topics 2009.12.27 後楽園ホール

■12月27日(日)後楽園ホール 12:00
《JWP−CLIMAX 2009 〜日向あずみFINAL》      観衆1340人(超満員)

(1)1/20
●黒木千里&石野由加莉(9分2秒、ムーンサルトプレス→片エビ固め)紫雷美央&○紫雷イオ
 オープニングマッチは黒木が仙女の石野とタッグを結成し紫雷姉妹と対戦。黒木が先発を買ってでてイオと対峙。ロープに押し込むとイオがキックを放ちグラウンドにもっていきキャメルクラッチの体勢。つづいて美央が黒木をロープに押し込んで攻めていく。黒木はマウントをとって美央にパンチの連打。石野が出て行くと美央がワキ固めを極める。イオが石野に飛び技の連続。石野が突進すると美央がカットし、姉妹でのダブルの攻撃へ。すると石野がスピアーで2人を吹っ飛ばす。石野は美央にミサイルキック。黒木がイオへのショルダータックル6連発で続く。美央がカットするとイオがフェースクラッシャーから美央のキックへ。黒木と石野が合体しダブルのショルダータックル。石野がエアプレーンスピンをイオに仕掛けてブロックバスター。石野が美央を場外に送り出す。黒木がイオをカバーすると美央がカット。黒木はイオを踏み台にして美央にキックを放つ。イオが黒木にフロッグスプラッシュを見舞うがかわされてしまう。すると石野がスワンダイブのミサイルキック。黒木がイオを丸め込みから逆さ押さえ込みで追い込んでいく。黒木が突進するとイオがかわして619を放つ。石野がカットするがイオは黒木を捕まえてボディースラム、コーナーに上がってムーンサルトプレス。美央が石野のカットを阻止すると、リング上では3カウント。黒木の初勝利は2010年に持ち越された。

(2)1/20
蹴射斗&倉垣翼&KAZUKI&○闘獣牙Leon(9分7秒、キャプチュードバスター→片エビ固め)夏樹☆たいよう&華名&パッション・ホッティー&●パッションRay
 JWPとパッションレッドの全面対抗戦。リング上では先にJWP軍の方から突っかかり試合がスタート。場外戦から倉垣がLeonをリフトアップし、リング外のパッションめがけて投げつける。戦場がリングに戻ると蹴射斗vs華名からKAZUKIvs華名の攻防へ。華名とRayがKAZUKIをロープに捕えホッティーを加えた連係攻撃を見せる。倉垣は夏樹を力任せに投げ飛ばしLeonをコーナーから落として相手にぶつける。さらに倉垣は自らダイビングボディープレス。倉垣はホッティーとの打撃戦へ。倉垣がラリアットを放つと華名がブレーンバスターで介入し、ホッティーが丸め込む。LeonはRayに高速のドロップキック。ならばとRayはLeonにムーンサルトプレスを放つ。ホッティーがLeonを捕まえ、Rayを呼び込むがミサイルキックは同士討ちに。JWP軍が串刺し攻撃で優位に立ち、Leonがロープを走ってのミサイルキックを打ち込んでいく。倉垣のバックドロップ、LeonのマッドスプラッシュがRayを襲う。ホッティーが掌底を打ち込むと、RayがLeonにウラカンラナ。両チームが入り乱れ、LeonとRayを残して場外へ。Leonがノーザンライトボム気味にキャプチュードバスターを放つと、Rayが返せず3カウント。対抗戦はJWP軍が先勝した。

