信州林道?ツーリング
7月18日〜20日

参加者
・すみーの氏:DR250R
・雷蔵氏:TT−R RAID
・Jr.:DR250SH

今回は、習志野ハカイダースとしては珍しく集団ツーリング(3人だけど)だ。 天気予報では3日とも天気は上々。いいねぇ。 Jr.は今回のツーリングのためにタイヤを前後新品に交換しての参加だ。


7月18日

雷蔵氏は、Jr.と近所なので、最寄りのK駅で集合、 すみーの氏の待つ中央道石川PAに向けて、R6→首都高→中央道へ。
石川PAに到着するも、すみーの氏の姿はない。代わりに、R6で会った TZR250がいた。話をするとやはり信州へのツーリングだった。
そぅ、この季節は休みさえあればツーリングに行ってしまうものさ

さて、集合時間に遅れること30分 ですみーの氏の到着。
開口一番
「じじいに早起きは辛いっす」とのたまわって一服。

諏訪南ICで降りるので、そこまでは各々のペースで行くことにする。 とは言っても、皆OFF車。速度差はさほどないので、結局あまり離れることなく 一気にICへ。IC出口すぐのGSで給油。あまりの高さに怒りながらも 早速一発目の林道へGO!

金沢林道 は所々深ジャリだが全般的に走りやすい。
荷物満載なのであまり飛ばせないけどそれでもそれなりに競争意識で 攻める攻める・・・。
舗装路に出るところで、まず休憩。天気も最高だし、心地よい汗をかいた。

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でもまだまだこれからが勝負!と言うことで出発。でも地図に無い分岐が そこらかしこに???。
芝平峠を越え 入笠高原へ。素晴らしい景色に 急ブレーキ
撮影会に突入。久々に良い写真が撮れて早くも満足。

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入笠牧場を抜けて 黒河内林道へ。
牧場にはゲートがあり、通行時に開けてその後に閉める。 よく雑誌に書いてある牛・馬等の為のゲートである。

黒河内林道は非常にフラットなので知らず知らずにスピードが。 気分はパリダカ。 15kmはあっという間に終わってしまった。 舗装路になってすぐ、例の”南アルプス林道”の入り口に。行けないのは わかっているが「ここさえ通れれば最高なのに」と指をくわえてしまった。

さて、この後 伊那市に行くのであるが、ルートは2つ。1つはR152で行く。 もう1つは女沢峠を越えていくのであるが、地図によれば、後者には、短いながらも ダートがあるそうな。「そりゃぁきまりでしょう」と言うことで女沢峠に・・・。 しかーし、ここで計算ミス。
通行止め
すぐ脇にダートがあったので「この道でなんとか峠に行けるのでは」ということで、 地図に無いダートに突入!
途中に幾つか分岐があり、それぞれ探索するが、 みな行き止まり。 仕方なく戻って、R152で伊那市へ行くことに・・・。

伊那市”ローメン”で有名(らしい)。
早速ローメンのお店を探して駅前を探索。
やっとのことで見つけたお店に駆け込み、皆で「ローメン」を注文。 そこの店長、気前が良いのか、それともよっぽど我々が 貧乏そうに見えたのか 「これ持ってけ」と言って”板チョコ”をくれた。ありがたく頂戴したが困った。 外は炎天下。ここで処分するしかない。ローメンの食前食としてチョコを食す。 食べ終わってすぐ、
”ローメン”登場!
「油まみれのやきそば」としか表現できない。味はよーわからん。 噂の”ローメン”を食し御満悦の雷蔵氏。

「さて、次は月夜沢林道でしょう」と 言うことで
R361→R19(R361)→R361で 月夜沢林道へ。

Jr.は94年にも月夜沢林道は走ったことがあるが、当時は「非常にハード」という イメージを持った。
そこを、CBR250が走っていた !!!
3人で走っていると前方にバイクが。でも、どうみてもOFF車じゃない! CBRだっ!
皆目を点にしながら追い越していった。
峠に到着するとセローがいた。我々も休憩して話題はCBRへ。
そしたら、そのCBRはセローの連れだったのだ。
しばらくしてヘロヘロになってCBRが到着した。
「ひでぇ所に連れてこられた!」
そりゃぁ、フルカウルのロード車を林道に連れてくるなんてひでぇなぁ。 峠から県道39号までは急な下り坂。CBRの無事を祈るばかりである。

