NO.37

九品芝麻官/白面包青天

Hail The Judge

1994年

日本未公開

監督:王晶(バリー・ウオン)
脚本:王晶(バリー・ウオン)

出演:周星馳(チャウ・シンチー)、呉孟逹(ン・マンタ)、張敏(チョン・マン)

☆(ちょっと物語)
判事、包龍星(周星馳)は、一家殺害事件を担当するが、裁判で本来は被害者の小蓮(張敏(チョン・マン))が、冤罪で犯人に仕立てられてしまう。
なんとか彼女を助けようとするが、逆に投獄の身に。ようやく脱出して、北京へ行き、無銭飲食で下男となった娼館の女主人の口喧嘩の強さに感服。
自らも、その語りで相手を威圧する術を特訓により体得する。
そして、法廷で小蓮の冤罪をみごと晴らすことができるのか?

★(感想)
王晶監督作のわりには、ちゃんとした作りの映画です(失礼)
おそらく「審死官」があったあとなので、かなり、そのあたりの類似点(冤罪を晴らすということがクライマックスになっている)もありますが、王晶なので、やはり見ている人が楽しめる作りとなっています。
今回の目玉?はなんといっても、後半星仔が体得する、「口攻撃」(笑)なんと、べらべらしゃべりまくると、海面が爆発するまでの威力になりますが、それが、言葉ではなくて、アニメーションで、口から絵が出てくるようなしくみです、、う〜んこのへんが王晶!
この映画、悪役や女主人等、それぞれの出番は少ないものの、なかなか味のある脇役がたくさん出ていて見応えはあります。星仔のキャラクターも、善人では無く、多少悪い部分も持った弱い判事としてのキャラクターで、(星仔の映画はそういうのが多いですね)
単なる「ええ話」になっていないとかがいい。
★★★

関連リンク
Hail the Judge (3/1994) [Actor](Hong Kong Cinema)

Jiu pin zhi ma guan bai nian Bao Qing Tian (1994)(IMDb)

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