1992年
廣東語:Sai Yau Gei Dai Yat Baak Ling Yat Wooi Ji Yuet Gwong Bo Hap
監督:陳嘉上(ゴードン・チャン)
脚本:陳建中(チャン・キンチュン)
製作総指揮:蕭若元(スタンリー・シュウ)
撮影:鐘志文(デビッド・チャン)(
武術指導:程小東(チン・シウトン)
音楽:顧嘉輝(ジョセフ・クー)
製作会社:永盛電影公司(香港)
香港公開:92年12月17日
出演:周星馳(チャウ・シンチー)、張敏(チョン・マン)、呉孟逹(ン・マンタ)、徐少強(チョイ・シューキン)
☆(解説)
中国本土でロケし、大量のエキストラを投入したアクション作品。
相変わらずの配役ではあるが、程小東による周星馳のアクションシーンが見物である。
☆(ちょっと物語)
官史(呉孟逹(ン・マンタ))と息子、蘇乞兒(周星馳(チャウ・シンチー))はその身分もあって贅沢
三昧の日々。ある日、馴染みの娼館で実力者の
男(徐少強(チョイ・シューキン))ともめ事を起こす。そのときに一目惚れした女(張敏)
との約束で、武状元の試験で主席になったら、結婚を考えてもいいという冗談をうのみに
するが、筆記の不正がばれてしまい、財産全てを奪われてしまう。
惨めにも親子は乞食にまで身おとしてしまうのだが、そこで出会った乞食仲間から
悟りの極意を授かり、武道の極意をつかんで北京でその男の軍隊に戦いを挑む。
★(感想)
いや〜字幕付きで再見しましたが、やはり傑作ですねこの映画。
多分周星馳の映画の中でも、星仔のアクションシーン(といっても吹き替えも多いが)が
もっとも多い映画だと思います。後半のノリはどちらかというと、「酔拳」の頃のジャッキー
の映画の展開に似ています。
前半の金持ちのぼんぼんの嫌な奴、そして、後半の乞食になった悲しみと、それでいてやる気が
無いだらだらした星仔の演技の対比がおもしろくて、やっぱりこの人の演技力はただものでは
ないと再認識しました。
陳嘉上監督も同じ古装片でも王晶のような娯楽の要素をちゃんと入れつつも、ドラマをしっかりと
描いている、、
フィルモグラフィを観ていると、この映画からちょっと興業的には落ちていってしまうようで
不思議です。演技的にもターニングポイントになっているように思えるのですが、、
とにかく必見ですよ!
★★★★
関連リンク
King of Beggars (12/1992) [Actor](Hong Kong Cinema)
Wu zhuang yuan: Su qi er (1990)(IMDb)