(3)1/30
●阿部幸江(10分50秒、ナナラッカ→片エビ固め)高橋奈苗○
 JWPvsパッションレッドの対抗戦第2ラウンドは、安部と奈苗によるランバージャック形式のシングルマッチ。パッションレッドはホッティーを先頭にパッショントレインでリングイン。ロックアップから試合がスタートすると、押し込まれた阿部が場外のセコンドから脚を引っ張られる。場内はもちろんパッションレッドへのブーイングに包まれる。先に手を出したパッションとJWPのセコンドが小競り合い。奈苗がミサイルキック、串刺しのラリアット。阿部がかわすとエプロンに追い出しエルボーの連打。阿部が突っ込みドロップキックで場外に送り出すと、こんどはJWP軍の中へ奈苗が転落。さっきのお返しとばかりに、いっせいにJWP軍が奈苗に襲いかかる。リングに戻された奈苗に対し、阿部はフライングボディーシザーズドロップの連発。ロープに飛んだところへ奈苗が場外に送り出し、ふたたびパッションが一斉攻撃。しかし奈苗のトペスイシーダはかわされて同士討ちに。直後にJWP軍がパッションに襲い掛かっていく。JWP軍はひとりずつ奈苗を攻撃。阿部がアストロシザーズからマヒストラルを狙うも、奈苗がかわし腹部を蹴り上げる。奈苗のボディープレスをよけた阿部がマヒストラルの入り方からサブミッションへ移行。奈苗がエスケープするとバックドロップ狙い。阿部がかわしてフェースクラッシャーから三角締めに捕えてみせる。奈苗がこれをリフトアップして回避するとラリアット。奈苗のバックドロップを切り返して阿部が丸め込むも、押し潰されてしまう。奈苗がバックドロップからダイビングボディープレス。阿部がかわすもよけきれずに、ダイビングヘッドバットを食らう形に。立ち上がった阿部がコーナーの奈苗に張り手の連打。雪崩式フランケンは奈苗が切り返し丸め込む。阿部が張り手にいくと奈苗も張り返す。阿部がフランケンシュタイナー、マヒストラル、ローリングエルボー。阿部が絶叫から飛びつくとキャッチした奈苗が前方に叩きつける。奈苗は打撃技の連打から延髄斬り。そしてとどめはナナラッカ。奈苗が3カウントをゲットすると、JWPとパッションレッドが大乱闘となった。試合後、奈苗は阿部との決別を宣言し、春山の保持するJWP認定無差別級王座獲りをアピールした。

(4)バトルロイヤル(時間無制限)
輝優優(16分49秒、丸め込み→エビ固め)宮崎有妃
※退場順…①グレート・カブキ②日向あずみ③ダイナマイト・関西④ジャガー横田⑤木村響子⑥さくらえみ⑦尾崎魔弓&GAMI⑨田村欣子⑩里村明衣子⑪植松寿絵⑫タニー・マウス⑬カルロス天野
まえもって発表されていた日向あずみ、田村欣子、宮崎有妃、タニー・マウス、尾崎魔弓、ダイナマイト・関西、カルロス天野、輝優優、植松寿絵、GAMI、さくらえみの11選手がリング上。3分間闘い、その後は1分毎に“シークレット選手”が登場。フォール。ギブアップのほか、場外に出た選手は失格となる。まずはタッグ3冠のベルトを巻いて入場した日向と輝が2人で植松を攻撃。その後、さくらを皮切りに全員が串刺し攻撃を見舞う。日向が関西にブレーンバスターを狙うが反対にマットに叩きつけられる。場外への落としあいは日向がこらえる。最初の“シークレット選手”は、元JWPでレボルシオンアマンドラの木村響子。木村はリングインするなり日向に殴りかかり、ビッグブーツを放つ。輝がカットすると、田村とさくらがエースクラッシャーの競演。さくらがタムラ様にエースクラッシャーを仕掛け木村の上に叩きつける。日向とさくらが合体し、木村に吊り天井。次の選手のテーマ曲がかかると場内がどよめきに包まれる。1週間前に最初で最後の一騎打ちをおこなったばかりの里村明衣子が仙台から駆けつけたのだ。里村がリングに上がろうとすると、エプロンでやりあっていたGAMIとタニーがもつれ合い、里村の入場を邪魔することに。シビレを切らした植松がロープを引き上げ同期の里村を招きいれる。この行為には日向も拍手。すると宮崎が忍び寄り、里村に恥ずかし固めの体勢。タニーも加わり、里村vsNEOマシンガンズが実現。首4の字固めが数珠繋ぎになると、ジャガー横田の入場。全員が首4の字を外し、大御所ジャガーをリングに迎える。ジャガーがGAMIに卍固めにいくと、ほかの選手たちも目のまえの相手に卍固めを極めていく。そして、もうひとりの“シークレット選手”が登場。JWPの後楽園大会での休憩時にパフォーマンスを演じるグレート・カブキが現れたのだ。試合をするのかとの期待が高まるが、カブキがリングに足を踏み入れようとすると全員がダッシュ。カブキは自らリング下に降りてしまい、失格が告げられ、第1退場者となってしまった。カブキは「女性は怖いなぁ。日向、第二の人生がんばれよ」とリング下からメッセージ。その後、日向がジャガーに雪崩式ブレーンバスター、ダルマ式ジャーマンを見舞い2カウント。するとなぜかTシャツ姿の倉垣が乱入し攻撃。日向はDDTで切り返して倉垣を追い出す。ところが、日向がコーナーに上がると落とされてしまい失格に。主役の予想外に早い敗退に、場内は「エ〜?」の声に包まれた。その後、関西、ジャガー、木村、さくらが失格となり、尾崎とGAMIが同体で場外転落。残った選手たちが騎馬を作り、里村と田村が騎馬上からのエルボー合戦。田村と里村が失格すると輝のエルボーから植松も失格に。タニーがみちのくドライバーUを狙うと天野が切り返して3カウント。タニーが退場すると宮崎が外道クラッチから天野を退場させる。最後は輝が宮崎を丸め込み3カウントをゲット。日向引退のバトルロイヤルを制したのは、パートナーの輝だった。

