今回の、決め台詞。
 「“英雄”氷川誠は、図体がでかいだけの、武骨漢」

 司さん、あんた、最高だ!!

 前々からこの欄で指摘している通り、G3チーム気合いと根性だけで、 作戦も立てずにアンノウンと戦えると思っている大馬鹿集団だと思っている私には、 今回の司監査官の登場は、かなり気持ちよかったです、ええ。
 もっと言え、奴らを追いつめるんだ、司さん!
 というわけで多分、TVの前で司さんを応援していた、日本で数少ない人間でしょう。あれで顔が良ければ もう、最高だったのに。
 しかしそれにしても……“国家権力が無能でなければヒーローは活躍できない”のはお約束とはいえ、 『アギト』世界の警察の馬鹿っぷりには、頭が下がる思いです。『クウガ』が割と貴重な、“国家権力に優しい特撮” であっただけに、尚更目立ちますね(まあその辺りも計算の範疇でしょうが)。
 ちなみに上の「無能」には、小沢さんも含みます(笑)
 基本的に小沢さんに関しては、北條さんの指摘する通り、我が子可愛さのメカフェチ系マッドサイエンティスト だと思ってるんで。
 さあ、もっと罵倒するんだ司監査官!!
 というわけで、今回の早々のリタイアは、心底残念でした。G3チーム解散……とかいう早い流れにしないで、 G3チーム獅子身中の虫として、もっとねちねち内部から苛めて欲しかったんですが。……それやると、 作品が陰惨すぎるか。
 でも今回のエピソードそのものが陰惨だったんで、別にそれでも良いと思うんですけどね〜。
 正直、ここまでで一番、何がやりたかったかわからない話でした。
 敢えて言うなら、人間同士の殺人、という所と、方向が歪んでるだけで根っこはちゃんとした北條さんの 刑事魂、って事なんでしょうけど。
 現在このタイミングで、『アギト』において、人間同士の殺人、を話の中に持ち込む事に関しては色々 疑問ですし、いわんや北條透にいたっては、まだフォローはいらなかったと思います。
 あと20話ぐらい後で、もっと徹底的に嫌われてからで良かったと思う んですけどね?
 正直今回ラストの、司vs北條のシーン、まともに見れなくて、笑ってしまいました。いや、 シーンとしては絵的にも本的にも演技的にも悪くはない、悪くは無いと思うんですよ。ただなんか、北條 プッシュのやり方があざとすぎるというか……ああまでする必要があったのか? って事で。
 まあ、作品の中にある要素を盛り込むタイミングってのは、最終的に振り返ってみないと良かった のか悪かったのかわからない事が多いので、後になって振り返ると、ここでこの話を盛り込んだ事が実に 良いポイントになっていたと気付かされるのかもしれませんが……。
 少なくともリアルタイムの視聴では、なんだかなぁ、と首をひねらざるを得ない展開でした。

 う〜ん……
 あと数話後に、北條、死すとかいうんであれば、このタイミングで北條さんを持ち 上げておく必要があった事になるんでしょうけど。ちょうどあと6話ほどで2クール目終わりますしね…… うーん……ちょっと期待。


 ◇今回の他の人達(笑)
●マイトガイ翔一
おいらはパン屋♪ 嵐のパン屋♪ ピクルスサンド、御馳走するぜ♪
…………年齢制限つきのネタで、御免なさい。
つーわけで、電波を呼ぶ男、マイトガイ翔一は、さすらいの末にパン屋でバイトをする事になったわけですが、 女性客ばっかりだったのは、笑いました。さすが、女子高生からマダムまで、手広く カバーする男。レシピも受け取って、これで立派に生活していけそうです。……て何か、店の 相続問題とかで凄いもめそうな気がするんですが、それは突っ込まないのが吉ですか。
真魚ちゃんが頼まれてバイトしに来て通い妻してるあたりが、ちょっと気になります。
●エースの涼
いや、語呂が良かったんで……
えっと、愛しの亜紀さん家に辿り着きました。
間男が居ました。
さあ次回、アギトVSギルス、愛を賭けた宿命のゴングが鳴り響く!!
……という展開だったら面白いなぁ。
●エレキの氷川くん
「図体がでかい」より、「武骨」に引っかかるあたり、なんか、トラウマ をそこに見たりするわけですが、やっぱり痴情のもつれが原因でしょうか。
「不器用」「武骨」と来て、次は「無様」かな?
「無様だなぁ、氷川」とか、地方勤務時代のライバルとかがいきなり出てきたり、と かいう展開には……ならないでしょうね。いや、いいんです。聞き流して下さい。


 映像ですが、今回は石田監督がなかなか“らしい”映像を織り交ぜながら、レベル高くまとめていましたね。 クラゲぼよよん(今回のアンノウンの個人的名称)のワープっぽい移動の仕方の撮り方とかは、えげつなく なりすぎないエフェクトのかけ方と相俟って、なかなか良い感じでした。
 しかしやっぱり、多いといっても限界がある予算で、“派手なCG”やろうとすると、結構辛いですね。 『ガオレンジャー』から佛田さん(特技監督)引き抜けないかなー(おぃ) ……あの作品から、特技監督 引き抜くなどという、視聴者の夢も希望も根こそぎ葬り去るような事をやっていいのかどうかは、この際、 脇においといて。
 後やっぱりですね、誰が何と言おうと、石田監督の、屋台ラーメンの使い方とか、ああいうのは、嫌いです。 脚本うんぬんでなく、屋台をああやって撮る、石田監督の手法が。石田監督は絶対“情緒”に逃げない撮り方 を身につけるべきだと、個人的に思ってます。

 とりあえず次回、話がまたちょっと転がりそうなので、それに期待でしょうかー。
 G3チームの処遇に関しては、司さんの遺志をついだ北條さんの奮闘に、お任せしましょう。

(2001年6月7日)

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