1999.9.30 世界のプロレス 神戸サンボーホール


撮影会?に応じるコーラ・パワーズ


 仕事を放ッぽり出して「クビだな」とか言われつつ(^^;職場を定時に飛び出しても、大阪18:53発の新快速に飛び乗るのがやっとだった。神戸についたころには19時を10分ほど回っている。タクシーに乗り「サンボーホール」と告げると通じた。貿易センタービルと言わないと判らないかと思ったがそうでもなかった。この会場は昨年まで神戸市の持ち物だったそうで、今年持ち主が変わったおかげでプロレスに使えるようになったらしい。会場に入ると第3試合の最中だった。

 あとで教えてもらったのだが、第1試合はスーサイド・ジョニー対SHINOBIでSHINOBIが勝ち、レフェリーがわけわかんない人だった(って自体がわけわかんない記述だ)そうです。要はグレース浅野ではなかったらしい。第2試合は佐野直対ツボ原人で、股割りでツボ原人の勝ちとか。国プロプロではストレッチを教えてないんじゃないか?という話になったらしい。この試合の後、つぼ原人が何やらアピールしたらしい。


○松田慶三   水前寺狂士郎
 山下義也 vs 福田豊 ×
(20分42秒 ラリアットから片エビ固め)

 正直言って途中から観ても間延びしたような印象があったが、松田のラリアット、ブレンバスター、さらにラリアットでピン。最初IWAジャパン組の相手チームの選手がわからなくて焦った(^^;

  
   飛んでるのが福田     チキンウィングアームロックで義也を攻める水前寺  松田の垂直落下ブレンバスター


 〜休憩〜

 休憩後、ツボ原人のアピールによるとかで、バトルロイヤルをやるとのアナウンスが流れた。

 東京から観に来ている知り合い数人と会う。「相島にはハートを鷲掴みにされますよ!」とある人に言われたのだが、その言葉を数分後に痛いほど実感することになったのであった。


★3WAYコーナー
婆裟羅 vs ○相島勇人 vs 新岩大樹×
(17分17秒 パワーボムからエビ固め)

    婆娑羅       顔を隠して颯爽と登場したのはこの人相島       新岩

 最初にフォールがギブアップを取った選手が勝ち、のルールらしい。婆娑羅は夢ファク時代に使っていた谷村新司の曲とは違う音楽で入場。相島はガウンで顔を隠してカッコよく入場。

 まず新岩を二人掛りで攻め、婆裟羅と相島がやりあうてな感じの序盤。相島はなかなか体格がよく婆裟羅と比べてもあまり見劣りしない。場外に落とされ、その場外から攻めて来た新岩が婆裟羅とやりあい、と思ったら婆裟羅が相島を突き落し乱戦に。場外戦でも入り乱れ闘っていたがやがてサードロープがはずれるハプニング。選手総出で、松田や義也まで出て来て、というより中心になって復旧にあたるが、サードロープは金具が折れたのかなかなか復旧しない。相島はそんな最中新岩を客席に投げ込むブレンバスターなど見せて大暴れ。

 

 

 相島は客席全列を吹っ飛ばしながら投げられる豪快な受け身。そして腰を押さえつつと体格と不敵ないかつい面と豪快な闘い振りとはギャップのある「あいたた」てな情けない声を上げながら立ち上がる(^^; ぎゃはは。こりゃ素晴らしい。

 最後は、婆裟羅の突進を頭脳プレイで場外にかわした相島がパワーボムで新岩をピンフォールして勝利。ほんとにここまでハートをゲッチューされてしまうとは(@_@;


★バトルロイヤル
○山下義也 VS 佐野直×
(クルスフィックスでフォール)
  
   SHINOBI      スーサイド・キッドとつぼ原人(右端)       佐野"美咲を食事に誘った"直

 水前寺、SHINOBIとあいついで退場。福田は各選手のボディスラムをかたはしから受けてみせる。佐野直に「仕事しろ」の声がとびはじめる。佐野はボディスラムを連続で食い、相島とレフェリーのグレース浅野にまで往復ビンタを食う。