(5)1/30
●日向あずみ&コマンド・ボリショイ(21分27秒、キーンハンマー→片エビ固め)○春山香代子&米山香織
 日向あずみの引退試合は、日向自身のマッチメークによる純血タッグマッチ。春山&米山組、ボリショイに続いて最後に日向が入場。全員で握手をかわすと、米山は吹っ切るように大きな声で「お願いします!」と日向へ声をかける。日向が先発を勝ってでて試合がスタート。日向と米山が対峙した。春山が入りダブルで日向を攻撃。そこへボリショイが割って入ってカットする。日向は米山に吊り天井。ボリショイvs米山の後、日向vs春山へ。コーナーに振り合い、春山が串刺しラリアットを放てば日向は串刺しのジャンピングニーで対抗する。春山は串刺しのラリアットを連発で見舞うと日向も同じ技でやり返す。日向がダッシュすると春山が先回りしてラリアット。春山と米山が合体しダブルでブレーンバスター、両サイドからドロップキックを打っていく。日向が相手を場外に送り出すと、ボリショイがケブラーダ、日向がトペコンヒーロで場外弾の競演。その後、日向がスワンダイブのミサイルキックを春山に打ち込む。ボリショイが春山にワキ固め。春山はダブルアームのフェースバスターからローリングクレイドル。ボリショイはワキ固めで切り返すが、春山が再度ローリングクレイドルで廻し続ける。ボリショイと米山の攻防から日向へスイッチ。日向は米山にバックドロップからビクトリースタードロップ。日向がみちどらを狙うと米山が阻止して丸め込んでジャーマンへ移行。ふたたび日向がみちドラの体勢にいこうとするが、これも米山が押し潰してパンチの連打。米山はローリングソバットの3連発から不知火を敢行も3カウントには至らない。春山がラリアットをぶち込むと日向は背後からランニングニー。コーナーに上がった日向に対し春山は危険な角度で雪崩式のパワースラム。春山はボリショイにダブルアームの構えからコーナーへ。米山がボリショイの脚をとってパイルドライバーにいくと同時に日向へはダイビングセントーンを放つ合体攻撃を披露。そして春山がダイビングギロチンにいくも、日向が返してみせる。15分経過。春山のキーンハンマー狙いは日向が丸め込み。日向が雁之助クラッチにいくが、2度とも2カウントどまり。米山が割って入って日向の背後から直伝のニーアタック。米山と春山がコーナーに上がるとボリショイがカット。日向はボリショイのアシストを得て米山、春山に続けてスパイダージャーマンを決める。日向は春山にミサイルキック。ボリショイのキックから日向がランニングニー、ボリショイの619、日向のランニングニーと波状攻撃。そして日向がみちドラを放つも春山が返してみせる。日向がダッシュすると米山がカットし春山がキーンハンマー。しかし阻止され、バックの取り合い。ここでボリショイの掌底が日向に誤爆。春山がキーンハンマーを決めるが、ボリショイがカットする。もういちどキーンハンマーを狙う春山だが、日向がDDTで切り返す。ボリショイが米山に掌底。春山は飛び込んできたボリショイにキーンハンマー。春山が突進すると日向がトラースキック。日向は相手を立ち上げてラリアットも春山がかわす。春山のラリアットも日向がかわす。そして日向がシャイニング・ウィザードからみちドラU。しかし米山のカットにあい3カウントには届かず。すると日向は米山にみちドラUを放ち、コーナーに上がって春山に向かいダイビング延髄ニー。春山がかわすがラリアットもかわしてしまう。ボリショイが飛び込みDDTへ。20分経過。ニーでダウンした春山に対し日向が頬を張っていく。日向が突進すると春山がカウンターのラリアット。日向が耐えてエルボーを放つ。春山のラリアット、キックに続き、米山が米―ZOUを決める。春山がラリアットをぶち込むも、ボリショイのカットが間に合う。しかし米山がコーナーからダイビング延髄ニーを日向に打ち込み、春山につなぐ。春山は渾身のキーンハンマー。日向から最後の3カウントを奪ったのは現無差別級王者の春山だった。その後、引退セレモニーから日向が挨拶。「最後なんですけど、最後、月並みなことしかいえないんですけど、15年間やってこれたのは、先輩や同期、後輩、マスコミの方やスタッフの方、家族や親戚のみなさん、いつも応援してくれるみなさんのおかげだと思ってます。本当に感謝の気持ちでいっぱいです。どうもありがとうございます。私は今日でリングを下りるんですけども、みんなまだまだ選手は体を張ってがんばってるんで、これからも女子プロレスが盛り上がるように、これからも応援よろしくお願いします。15年間、本当にどうもありがとうございました」

