「止めよう日高横断道路」にアイヌの声は?

「止めよう日高横断道路」にアイヌの声は?


山坊主


 今日(2002年5月11日)、札幌で「止(や)めよう日高横断道路」全国連絡会が発足しました。公共工事見直しの大きなうねりの中で、こういうつながりが大きな力を持ちうるのでは、と期待して積極的に関わるつもりです。

 発会総会では、来年の知事選をはじめとした政治環境や、日本生態学会が提出した知事への要望書の説明などが話題にのぼりました。また、20年前から中止を求めて活動してきた北海道自然保護協会の「苦い経験」が披露され、走り出した公共工事をストップさせる難しさが浮き彫りになりました。

 会の名称を巡っては、「やめよう」か「とめよう」かで議論が戦わされました。最終的には「主権者たる道民の自発的意思で『やめようじゃないか』」という意味合いで「やめよう」に落ち着きました。

 これから1年は、組織拡大と署名活動に重点を置き、同時に調査を地道に進めて行く方針となりました。総会の決議文を、5/13に堀知事に提出することになっています。また、近日中に美しい写真入りリーフレットが刷り上がります。署名用紙と会員募集要項とが一緒に折り込まれ、全国各地に配られることになっています。関心のある方は私にでもご連絡ください。

 会員募集のコピーには「ルパウシカムイが許さない」とあります。ルパウシカムイというのはアイヌ語で「道の神」との意味だとか。静内には多くのアイヌの方々が暮らしています。連絡会としても、自然の中で知恵と工夫を凝らして上手に暮らしてきた先住アイヌの考えを取り入れてはどうでしょう。その方が大きな力になりますし、世論への説得力も大きいはずです。

 この日の総会開催に漕ぎ付けた準備委員会の皆様のエネルギーには驚きと感謝で一杯です。集まった50人余り(と会に参加はできなかったけれど心は一つの皆さん)の熱い思いは、きっと大きな困難を乗り越え、実を結ぶでしょう。

 *近日中に連絡会のホームページが開設されることになっています。   

北海道自然保護協会

十勝自然保護協会