つゆだく と 私

はじめに

なぜ、いまつゆだくなのか?そもそもつゆだくってなんだ? 人気アイドル稼業でお馴染み、トモミカハラがスカウトされたのは牛丼屋だそうだ。 (これ、何ですかのページ参照)
だからどうしたってんだ。いまごろ「つゆだくって何だ」とかいう特集くんでんぢゃねぇぞ > 某雑誌


"つゆ多め" の時代

私が、それを知ったのは、高田馬場にある予備校に通っている時でした。
そうですねぇ、かれこれ10年近く前になります。

それは、(たぶん)あまり全国的にはしられていない牛丼チェーン店でした。
ぢつは、私も名前を憶えていないのですが、牛丼太郎だったような気がします。
牛丼太郎は、新宿の大ガード脇にもありまして、当時私はよく利用していました。
ちなみに、新宿の方は、今では牛丼牛若家とかなんとかいう店になりました。
高田馬場がどうなっているかしりません。

閑話休題。
その店には、カウンターの所に、 つゆの量をおもうしつけくださいといった意味合いのプレートが貼り付けてあったのです。

私は、ごはんが固めの方が好きです。 でも、時々やわらかいご飯の時があります。こんなときは、 最後まで食べるのが苦痛だったりします(贅沢きわまりないやつだな)。

で、そんなとき思うわけです。つゆでどぼどぼになってるぐらいの方が、うれしいなぁと。
そんなわけで、私はその店をよく利用していたのですが、いっつも 「つゆは多めにしてください」などと注文していたのです。 今にしておもえば、なんと丁寧に! なんと微笑ましい光景ではないですか。涙がでますね(でません)。

このように、「つゆ多め」時代は、大学に入るまで続いたのでした。


"つゆだく" との出会い

大学にはいると、友達の家で徹マンだの徹ゲー(ゲーマーが多かった)だのが多くなりました。

夜中、腹減ります。 当然、野郎ばっかりです。お夜食など作るド阿呆はおりませぬ。

「次のハンチャンで負けた奴は買い出し」
てなことになります。

貧乏学生です。夜中です。たいそうなものはありません。 行くところといえば、近所のコンビニか、吉牛

いつもの様に、自分の分は「つゆ多め」です。 店員さんは「つゆだく弁当一丁っ!」です。 ははぁ、専門用語(!)では、つゆだくというのだな。つゆたくさんってことか。なるほど。

私とつゆだくとの出会いは、このような感じでした。


"つゆだく" と言えるまで

しかし、それでも私は注文の時「つゆ多め」といっていました。
なぜなら、「つゆだく」とは、 寿司屋における「あがり」「おあいそ」などと同様、 「素人さんが使う言葉じゃない」と思っていたのです。いわゆる業界用語、専門用語。
しかし、つゆ多めと注文しても絶対につゆだくと店員さんが言い直すわけで、 なんかつゆだくでええんとちゃうのという気がしてきました。

ある日私は、ありったけの勇気を振り絞って、いってみました。

「並、つゆだく」

「並、つゆだく一丁っ!」

ををっ!なんて気持ちがいいんだ。阿吽の呼吸とはこのことかっ! すがすがしいぞっ!うーん、秀樹カンゲキなどと思っているうちに、でてきたそれは、 いつもの通りの牛丼でした。


意外と知名度の低い"つゆだく"

さて、こうして私の牛丼屋における注文は、店の種類にかかわらず 「並、つゆだく」 となりました。私はこれに七味唐辛子を死ぬほどかけるのが好き。
時々リッチに味噌汁を追加することもありますが、ほとんどの場合これです。
定食、卵、皿の類はたのみません。 好き好きです。ほっといてくれ。

コホン、…
無事、大学も4年で卒業し、就職をします。おいそがしい職種故、徹夜もしばしばです。
その衝撃の出来事は、数年前にとつぜんやってきました。
いつものように徹夜をしていて、夜中に腹が減りまして、 「だれか、買いだし行かない?駅前の吉牛でいいから」(…大学時代となにもかわっていないのである) ま、それはともかく、後輩が買い出しに行くことになりました。