 

 相島、婆裟羅とあいついで丸めあって退場。新岩、松田もあいつぎ引っ込み、さらにスーサイド、福田、ツボと消える。最後は山下と佐野の対決。佐野が浅野さんを凶器がわりにぶつければ、山下は何を思ったか浅野さんをコーナーにのせ、その結果浅野さんのスイングDDTを食う。なかなかきれいなスイングDDTだったが、その綺麗なスイングは撮り損ねた(;_;) 最後は山下がクルスフィックスを決めた、と思ったら、フォールカウントが取られてカウント3まで数えられた。

 


○ペプシ・ボーイ   KKK3号
 コーラ・キッド vs KKK4号 ×
(13分40秒 逆さ押さえ込み)
 
        KKK3号と4号、中央がロッテリアン。正体は加藤あい説...は出なかった
  
        コーラ・パワーズ       ペプシ・ボーイが走る  どこかの居酒屋(だったと思う)からの花束

 KKK組はマネージャーのロッテリアン嬢を帯同。

 コーラ・パワーズはペプシがローリングソバットや2Pフライングクロスチョップなど見せる。KKKは急所攻撃、ゴングでコーラを殴打。さらにロッテリアンが旗竿で突っつく攻撃「ついちゃえついちゃえ」「ボクもついて」などと声援がとぶ。

 ペプシを逆エビで攻め、さらに場外に誘いだしまたもロッテリアンが旗竿突き。

  

 ペプシピンチ。KKK4号(推定)がバックフリップで叩きつけるも、ペプシニールキックで脱出。さらにコーラが出て巨体に似合わぬドロップキック、さらにはペプシと二人がかりのコブラツイスト!しかしカットされる。

 4号(多分)はサイドバスターやパワースラムなどたたきつける。他にはダイビングセントーンなども見られた。

 レフェリーがペプシの誤爆を食ったので浅野さんが代打で入る。

 ペプシがダイビングボディアタックで3号を襲う。このピンチにロッテリアンがメリケン粉攻撃。これでリング上は混乱。しかしめげずに飲み物組は2Pアトミックドロップ&バックドロップと攻め、最後は逆さ押さえ込みで丸め込んで勝利。

 コーラ・パワーズの勝利に沸き返る館内。しかし...

 試合終了後、なぞのアナウンスが流れる。

「世界のプロレスといっても誰も世界の選手はきていない」「大企業のパクり」「ドクター・タンさんの新発明を見せてやる」と姿もなく悪役らしき声のアナウンス。

 続いて二人の黒マスクの怪人二人が登場し急遽特別試合5分1本勝負が決定した。

 
ブラック・コークス登場!害虫をイメージさせるデザイン。まだKKKが退場していないリングにやってきた。


★特別試合
 ペプシ・ボーイ   バージン・コーク  ○
×コーラ・キッド VS ロイヤル・コークマシン
(2分50秒 リングアウト)
 
線が細く身軽なブラック組。左はダイビングボディアタックの撃墜2Pドロップキック、右はダイビングサンセットフリップ

 ブラック組は2Pフライングクロスアタックやハイジャックパイル、独特の合体パワーボムと続け、巧みにリングアウトを誘って勝利。

 
  2Pフライングクロスアタックや合体パワーボム。他にも挟み撃ちドロップキックとか見せてた。
 
     トペコン、ブランチャと連続で披露するブラック・コークス

 湧き返る大観衆200人。新しい強敵悪党の出現に興奮さめやらぬ様子。

 
(左)コーラ・キッドを場外ハイジャックパイルドライバーで降し勝利のポーズを決めるブラックコークス
(右)リングを去る前にコーラ?を飲み干すペプシ・ボーイ

 世界は初観戦だったが、予備知識ほとんどなしで楽しめたあたりは新日や全日と相通ずるものがありますね。いやあ想像を隔絶して良い興業だった(^^;


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