CASSHERN
あらすじ(goo映画より)
我々が歩んできた歴史とは全く異なる歴史を歩んできた世界。
世界は大亜細亜連邦共和国とヨーロッパ連合という、ふたつの陣営に分かれていた。
50年も続く大戦の果てに、 大亜細亜連邦共和国は勝利し、東アジアのユーラシア大陸一帯を支配するに至った。
しかし、その勝利で得た物は人心の荒廃に、化学兵器、細菌兵器、核がもたらした薬害やウィルス、 放射能などの後遺症と荒れた大地だけであった。人類の未来は終焉を迎えようとしていた。
重い病に苦しむ妻をもつ、遺伝子工学の世界的権威東博士は、人間のあらゆる部位を自在に造り出す「新造細胞」理論を提唱。東博士は妻ミドリを救うため、この研究の実用化を急ぎ学会で援助を仰ぐ。
既得権を奪われまいと、博士の理論を却下する保健省。 しかし、その理論を私欲のために利用しようとする軍関係者の援助により、研究は始まった。
そして故意か必然か、実験場から生まれた新生命体・新造人間。
人類は神の領域へと踏み込んだのだ。
しかし、人類を救済するはずだった「新造細胞」は、人類へ滅びの道を歩ませようとしていた……。
監督 :紀里谷和明
正直に書きます。
面白く無かったです。
本当に面白く無かったです。
自慢のひとつである音楽もただ煩いだけだったし。
美しい画面?どこが?
あたしにはただCG臭のする、ざらざらな画面にしか見えなかった。
斬新なアイディア?どこが?
確かに美術としてみれば素晴らしいのでしょう。
でもこれ映画だし。
画面で見せてなんぼだし。
自分の作った美しい素晴らしい(と思っている)画面で、自分が萌えるシチュエーションで、ただ、俳優に舞台演劇をさせてるだけの画面のどこが映画ですか?
紀里谷くんが2時間20分も使っていいたかったことは
人は全て自分のことを最優先に考えている。そしてそのために誰かを傷つけている。でもそれは生きていくうえで仕方がない。だから人は生きていく上で許しあわなければいけない。
勿論戦争もよくない。
これだけのことになんでそんな長時間使わないといけないんだろう?謎
難しいことを難しくいえるのは誰でも出来る。
私はそんな映画は期待しない。
難しいことを、わかりやすい言葉で、短く簡潔に伝えて欲しかった。
ちゅーか余計な場面も台詞も多いんだよ!
編集するのが惜しくて厭だったんだろうけど容赦せずに切れよ!
私は紀里谷くんの撮ったTravellingの映像が本当に好きだった。
Final Distanceの映像も好きだった。
願わくば、本当に映像で、貴方が自慢とする映像技術で、俳優に語り過ぎるくらい語らせることなく、映像で見せて欲しかった。そして、Travellingのように、私の心を突き刺すくらいの、画面を見せて欲しかった。
口には出さなかったけど、期待していただけに本当に悲しいです。
この映画を否定したら日本映画界が駄目になる?
馬鹿じゃないの?
日本映画はこんな監督のオナニー映画ばっかり作らせて、映画鑑賞という文化を発展させることを重要視してなくて、そしてTVムービーばっかり肯定していたから駄目になったんだよ。
そして資金不足だから・・・と擁護する人もいるけれど、それを言ったらもっと低予算なのに頑張ってる世界中の監督さんたちに失礼だと思う。
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5月3日追記
いろいろ考えてみて整理したことを書いてみる。
謎の稲妻(モノリス?):ロンギヌスの槍・もしくは生命の樹
謎の魔法陣(復活するときとかよく出てきたやつ):死海文書(だっけ?もう名前忘れた)
謎の庭園:よくああゆう風景が出るよね。きっとああゆう画面が紀里谷くんが好きなんだと思う
謎の横面:紀里谷くんは何でも横から撮る画面が好きみたい
謎のツーショット(ルナと冬月。。。お父さん):やっぱりあそこで二人でああいう風に横に並べて撮るのが好きみたいだ
謎の東博士とルナの父親:碇ゲンドウと冬月教授
謎のお遍路:あの時点で普通に人間(オリジナル・ヒューマンじゃなくて)は死んでるよな・・・と素で思った私は負け組ですか/そうですか。負け犬ですから許してください。礼
謎の顔面発光体:何故あそこまで執拗に光らせるのか
謎の財前教授の総回診:あそこは面白かった
謎の月をバックにしたキャシャーン:やっと予告で見たロックな音楽に合わせてアクションが始まるところ。てゆーか画面が動き出すのに1時間以上かかるって・・・謎
謎の父息子愛:結局エディプスコンプレックスですね。つーかすでに唐沢がつれてきた時点で死んでるんじゃないか?>ミドリ
謎の勝利の女神:何度も執拗に映してたけど話になんか関係があった?謎 もしかして「翼を無くした天使」?!←もしかしなくてもそう
謎のミッチー:ミッチーの中の人も大変だなぁと思いました。素直に。
謎の胸あき衣装:女性陣はほぼデコルテ全開だったようなきがしませんか?そうですか。わたしかなり気になったのですが。この監督はデコルテフェチか?(「足フェチ」と書いた人もいたけどオイちゃんは『デコルテフェチ』だと思う宇多田とか(略)
まぁ言葉を並べてみても見終わってすぐ思ったことは紀里谷くんはエヴァが好きで好きでしょうがなくてあんな話が作りたかったんだろなーと素直に、すごく素直に思いました。まる。
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