さて、我々は上高地乗鞍林道(舗装有料)、
そして乗鞍スカイライン(有料)へ。
日本最高所の道路はだてではない。単気筒マシンにはきつい。 エンジンが思うように回転してくれない。アイドリングなんてしてるのか どうかも怪しい。

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幸い、人間には影響なさそうだ。と思ったが、雷蔵氏は 「気分悪ぃ」とな。どうも最近登山でも同じ症状が出るらしい。高山病か?

さて、今晩のキャンプ地は平湯キャンプ場だ。
乗鞍スカイラインを下ればすぐだ。早めにキャンプインして、
温泉を 堪能することにする。キャンプ場は3連休ということもあり キャンパーで非常に混雑していた。バイクの置き場にも苦労する。
何とかバイクを置き、テントを設営し温泉に GO!

キャンプ場から歩いて5分程で到着。温泉に飛び込む。キャンプ場利用者のほとんどが 利用するので混んではいたが、温泉は広く(特に露天は)ゆったりと入れた。 今日一日の疲れが飛んでいくぅ。もう、ふにゃふにゃ状態。 温泉上がり、休憩室に行くとビールが売っている。
「もう、我慢ならん」ということで 早速一杯。
「くぅ〜!」
もぅ気分は”みさと”さん。
宴会用のビールも買い込み、キャンプ場にて宴会

今日の夕食は・・・、中華丼(^^;)。ご飯を炊いて、レトルト中華丼をのせるだけ・・・。 すいません。途中で買い出しできるところが無かったの。 乾き物は結構あったんだけどね。それでもキャンプなら楽しめる。 本当安上がりだなぁ。 そんなこんだで夜は更けて、それぞれ寝床に就いた。


7月19日

キャンプ生活をすると皆早起きになる。
今日も良い天気でGOOD!です、はい。
昨日の残り物等で朝食を済ませ、撤収準備にかかる。
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さて、今日のルートはどこかいな。
「今日のメインは小谷温泉周辺の林道でーす」「おぉっ!」てな感じで出発。

97年に開通した安房トンネルは有料なのでパス。旧道へ。トンネル完成前は、 観光シーズンになると地獄の峠越えも 今じゃ通る車はほとんどいない。 OFF車にも関わらず、攻める。安房峠で ちょっと休憩。

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峠の茶屋が潰れてしまったのには愕然としてしまった。
結構風情があって好きだったのにぃ。

峠を下ってトンネル出口との合流について愕然。ものすごい渋滞・・・。 全然動かない。さすがのバイクでもこれには参った。 原因は、上高地に行く人と 大規模道路工事(怒)。 上高地観光で渋滞なら仕方ないと諦めもつくが、 工事とは一体何考えているんだ!!!
3連休で渋滞が発生するのがわかっているのに、それを増幅させるような 片側交互通行を何個所も作るな!普通、こういう工事は土日、連休なんかは 中止するのが当たり前だろ。バイクだからまだ何とかなるけど車は地獄だ。 反対車線なんか波田町まで渋滞だぞ!
最後尾は何時間かかれば目的地に着けるのだろう。他人事ながら心配してしまった。 地獄の渋滞をウルトラC級の走り?で抜けて 安曇広域農道に出た。

