第十三章

登場人物:小麦矢野

 

9月04日 矢野宅駐車場

「環八は混んでてダメだな」「到着〜」「お疲れさん」「オイルも交換したし、ガソリンも満タンだ」「じゃあマイクロロン入れるぞ」「よろしく」「まず、エンジンオイルに混ぜて・・」「こぼれてるぞ」「危ねぇ」「30分エンジン切ったらだめなんだよね」「手に付いたら指紋が消えるんだよなぁ」「傷を埋める物なのにね」

9月04日 矢野宅駐車場

「後はガソリンにも混ぜるんだよ」「ガソリンタンク開けるの始めてだ」「よいしょっと」「おおっ!ガソリンが見える」「なんだか増えてきたぞ!」「あれあれ!」「止まるのか?」「あれあれ!」ドクドクドク・・ドバッ「やっべー」「キャー噴出して来たぞ」「ぎょえー」「早く閉めろ!!」「ギャー」「ギャ−」「ティッシュ、ティッシュ」「ガソリン満タンで走ってきたから沸騰してたんだ!」「ティッシュ・・」

9月04日 矢野宅駐車場

「凄い事になってる・・」「あ〜あ」「ガソリンまみれだ」「くっさー」「危ぶねぇ」「気をつけよう」

9月04日 矢野宅駐車場

「ちょっと5kmぐらい走って減すか?」「もったいねぇ〜」「ハイオクにマイクロロンを混ぜてもあまり効果は無いんだけどね」「そうなの?」「ハイオクには元々洗浄剤が入ってるからね」「ふ〜ん」

9月04日 富士街道

「運転させてくれ」「どうぞ」「なんだかアイドリング高くないか?」「もう効果が現れたんだね」「また調節しないとダメだな」「面倒くせぇ〜」「うふふふ」「しかも助手席怖ぇ」

9月04日 矢野宅駐車場

ブオーン「減ったかな?」「バッチリだ」「これで完了だ」「サンキュー」「後は300kmぐらい走ったらまた入れるんだよ」「じゃ、また来るよ」「じゃあねぇ」

9月04日 小麦宅駐車場

(あとはエアコンだな)(武蔵境のマツダは無くなったんだよなぁ)(探さないとダメだな)(とりあえずマイクロロンが終わってからにしよう)(アイドリングも調整しないとダメかもしれないしね)(お疲れセブン・・)