描いて、どんどん見てもらってチャンスを掴まなくちゃ!!」と、ここに来て
ようやく火がつきはじめたのでした。「手始めに来週の課題は大きな絵を描くぞ!」と
(別に大きくなくてもいいんだけど)闘志を燃やす私。そんなわけで攻めの姿勢で
頑張ります。しかし帰り道、自分のあまりの不甲斐なさを悔しく感じ、沸々していた私は
ホームでうっかり逆方面の電車に乗って、全然別の駅まで強制連行された次第。
・・・って、これじゃ本当にバカの見本じゃん!(ToT)
7月14日(水)「デザインの歴史を学んでみよう」
明日提出の課題が終わらなくてヘロヘロです。
でも先週一念発起した私は、無謀にも(?)学校に向かいます。
今日はデザインコースの聴講なのにも関わらず、ちゃっかり
作品ファイルまで持参して・・・。
講師はライター&編集者&翻訳家の小柳帝(みかど)さん。
「デザインの先駆者達の活動を知る事が大事」と
1960年代前後の「日本宣伝美術会」の活動について
熱くそして本当に楽しそうに熱弁して下さいました。
穏和な小柳さんの人柄に惹かれてか、授業後も机の上にあった資料類を見に
人だかりが出来ていました。
今週からちゃっかり・・・基、積極的に勉強しようと思い立った私は
この機会に作品ファイルを見てもらう事に・・・。小柳さん曰く
私が描いている「文章&絵」のスタイルは悪くないけれど、自分の
世界を狭めないように気をつけてね・・・との事。「自分の世界を
狭めちゃうと仕事が来なくなるから、色々なテイストに挑戦できるように
して下さい」とも。さらに大胆な構図の絵の方が面白いねと
少し前に描いた『コーヒーはお代わり自由』のイラストを指しながら
言って下さいました。なるほどなぁ、あの作品が人気が高かったのは
テーマもそうだけど、構図が面白かったのも一因かもしれない・・・と
今更ながら気がつきました。
様々な方の様々なアドバイスは、やはり参考になります。
ファイルを見てもらう=何か得する、仕事につながる・・・と言う
短絡的な構図にはなかなか成りませんが、小柳さんが授業中に言った様に
「(この世界で長く活動していたら)いつかお仕事で関わり合いに
なるかも」しれません。その時を夢見て、作品を覚えてもらったりしながら
コツコツ頑張るのだ・・・と、誓う今日この頃なのです。
(後日談)
その後、聴講生のファイル相談は禁止になってしまいました(T.T)
今思うとこの日の事は非常に貴重な体験でした。
7月15日(木)「ファッションイラストを描いてみましょう」
今日の講師はファッションイラストの第一人者
森本美由紀さん。以前雑誌で「イラストは綺麗なウソなのよ」と
言っていた価値観に惹かれ、是非一度作品を
見ていただきたいな・・・と、思っていた方でもあります。
そんなこんなで課題にも自ずと力が入り、出発2時間前に
ようやく描き終えた次第。ヘロヘロです。今回の課題テーマは
「森本さんを雑誌の編集長に見立て、夏のファッション特集の
ページに飾りイラスト(カット)を描いてみる」でした。
みんな趣味趣向を凝らして、課題制作も一段とレベルアップ
しています。元よりファッションイラストは女性イラストレーターの
憧れだし、本領発揮の分野ですものね。私はそれ程大人服に
執着がないので、シャーリー・テンプルなどの子供服イラストを
描いてみました。
ところで森本さんの評価は、全体的にわりと辛口です。
ダメなところを見つけて、そこを直すように指示をすると言うやり方なので
前回の山下さんとはまるで違う感じですが、言われた事は
なるほど良く当てはまっていて、ものすごく参考になりました。
ちなみに私の絵は「色使いをもっと工夫する事」が今後のテーマです。
師曰く「チューブからそのまま出した色を使うと、生っぽくなるから
自分で混色して一番いい色を見つける工夫をしなさい。もっと周囲との調和を
考えたり、目立つところが抜きん出る様にする色の使い方が必要」と。
みんなの作品を見ながら、適切にいいイラストを描くコツを教えて下さる
森本さん。(それにしても、男性陣は総じてファッションイラストが苦手のようで
これまた新鮮な発見でした。どうしてでしょうね?はて?)