7−11で渋滞疲れの休憩。皆さんお疲れ様・・・。予定が大幅にずれてしまったので 休憩もそこそこに出発。
昼食求めて美麻村の”山品”へ。
到着が昼近くだったので店には沢山のお客が・・・。ここってかなりの僻地(すいません)なのに、 何故これほどの繁盛
「よっぽどうまいのかなぁ」という期待を胸にお店へ入る。お座敷なので ブーツを脱ぐのが面倒だったが、「うまいのなら」OKです。とばかりに注文。
”ざる”の他に雷蔵氏が”そばがき”を注文。 Jr.は”そばがき”を何なのか知らない。 何が登場するのか楽しみ楽しみ。さーて、まずは”そばがき”登場。 ”そば粉を練ったもの”だったのね。
「うまい、多分・・・」そう、Jr.は味音痴。 皆が「おいしい」と言うのでおいしんだろう。そばも出てきた。「おいしい」らしい・・・。
でも、Jr.が一番おいしいと感じたのは、 ”お茶”だった。
”そば茶”である。お茶大好きのJr.は、もうお気に入り。一体何杯お替わりしたか 覚えてないくらい飲んでいた (はしたない)
満腹になって落ち着いたところで、今後のルートを設定することにした。 載大池林道・大笹七通林道・李平林道を通って R406→R148で小谷温泉を 目指すことになった。いざ出発。

しかーし、1発目から迷ってしまい現在地が把握できなくなってしまった。だめな我々。 地図とにらめっこしても無駄。でも、いつのまにか、元の道に・・・。 気を取り直して大笹七通林道・李平林道を制覇。 この先は小谷温泉に一直線。 のはずだったが、一抹の不安が。
それは、地図によると、 姫川小谷林道&妙高小谷林道「当分通行止め」と書かれている。 真意を確かめるため、最寄り?の 平岩駅に行き尋ねる事にした。

結果は・・・、当然ながら通行止め・・・
さて、これからどうしよう。山を越えるルートは2つ。来た道を戻って越えるか、いっそ 日本海に出て越えるかだ。「来た道を戻るのはいやだ!」皆の意見の一致で 一路糸魚川市へ。

久し振りに見る日本海。 思わずR8に出た途端、スタンディングして覗き込み感動する。 しばらくR8を走行すると、右手に 北陸本線旧線跡と平走していることに気づいた。 Jr.は鉄道廃線跡に 最近興味を持ったので、廃線跡が気になってしょうがない。 今は自転車道になっているので追跡が非常に簡単なので、ついつい目がそっちに 向いてしまう(危険だなぁ)。
そうこうしているうちに、 ”道の駅能生”で休憩することにした。

廃線跡の事を鉄道関係の仕事をしているすみーの氏に話すもそっけない返事が・・・。 まぁ、気を取り直して道の駅を探索。どうも海産品市場みたいでとても賑わっている。 我々も今晩のおかずの物色を兼ねて覗き込む。
そこで目に飛び込んできたのは”かに”
さんざん悩んだ挙げ句、皆で食す事にする。 バケツに3杯のかにを入れて裏の芝生へ。かにを無言でほおばる。真剣そのものだ。 夕食前なのにこんなにほうばっちゃって。 でも、あー幸せ

「さぁ、そろそろ今晩の宿泊地を決めねば」ということで、地図とにらめっこ。 近くによさそうな場所ってないのね。とりあえず 野尻湖方面に行くことに。
R8が結構混んでいたので、すり抜けの連続で疲れる。知らない道なので余計だ。 刻々と時間が過ぎ、焦りも出てくる。今回は3人だから良いけどソロだと、その焦りは 相当の物だ。

R8→県道63→R18に出た所で、地図を再確認。そろそろ買い出しを 済ませなくてはならないからだ。 地図を見ると新井駅辺りなら 買い出しに良いみたいなので行くことにする。 また、その時そのすぐ下の ”高床山森林公園”キャンプ場の印が!
「よし、ここに決定じゃ!」と言うことで、買い出しをして公園へ。

公園はキャンプの人間が数組いるだけで、もう管理人も帰ってしまっていたようだった。 一応キャンプ場の利用料金を調べると・・・。 「なにー!、高い!高すぎる!」 と言うことで3人で協議。
結果、来る途中の 広場に設営をすることに決定。
水は、キャンプ場から失敬して、テント設営、宴会開始。

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ここは、山の中腹なので町の 夜景が奇麗に見える
「くぅー、最高っすねぇ」

