![]() |
|
記念すべきファースト・アルバム。まだ「テクノ」という言葉がなかった当時はフュージョンの一種として括られていた。 しかしここでの重要なキーワードは「コンピュータ・ゲーム」。 流行りのディスコサウンドにインベーダーゲーム等のSEを乗っけるというキッチュさはやがて小中学生のハートをわしづかみにした。
(LP時代の)B面はすべてメドレーとなっており、ゴダール作品3つのタイトルを3人それぞれがテーマにしている。坂本龍一が「東風」、高橋幸宏(当時の表記は「高橋ユキヒロ」)が「中国女」、そして細野晴臣が「気狂いピエロ」。なお「ブリッジ・オーバー・・」というタイトルはサイモン&ガーファンクルの「ブリッジ・オーバー・トラブルド・ウォーター」から。細野晴臣が「スターウォーズでC3-POとR2-D2が砂漠を行くシーンをイメージして作った」という「シムーン」等、モチーフが興味深い曲が多い。
リリースから半年後、米国リミックス盤がファースト・アルバム扱いとなりこちらは廃盤。ミックスがかなり異なる上に「アクロバット」はこのアルバムでしか聴けないとあって貴重盤となる。
一連のオリジナル盤をCD化した当初もカタログから省かれていたが、1992年に晴れて再発。