topics 2009.11.03 東京キネマ倶楽部

▼JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ王者の米山香織&さくらえみが、春山香代子&コマンドボリショイと対戦。タッグ2冠王者の米山&さくらは、巧みな連係で春山とボリショイを分断すると、米山の米−ZOUからさくらがラ・マヒストラルで丸め込んでで春山から3カウントを奪った。試合後、さくらが自身のブログでJWP認定無差別級王座挑戦を表明していたことを、「リングでハッキリと言えばいい」と非難した春山だが、12月6日の新宿FACEで挑戦を受けることを宣言。さらに、米山がNEO認定ハイスピード王座の挑戦を募ると、ボリショイと闘獣牙Leonが名乗りを上げ、11・20板橋グリーンホールで挑戦者決定戦が行われることになった。
▼日向あずみの引退ロードの中で、異例とも言える再戦となったLeonとのシングルマッチは、日向がスパイダージャーマンを見舞うと、Leonも日向から伝授されたスパイダージャーマンで反撃。日向が得意のランニングしての飛びヒザ蹴りからみちのくドライバーIIで勝負に出たが、これをクリアしたLeonは後ろ回し蹴りの連発からスワンダイブ式ニールキック、キャプチュードバスターと繋いで3カウントを奪取。日向超えを果たしたLeonに対し、日向は「女子プロ界のトップに立て」と激励した。
▼パッション・レッドのパッション・ホッティーと一騎打ちを行った阿部幸江は、ビクトリーAクラッチなどで攻め立てたものの、自身の技であるラ・マヒストラルを決められて惜敗。気を良くしたホッティーは、夏樹☆たいようと組んで、JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ王座挑戦を表明。これに反発したKAZUKIが不用意に突っかかると、ホッティーのタイガードライバーで叩きつけられ、さらに腕ひしぎ十字固めで絞り上げられて右腕を負傷。この行為に怒った倉垣が、阿部と組んでホッティー&夏樹を倒した上で、JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ王座に挑戦することを宣言した。
▼蹴射斗とアイスリボン若手選手の第3戦となった星ハム子戦は、蹴射斗が危なげなくカカト落としで完勝。すると、都宮ちいが突っかかり、特別試合が行われたが、これも蹴射斗がファルコンアローで返り討ちにした。これを見ていたボリショイが、「体が小さいことはハンデではない」と言い、都宮と組んで蹴射斗と対戦することを要求。蹴射斗も受け入れ、ボリショイ&都宮VS蹴射斗&Xが行われることが濃厚となった。

