Title(山登り・32Legsの仲間と)

Mt.Senjyo

仙丈岳にて 1996年7月21日

仙丈岳登山記

 1996年7月下旬、南アルプスの仙丈岳に登った。低気圧がやって来ていて、2日間ともに大雨に降られ てしまったが、いつもの愉快な山仲間と共に登った仙丈岳は期待に違わぬものであった。

 この2日間の前後の日はいずれも快晴であったので、たまたま都合で来られなかった2、3の仲間 が晴れ男、晴れ女ということになってしまい、心がけのよい晴れ男という、長年の自己主張が今後で きなくなったのは残念であった。なにしろ相当心細くなっていた横浜の水源地帯に大量の雨が降り一 遍に給水制限が取れてしまった程の降雨であったから、行きにバスを降りてから、帰りにバスに乗る まで、徹底的に雨尽くしであった。

 「日本百名山」で、著者が「私の好みで、日本アルプスで好きな山は北では鹿島槍、南では仙丈で ある。何よりその姿がよい。・・・」と書いている山容が皆目見られなかった、これでは又登りたく なるというのが人情である。しかしながら60過ぎのものにとって、藪沢のコースといえども、雨ば かりでよい景色を鑑賞する振りをして、休息を取れ無かったせいもあり、なかなかにきつい登りであ った。しかしながら噂に違わず高山植物の花がきれいであったので、少しは心がけがよくよい開花時 期に遭遇できたように思うことにした。馬ノ背ヒュッテに泊まり翌朝は霧で全く視界の効かない頂上 と稜線を通り、尾根道を北沢峠まで下った。


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