NO.15

無敵幸運星

When Fortune Smiles

1990年(日本未公開)

廣東語: Mo Dik Hang Wan Sing
監督:陳友(アンソニー・チェン)
脚本:杜國威(トウ・コクワイ)
製作:陳友(アンソニー・チェン)
撮影:温文傑(ワン・マンキョン)
音楽:リチャード・ユエン
製作会社:二友電影製作有限公司(香港)
香港公開:90年9月27日

出演: 周星馳(チャウ・シンチー)、呉君如(サンドラ・ン)、黄秋生(アンソニー・ウオン)、成奎安(シン・フイオン)、陳友(アンソニー・チェン)

☆(解説)
星仔と共演が多い呉君如との共演作でお笑いとアクションほどなく盛り込まれた星仔らしいコメディ。
製作&監督は劇中でヘマばっかりしている陳友(アンソニー・チェン)が担当。
星仔映画に珍しい、海洋&水中撮影が登場する。

☆(ちょっと物語)
廃品回収を仕事にしている阿鳳(呉君如(サンドラ・ン)は、顔がそっくりということで目をつけられ、 莫大な遺産のある宝石商の娘として、遺産が貰えない不良息子の阿威(黄秋生(アンソニー・ウオン))に利用され、娘のふりをすることに。
こそ泥だったシン(周星馳(チャウ・シンチー))は、彼女の恋人のふりをして、同じく財産を狙うはめになるが、反感を買った阿威につけねらわれて命まで狙われる。 ★(感想)
映画始まって、すぐ黄秋生、成奎安、呉君如が出てくるのでなんとなく濃い映画だなあって思いましたが、、(笑)
身分を偽って人ん家にころがり込むって設定は、「整蠱専家」「情聖」なんかもそうで、とても星仔らしい役ですね。
この映画では、少しロマンチック・コメディ的な要素があり、ブラックな笑いはどちらかというと抑えられていて、呉君如のストーリーに主軸が置かれています。
物語を丁寧に見せながら、要所要所でギャグをかます、、って感じ。
せっかく水中撮影のクルーを用意いたので、結構強引に水中シーンが何度も出てきます、、最後の部分だかでも良かったのでは、、それにあんな味ミニ潜水艦が通りかかるのもへんです(笑)
ギャグの中では、黄秋生たちに星仔が捕えられて、牢屋に入れられてるときに、ジェスチャーで「ここから出たい」っていうことに始まるネタがとても下品ですが笑えます。
ラストあたりは、アクション映画っぽく展開して、なかなか上手く作っているなという印象。
ラストは現実的なんで何となく物悲しいです。

★★★

備考

1990年香港映画興行収入第10位
18,789,869香港ドル

関連リンク
When Fortune Smiles [Actor](Hong Kong Cinema)

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