topics 20089.10.04 後楽園ホール

▼米山香織10周年記念試合として行われたJWP認定無差別級選手権は、4冠王となって勢いに乗る米山が、王者の春山か横に対し、場外で不知火を敢行。さらに、意表を突いたニー攻撃などで苦しめたものの、最後は春山が伝家の宝刀であるキーンハンマーで米山を沈めてV7を達成。これまでの無差別級王座最多防衛記録を更新 した。
▼コマンド ボリショイ&GAMIVS倉垣翼&ジャガー横田の対戦で行われたボリショイの20周年記念試合は、ボリショイ&GAMIの同期タッグが息のあったコンビーネーションを見せると、倉垣はパワーで、ジャガーは老獪なファイトで対抗。しかし、ボリショイが倉垣の一瞬の隙を突くとライムライトで丸め込んで自身の20周年を白星で 飾った。
▼15周年記念試合の相手に田村欣子を迎えた日向あずみは、最後のシングルマッチであり、前回の対戦が60分フルタイムドローに終わっていることもあって貪欲に勝利を狙ったものの、3年前にはなかった田村のマウントクックを食らって撃沈。田村とのシングルの戦績は1勝3敗1分けとなったものの、日向は「清々しい気持ち」 と笑顔を見せた。
▼阿部幸江&KAZUKI&闘獣牙LeonVS高橋奈苗&華名&パッション・ホッティーのJWPVSパッション・レッドの対抗戦は、高橋が阿部をナナラッカで下し、9・23板橋のパッション興行に続いて連勝。後がなくなったJWPはパッションに10・18北千住への参戦を要求し、春山&阿部&LeonVS高橋&夏樹☆たいよう& ホッティーの対戦が決定した。
▼黒川沙耶が黒木千里となってデビュー。牧場みのりを相手に、得意のショルダータックルなどを果敢に放っていったものの、実力に勝る牧場が落ち着いてダイビング・ボディプレスを決めて完勝。黒木の初勝利はお預けとなった。

topics 2009.09.22 板橋グリーンホール

▼引退を控えているNEOの三田英津子がJWPに最後の参戦をするはずだったが、ケガのために無念の欠場。三田の代わりに真琴が名乗りを上げ、春山香代子、コマンド ボリショイと組んで、日向あずみ&倉垣翼&米山香織と対戦した。10・4後楽園ホールでのJWP認定無差別級選手権の前哨戦ということもあり、春山と米山が真っ向勝負。両者とも一歩も譲らないファイトを見せた。また、真琴も三田が得意とするブレイジングチョップを見舞っていくなど、随所に存在感を示したが、最後はボ リショイが倉垣のランニング式メタルウィングを食らって撃沈した。
▼第1試合で牧場みのりを顔面蹴りからのカカト落としで一蹴した蹴射斗が、セコンドに就いていたさくらえみに対し、10・4後楽園ホールでの一騎打ちを要求。さくらは拒否したものの、蹴射斗が強引にカードを決定した。
▼コマンド ボリショイのデビュー20周年記念「仮面武道会」は、15周年の際に出場したウェスタン・ボリショイ、ハワイアン・ボリショイに加え、クイーン・ボリショイ、天空少女ラスカ、ボリえもん&ボリミちゃんが登場し、ボリショイ一族が増加。他団体からもA☆YU☆MI、乱丸、Ray、プッティート・アンドーなど、多彩なマス クウーマンが参戦し、一大ファンタジー空間となった。メインのバトルロイヤルでは、コマンド ボリショイと闘獣牙Leonが残り、ボリショイが場外転落のピンチに陥ったが、ボリショイ一族が救出すると、Leonをライムライトで丸め込んだボリショイが、自身の20周年記念を勝利で飾った。