宴会は遅くまで続いた・・・。

7月20日

昨日の宴会で出たごみをビニール袋に詰め、バイクに括り付けて出発。 今日は奥志賀林道&秋山郷探索じゃ!
と言うことで、まず、R292で飯山へ。

ごみ捨て&給油を済ませ、清水平林道カヤノ平へ。
非常にフラット&幅広道なので飛ばす飛ばす。しかーし、最後尾になると、 先行車の砂塵で視界不良、大変な目にあった。

げふぉ、げふぉ

カヤノ平で休憩。高原の雰囲気がとてもいい。この時期なのに、そんなに 熱くなくっていい気分だ。人もそんなにいないし、観光地化されてないのが良いねぇ。

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さぁ、そしてこれから憧れの ”奥志賀林道”に向けて出発だ。

しかーし、我々を待っていたのはダート天国ではなく、 真新しいアスファルトの舗装路だった。

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いつまで経ってもダートは出現する事無く、ついにR117まで来てしまった・・・。
「そ、そんな、OH!NO!」

OFFライダー憧れの奥志賀林道は県道に昇格と共に 完全舗装化し、 つまらない道になってしまった・・・(泣)。

愕然としながら、秋山郷に向かうことにした。 本当なら、切明温泉を目標に したいのであるが、秋山郷は、走れど走れど前に進んでいる気がしない。 どっかの3桁国道みたいだ(笑)。

結構走ったなぁっとおもったら、どうも 道を間違えてしまったみたいだ。R405に出てしまった。 国道じゃない道に行きたかったのだが、まぁいいか。 目的地も切明温泉から屋敷温泉に変更。 早速向かうことにした。

R405も相変わらずなかなか進んだ気にならない道路だ。しかも、 先程の道とは違い、車が思いのほか走っているのでペースは上がらない。 それでもなんとか屋敷温泉に到着。 おぉー、目の前の目立つところに 露天風呂が・・・
でもさすがに目立ち過ぎるのか、誰一人入っていない。 露天風呂を正面に見て左右に一軒づつ温泉宿が建っている。 さて、どっちに入ろうか?なんだかんだと検討した結果、雷蔵氏は、 左の宿、すみーの氏とJr.は右側の宿に入浴することにした。

我々が入った内湯は、ガラス張りで外の景色?が、ばっちり見えるが こっちも見られてしまう。まぁ、気にはしない。 入浴客が我々二人なので、のーんびり入浴。

あー極楽極楽

「それにしてもあの露天風呂、もったいない。ぜひ入りたいよぉ」

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そう、Jr.は入るぞ!ここまで来たんだ。少々の恥ずかしさなんて・・・。 てな事で、一旦内湯から上がり、着替えて露天風呂へ。
既に入浴を済ませていた雷蔵氏は、ブーツを脱いで足だけ 突っ込んでいた。「さすがに入れないよ」という
彼の言葉はJr.には届かない
「俺入るから」といい、外の簡易更衣室へ。
そして露天風呂へGO!

幸いか、我々の他に周りに人は2・3人(皆おじさん)しかいない。 もちろん、カメラを雷蔵氏に渡して記念撮影(HPには載せないよ)。 「よし、これでOK!」来た甲斐があったよ。ちょこっとだけ暖まってから 露天風呂を出て更衣室へ。あー、フィルムの現像が楽しみじゃ。

さぁ、落ち着いたら腹が空いてきた。来る途中で茶屋みたいな所があったので そこに行くことにした。途中、土産を買って茶屋に飛び込んだ。 ちょうど渓谷の断崖の縁にあり眺めは、まぁ良い。 それぞれ注文して、昼食となったが、雷蔵氏のたのんだ物が 一向に来ない。 そうこうしているうち、すみーの氏とJr.は、食べ終わってしまった。 あまりの遅さに店員に聞くと 「注文抜け」してしまったのだった。 時間もなくなったので、泣く泣く諦める雷蔵氏、謝る店員。

もう、これからはひたすら帰るだけである。R405→R117→R353→R17で 湯沢ICへ。 今回のツーリングのお土産として、 谷川岳PAでペットボトル一杯に ”大清水”を詰め込み関越道を走り、外環道そして三郷ICから下道で帰宅。

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「うーん、林道ツーリングってわりには、あまり走ってないじゃん」という 突っ込みは置いといて、なかなか充実したツーリングに満足した。 今度はぜひ小谷周辺の林道を走りたいなぁ。

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