「俺、並つゆだく弁当ね」

そう、それはまるで 池上 彰氏(NHKの記者。アナウンサーではない)がNC845(関東ローカル。数年前の話)において駄洒落を言うがごとく、 あまりにも自然に、しばらく自分が斬られたことに気が付かないぐらいの名人に斬られた瞬間のようにさらりといってのけたその直後、衝撃のせりふをきいたのです。

「それ、なんすか?」

がちょーん!なんすか?ナ・ン・ス・カ。nansuka。どこからどうみても、
「それはどういう品物でございますか?」
と俺様に問うているのではないか!なんと、おぬし、つゆだくを知らんのか! 何年人間やってんだ!などとは思いませんでしたが、意外と衝撃でした。

へぇ、つゆだくしらないんだ。

そいつは、 「大学の野球部で寮生活を始めるまでインスタントラーメンを作ったことがなかった長島一茂」 とは違い、 ごく普通の生活を送ってきた人間です。牛丼だってくったことがあるはず。
でも、つゆだくはしらなかった。
なるほど、世間におけるつゆだくの認知度はこんなものかと、その時悟ったわけです。


"裏メニュー" に関する疑問

果たしてつゆだくは、知っている人は知っている、知らない人は全く知らないという代物でありました。 今では裏メニューなどとカテゴライズされることもありますね。

ここで、ひとつの疑問がふつふつと胃袋のそこの方から湧いて来るのです。 裏メニューには他にどのようなものがあるのか?

などというのは、聞いたことがあります。では、以下のようなものはどうでしょう? 実現可能なのでしょうか。あったとしても、私は頼みたくないので、だれか知っている人、 おしえてください。 "にくだく"は、どう考えても無理っぽいですね。それが可能なら、特盛を頼む奴がいなくなる?

さらに、吉野家には賄(まかな)い用として、あのワインたっぷり(吉野家 談)のつゆで煮た、 茹で卵(煮卵というべきか)があるというのですが、本当でしょうか? うーん、おいしそうだなぁ、それは。あるのなら、食べてみたい。


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"つゆだく" は全国共通か?

さて、つゆだくという言葉は全国共通なのだろうか?
実は私が所属する某MLにおいて、そのような話題がでたのです。
確かに、私は関東エリアでしか注文したことがありません。 店員の受け答えからして、マニュアルで決められているのでしょうから、全国で通じるはず、 だとは思うのですが、確証がありません。
それに、マニュアル化されていると思われるのって、 牛丼一筋80年(当時:今ではドーナツもね)でお馴染みの吉野家だけってことはないかしら?

というわけで、もし、"つゆだく"以外の表現で、つゆの多い牛丼を注文している方が いらっしゃいましたら、連絡ください。

ちなみに、そのMLで出た意見では、 「つゆだぶ」「つゆずぶ」「つゆどぼ」「つゆドバ」「つゆぶー」なんかどう?という意見がありました。
考え様によっては、「たくさん」という言葉自体、地方地方で異なるのですから、 ちがってもおかしくはないかな?

関西地方では、たくさん、は、ぎょうさん、ですか?「つゆぎょう」?意味が解らん(^^;
よーけ、ともいうな。「つゆよー」。だめだ、全然わからん。
広島地方では、コギャル用語(死語)の「チョ〜○○」というのは、「ぶち○○」ですよね? 「ぶちつゆ」とか。駄目?あー、ぶちはveryなのか。ぢゃぁ却下。
北海道では、「つゆドッカン」などという意見もあり。

*おしらせ*(うしろで、ピンポーンという音が聞こえたと思いなさい)
ここは、つゆだくに替わる言葉を考えようというコーナーではありません。


"つゆだく" に明日はあるか

以上で、私の主張をおわります。御静聴ありがとうございました。
最後に、私は今後もつゆだくを注文し続けます。
つづく