topics 2009.09.06 東京キネマ倶楽部

▼春山香代子の保持するJWP認定無差別級王座挑戦権を懸けて、米山香織と闘獣牙Leonが激突。Leonの執拗な腰攻めに悲鳴を上げた米山だったが、起死回生のローリングソバットで形成を逆転すると、エルボーを狙ったLeonの腕を上手く絡めて、そのまま米−ZOUに移行。これがバッチリと決まって3カウントを奪 った。試合後、米山はチャンピオンの春山を挑発。「勢いだけでは勝てない」と言う春山に対し、米山は「勢いに勝るものはない。チャンピオンを怒らせないと、タイトルマッチはおもしろくない」とふてぶてしく答えた。
▼元同期である倉垣翼との最後のシングルマッチに勝利した日向あずみが、10・4後楽園ホールで宿命のライバルである田村欣子と対戦することを発表した。
▼ケガのため7・19後楽園ホール大会以降、欠場していた春山が復帰。第3試合の6人タッグマッチに出場し、チームの勝利に貢献した。

topics 2009.08.21 板橋グリーンホール

▼初代夏女のKAZUKIと第2代夏女の米山香織がタッグを結成し、倉垣翼&闘獣牙Leonと対戦。序盤、倉垣が圧倒的なパワーで優位に試合を進めるも、夏女コンビも絶妙なコンビネーションで反撃。倉垣とLeonの分断に成功するも、米山が不用意に飛び込んだところをLeonが待ち構えたかのようにカウンターのキャプチュードバスターで仕留めた。試合後、春山香代子の保持するJWP認定無差別級王座挑戦を表明していた米山に対し、Leonが横やり。2人の挑戦者候補が現れたことで、王者の春山は挑戦者決定戦を提案し、9月6日の東
京キネマ倶楽部で米山VSLeonによるJWP認定無差別級王座挑戦者決定戦が行われることになった。
▼日向あずみの引退ロードが、この日から正式にスタート。初戦は日向が同期の宮崎有妃と組んで、コマンドボリショイ&輝優優と対戦した。試合は日向がジャ
パニーズ・レッグロールクラッチを決めて、ボリショイから3カウント奪取。試合後にマイクを握った日向は、引退までに同期の輝、宮崎、NEOマシンガンズとの対戦を希望した。

topics 2009.08.09 南熱海マリンホール

▼JWPとしては約12年ぶりとなる南熱海マリンホール大会。メインでは、コマンド ボリショイがジャガー横田と組み、倉垣翼&闘獣牙Leonと激突した。倉垣が持ち前のパワーで圧倒すると、Leonもスピードでボリショイ組を翻弄して追随。しかし、キャリア豊富なボリショイとジャガーは、徐々にペースを握ると、ジャガーが倉垣にローリングカカト落としを放ち、このチャンスを逃さずにボリショイが ライムライトを決めて3カウントを奪った。
▼7・19後楽園ホール大会以降、ヒザの負傷欠場していたピンキー真由香が復帰。KAZUKIと第1試合で対戦した。試合開始直後はケガの影響を微塵も感じさせなかったピンキーだが、KAZUKIのエルボーを受けて倒れた際に、異変が勃発。ヒザを引きずりながらの試合となったが、それでも不屈の闘志で何とか丸め込んで 貪欲に勝利を狙った。だが、最後は力尽きてKAZUKIのダイビングダブルニードロップの前に撃沈。復帰戦を白星で飾ることはできなかった。

topics 2009.08.02 東京キネマ倶楽部

▼JWP No.1夏女決定トーナメント2009の1回戦が行われた昼の部では、桜花由美が阿部幸江に、闘獣牙Leonが藪下めぐみに、植松寿絵が蹴射斗に、日向あずみが佐藤綾子に、米山香織がKAZUKIに、倉垣翼がコマンド ボリショイに勝って2回戦進出。

▼夜の部では、米山と桜花が若手選手枠のシードで出場した真琴と及川千尋をそれぞれ下して準決勝にコマを進めた。2回戦で実現した好カードの倉垣VSLeon、日向VS植松は、倉垣が延長戦の末にLeonを撃破すると、植松は日向のみちのくドライバーIIを食らいながらも体勢を入れ替えて3カウントを奪取した。しかし 、スタミナを消耗した倉垣と、激戦の連続で満身創痍の植松は、それぞれ米山と桜花に敗れて準決勝で敗退。

▼決勝は米山VS桜花となり、昨年のJWP認定無差別級王座挑戦者決定リーグ戦の再戦となった。その試合で桜花に敗れている米山は、雪崩式ネックハンギングボム、ビッグブーツを浴びてピンチに陥ったものの、起死回生の米−ZOUで桜花を破り、第2代夏女の称号を手にした。

