2002 .9.29 YMBプロモーション

奈良市ACTセンター


 今回のリングはロープが張られてるところがちょっとちがう。もっともロープワークした日には切れてしまうようなロープだが。対戦カード表に5試合記載されていたが、休憩前の4試合、つまりメイン以外は全てカード表とは異なるカードに変更されてしまった。もっとも誰もそれに文句を唱えたりはしないのだが。

 第一試合の山本康二vsYMBマシンは「YMBマシン欠場につきスーパードラゴン選手と交渉中です」仕切りの奥から「ダメです!」「わかった、やります!」てな怒鳴り声(笑)。試合は山本が秒殺勝利。

 第2試合の山本康二vsパラパラ・クマさん戦は、最初にクマの着ぐるみでなく縫いぐるみがリングに投げ込まれて「パラパラ・クマさんは会場に来れなくなりました」のアナウンス。これには「え〜いたぞ」と観衆が抗議。しかしすぐにクマさんが入ってきた。これに山本が襲いかかり寝技に持ち込み、マスクを剥ぎ取るとこれがZ芝浦選手。この両者らしい激しい激突が場外戦からマイティだか誰かとの3Way状態になったりして、しまいには試合そっちのけでWOLFが会場修理(窓を新聞紙で覆い隠していたのが取れてしまいそれを修繕)を始めたりして最後は無効試合。

 第3試合はバトルロイヤルに変更とのアナウンス。正確にはロイヤルランブルだった。山本vsTOMから始まって、サターン・ボクササイズが入るがTOMの固めに丸め込まれた。続いて入ってきたミイランは何もせず出ていってしまう。さらにデビルパワーX、グリーン・ボーイ、アウストラロピテクス、など入る。最後はいつの間に試合に入っていたのか記憶がないマイティ、じゃなくてスーパー・ドラゴンを山本がアキレス腱固めで破りバトル優勝。山本選手のYMB参戦はこの日が最後との発表があった、そしたら今後のZ芝浦の相手はどうなるんだ?

 

 第4試合はグリーンボーイ対Z芝浦、このGボーイはどう見ても別人だったが、マスクをとると案の定山本康二。4試合目かよ。しかしハードヒッティングな試合。メモがおっつかない。椅子を用いての跳び技も健在。この試合のフィニッシュはなんとタイガードライバー。ここのマットでこの技ってかなり危険だろ。NOAHよりガチだ。ともかくGボーイが勝利。

 休憩。なぜかその間ラジオの「宗教の時間」が放送され続ける。

 メインはIWC世界ライトヘビー級王者決定戦。WOLF対マーク・ガルベス。両者入場していきなりゴング!しかし観客の「セレモニーは?」の声に負けあっさりセレモニーを始める(笑)。試合は例によってまったりと始まる。反則カウントで5,6,7,8・・・とまで進めてしまうレフェリーのマイティが良い。

 WOLFはしきりに試合を会場の外へ移そうとするが制止するレフェリー。しかたなくWOLFは自転車攻撃や外においてあったスケジュール板攻撃とかでお茶を濁すが、観客の声に応えて、ついにガルベスを玄関の外へ引き出す。路上までは引き出せずビルの前の駐輪場みたいなスペースで粛々と場外戦。コンクリートの上にボディスラム。さらに中に戻るとグッズを販売しつつの場外戦。

 フィニッシュは洗面器の上へのドリルアホールパイルドライバーからしゃちほこ固めみたいな逆片エビでタップを奪い勝利。

 過去に見られたサプライズがあまりになかったのは残念なところで、何度か見続けている目にはちょっと辛いものがあったというのが正直なところ。


HOME