ご自身が若い頃営業に言ったエピソードからは、人の何倍も
努力して沢山の作品を描いてきたことが伺えました。「営業に行くと
色んな人がいるから、辛いこと言われても絶対へこまないで
コツコツ頑張り続けること」と、温かいアドバイスをしてくれました。
授業後、他の作品も見て貰おうと、ファイルを持って順番待ちの列に
並んでみました。私の場合は「やっぱり(問題は)色使いだよね」と
同様の指摘を受けましたが、他の人の作品評がこれがまた
参考になるやら可笑しいやら。やはり授業が終わった開放感と、少人数に
話をしているせいでしょうか、森本さんの歯に衣着せぬ本音トークが炸裂して
居合わせた人達で大爆笑。何だか妙に面白い雰囲気の
作品講評の場になっていました。
結局最後の人が終わるまで講評を聞いていたので、帰るのが
11時近くなり、ヘロヘロ度合いも最高潮・・・でしたが
いいアドバイスを受けることが出来たので、すごく満足かつ
作品に対して新たな目標の持てた一日でした。
7月21日(水)「デザインを深く見てみよう」
本日のデザインコースの講師はアートディレクターの
服部一成さん。気象予報図の様な柄のポカリスエットのデザインや
キューピーマヨネーズの広告など、手がけた作品は数知れず・・・。
教室でもすごい人気を誇っていました。
ご自分の作品の話を中心に、「デザインを今後はもっと深く
考えながら見るといい(制作者の意図を探ってみるといい)」とか
作品(商品)を見る人がパッと見た時どんな気持ちになるか
考えることが大事・・・など、物作りの心がけを色々と
お話ししてくれました。
未だにデザインの事は良く理解できない私ですが、
きっとこのコースを一年間聴講したら、多少は
デザイン物(?)の見方も深まってくるかも・・・なぁ
と、思ってみたりする今日この頃です。
7月22日(木)「リベンジ、作品講評!」
イラスト界の大御所きたる、本日は宇野亜喜良さんが登場です。
宇野さんと言えばイラスト界のカリスマ、紫綬褒章受章者、そして
20代前半に私が傾倒していた憧れのイラストレーターです。
憧れたけど、どう描いても宇野さんのように繊細で洒落たタッチの
作品に到達できず・・・、泣く泣く己を知った過去あり。
でもその時期に2度ほどお会いする機会をみつけ、今日は3度目の
ご対面です。・・・もちろん宇野さんから見ると私はその他大勢に
過ぎないので、覚えていただけるには程遠いのですが・・・。
イラストレーターになったいきさつを話して下さったり、以前ご自分で
作られた動画ビデオなどを見ながらの講義でした・・・が、講義時間
半分ぐらいでお話が終わってしまい、その後は質問タイムに。
しかしその質問時に「作品を見て欲しい」という申し出があったため
急きょ作品講評が行われる事になったのでした。
リベンジ、作品ファイル!2週間前の雪辱を挽回しなくては。
と、言うわけで「ファイルを持ってきた人いますか?」の問いに
張り切った挙げ句、なんと一番始めに講評していただくことに!
(・・・これはこれで少し恥ずかしいのですが)
スタッフの方がビデオカメラを持って、ファイルを写してくれたので
私の描いた作品が大きな画面一杯に出てきて、尚のこと恥ずかしい感じです。
宇野さんの作品評は(なかなか個性的見解で面白いのですが)総じて
誉めて伸ばす感じでしょうか。私の作品を「あまり強烈でない優しいイラスト」と
言って下さり『台所のリズム』の水滴のリアルな描写や、『コーヒーはお代わり自由』の
物語性がありそうな所が楽しいとも言って下さいました。
言われてから急に「そう言えば4年前に『物憂げな秋』と言う(犬が窓辺に佇んでいる)絵を
見て貰った時も「犬が妙にリアルに描けているのがいい」と、同じ様に言われたなぁと
思い出し、私個人は覚えていないにしても作品に対する見解が同じとは、
うーん、さすがは巨匠・・・と感心する事しきりです。
更に「雑誌の表紙にいい絵かもしれませんね。和田誠とか好きでしょう?」と問われ
思わず「はい」と答えながらも「でも宇野さんもずっと好きです!6年前に描いていただいた
アラン・ドロンの絵(のカラーコピー)はずっと額に入れて部屋に飾ってあります!」と言う
大告白が出来ない小心者の私。・・・だってあまりにもタッチが違うから、失礼かなと。
でも最後に「なかなか上手いですね」と言われ、天にも昇る嬉しい気分です。
苦節2週間(たった2週間?)の努力が実った感じ。
これからも頑張ります。(単純?)
