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プロパティ

PoPインスタンスの動作を制御するパラメタをプロパティと呼びます.
プロパティには,以下のものがあります.
‘StandardOut’(=PROP_standard_out)
PoP標準出力を示します. デフォルトはsys.stdoutです. PoP標準出力に出力されるものには,listingメソッド,write組込み述語の結果があります.
‘TraceOut’(=PROP_trace_out)
トレースの出力先を示します. デフォルトは,‘StandardOut’プロパティの設定値に連動します.
‘OnArithmeticError’(=PROP_arithmetic_error)
述語の評価中に算術エラーが発生したときの動作を示します. デフォルトは,‘Abort’(処理を打ち切る)です. この他,‘Fail’(評価は失敗)があります.

プロパティの参照

プロパティは,PoPインスタンスのpropertiesメソッドを呼び出すことで取得できます.
返される値は,{プロパティ名:プロパティ値}の形式の辞書です.

プロパティの設定

プロパティの設定には,2とおりの方法があります.
一つは,PoPのインスタンスを生成するときに,変更したい設定値の一覧を指定することです.
tr = open('trace', w)
pop = PoP({'TraceOut': tr, 'OnArithmeticError': 'Fail'})
もう一つは,PoPインスタンスのchange_propertyメソッドを呼び出して変更することです.
pop.change_property('TraceOut', 'StandardOut')

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