▼試合後、自身のデビュー10周年記念大会でもある10・4校楽園ホール大会で、JWP認定無差別級王者の春山香代子に挑戦することを表明。しかし、現在は肋骨骨折のために欠場している春山は、「考えておく」と言って態度を保留した。

topics 2009.07.19 後楽園ホール

▼JWP認定無差別級王者の春山香代子に木村響子が挑戦。反則裁定なしの特別ルールが採用されたこの試合、序盤から木村のセコンドに付いた江本敦子と中川ともかが介入。木村が場外戦に持ち込むと、早くも春山は流血に追い込まれた。さらに、チェーンで春山を2階のバルコニーから宙吊りにした木村は、そこから飛び降りて フットスタンプを敢行。長い間、起き上がれなかった春山だが、何とかリングに戻ると、今度は有刺鉄線の餌食に。畳み掛けるように蛍光灯を手にした木村だが、これを奪った春山が木村に蛍光灯を浴びせて形成を逆転。そして、伝家の宝刀であるキーンハンマー2連発で木村を沈めた。試合後、春山は木村を認め、またいつでも受 けて立つと宣言。一方、木村も「まだ何も得ていない。また乗り込む」と言い残して会場を後にした。
▼コマンド ボリショイ&藪下めぐみが保持するJWP認定タッグ&デイリースポーツ認定女子タッグ王座に挑戦した米山香織&さくらえみは、王者組の関節技に苦しめられながらも、コンビネーションでこれを打破。終盤はボリショイと米山が一進一退の攻防を繰り広げる中、さくらのアシストを受けた米山が米−ZOUでボリショイから3カウントを奪って2冠タッグ王座を奪取。笑顔のさくらに対し、米山は涙を流して喜びを爆発させた。
▼日向あずみと闘獣牙Leonの一騎打ちは、JWPらしいハイクォリティーな一戦となったが、キャリアに勝る日向が延髄ニーでLeonを仕留めて勝利。Leonから引退までにもう一度、シングルマッチを要求された日向は、「いつでもLeonのやりたいタイミングで」と快諾した。
▼JWP認定ジュニア&POP両選手権は、挑戦者のピンキー真由香がヒザを痛めていたこともあって、王者の大畠美咲が貫録勝ち。2度目の防衛に成功した。

topics 2009.07.05 北千住シアター1010ミニシアター

▼JWP認定無差別級王者の春山香代子に、7・19後楽園ホールで挑戦する木村響子が、中川ともかと組んで春山&蹴射斗と対戦。この日、アマンドラの江本敦子はセコンドに付かなかったものの、やはりチェーンとイスを持ち出して反則のオンパレード。終盤、右足を負傷したと見せかけた中川が、木村のイス攻撃を食った蹴射斗 を騙し込んでトモクラッチ・改で丸めて3カウントを奪った。この行為に見かねた倉垣翼が木村と中川をラリアットで薙ぎ倒し、7・19後楽園ホールで蹴射斗と組んで江本&中川との対戦を要求。これに対し、中川は新たに助っ人を1人用意することを明かしたため、倉垣は会場で試合を見ていた松本浩代を招き入れ、6人タッグで 激突することが濃厚となった。また、木村は春山に対し、「後楽園まで2週間、せいぜい怯えていろ」とテロに打って出ることも示唆。春山は「後楽園では3分間、もつか分からない木村を見に来てやってください」と悠然と構えた。
▼JWP認定タッグ&デイリースポーツ認定タッグ両選手権の前哨戦第2ラウンドが行われ、王者のコマンド ボリショイ&藪下めぐみは倉垣と、挑戦者の米山香織&さくらえみは闘獣牙Leonと組んで6人タッグで激突した。試合は、カレイドスコープの関節技に加え、倉垣のパワーに苦戦した米山&さくらだったが、Leonの好アシストから、独特のコンビネーションで藪下を惑わせると、最後は米山がヒールホールドを狙った藪下 を変形マヒストラルで丸め込んで3カウントを奪取。7・19後楽園ホールに向けて弾みをつけた。

Akiary v.0.51