そんな熱心な作品講評が延々続き、気がついた時は1時間オーバーしての
計3時間にも及ぶ長い講義をしていただけました。その熱心さには
みんなから大きな拍手が起こっていたほどです。ちょっと感動的一面でした。
7月28日(水)「理解できないのは私だけじゃないのね」
今日のデザインコースは、某ブランドのバイヤーさんが講師です。
すごく気さくで良い先生です。様々な事に興味を抱いていて
多方面で活躍している方でもあります。本当に先生が言うように
「居酒屋とかでお話」出来たらすごく楽しい方だろうなぁ。
・・・が、しかし。いざ講義という形を取ると、話のベクトルが
方々に飛んでしまったためか、なかなか理解するのが難しい。
元々デザイン音痴の私だから、仕方ないのかと思いきや
休憩時間中に周囲が次々リタイアして帰宅。そうか・・・このコースの
授業が難しいと思っていたのは、私だけじゃなかったかと思い
何となくホッとする一面も。出席したからには、何かひとつでも
得て帰ろうと思うのですが、なかなか難しい日もあるのです・・・。
7月29日(木)「辛口講評でこてんぱん」
今日の講師はイラストレーターの飯田淳さん。興亡激しい
雑誌「anan」等で長年活躍している方でもあります。
今回の課題はずばり「窓」。しかも色は3色以内。シンプルなだけに
アイデアを必要とする難しい課題でした。何度も書き直した挙げ句
作品を持って行くと、教室ではざっと30人ぐらいの人が様々に
趣向を凝らした窓の絵を展示していました。
それはもう「みんなすごいなぁ」と思うアイデアの豊かさです。
が、しかし・・・。飯田さんは超辛口批評家。バカンバカン厳しい
評価をみんなの絵に下します。「これは天誅か」と思うぐらいに
みんなこてんぱんに言われまくり。しかし(好みはあるにしても)
上手い人はしっかり誉められていたから、やはり私達の技量不足
なのでしょうか。・・・うーん、悔しい(-.-;)
私の絵もひどいもんです。「のっぺりして、つまらない感じがする」とか
「塩の足りないスープみたいだ」とか色々。
更に他の人の作品が少しアイデアが不足だった時、私の絵を指さしながら
「僕はこの人の絵を散々退屈だってこき下ろしたけど、それでもちゃんと
考え方がある絵でしょう」と言ってみたり。
こうなるともう誉められてるのか、けなされてるのかわかりません(>.<)
あまりの衝撃に、押し黙る受講生一同。しかも言われている事がみんな
当たっているだけに尚更悔しい。
「う゛う゛・・・怖いけど、このまま言われっぱなしで帰るのも悔しい」と
勇気を振り絞って授業後に他の作品も見て貰うべく、ファイルを直談判。
しかし授業では怖かった飯田さん、マンツーマンになるとものすごく親切で
丁寧に作品を見て下さいました。(但し批評の鋭さは変わりませんが・・・)
「人物がダメ」「色の塗り方がダメ」「絵に文字はいらない」と言う飯田さんに
「私はこのスタイルで描きたいんです」とか「3色だけの課題は厳しかったです」と
意見とも弱音ともつかぬ言葉を吐く私。悔しさ余って生意気に至るか・・・。
でもものすごく的確にダメな点と、その改善方法を指摘して下さり
目から鱗状態でした。良い作品はきちんと誉めて下さり、それこそ色の塗り方から
構図の組立方、文字をつけるとしたらその効果的な方法まで教えて下さいました。
「人物を入れなくても人々の日常は描けるし、あえて色を抑える訓練も必要だよ」と
言われた時、すごく素直に「私のつまんない(らしい)作品、一から作り直してみよう」と
思えたのでした。飯田さんの言葉は天の声。こんな有り難い飯田さんの授業、実は
12月にもう一度行われます。嬉しいやら・・・・恐ろしいやら?
今月は注意されたり、誉められたり、けなされたり、反省したり、闘志を燃やしたり、怒られたり・・・
喜怒哀楽どころではすまない(勝手に)波瀾万丈な1ヶ月でした。
来月でいよいよ前半戦も終了。夏休みを目前に、もうひと頑張りです。