クラヴィコード
珍しい二段鍵盤+ペダル鍵盤を持つ(合計三台の楽器からなる)クラヴィコードです。
ライプツィッヒ楽器博物館所蔵のゲルステンベルグ製作の楽器(18c半ば)のコピーです。
(スペールストラ作;瑞)
クラヴィコードとは鍵盤を押すことによってタンジェントという金属片がてこの原理で張られた弦を押し上げ、ブリッジとタンジェントの間の弦の振動を響板で増幅します。非常に音が小さく、一般的なホールでの演奏会は不可能でしょう。二段鍵盤とペダルを持ったクラヴィコードはオルガン奏者の練習用として開発されたと考えられています。主に15世紀から18世紀末まで使われていました。
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